2019年10月15日【金ナノクラスター/音増感剤・SDT】山本(関大)グループとの共同研究がJ. Phys. Chem. C誌に論文アクセプト

超音波照射によって励起された金ナノクラスターからの発光(ソノルミネッセンス)と一重項酸素生成(音増感作用)を初めて観測しました。 超音波を利用した癌治療や難治感染症治療 への新たな応用、音響力学療法(Sonodynamic Therapy:SDT)への展開が期待されます。 K. Kawamura, D. Hikosou, A. Inui, K. Yamamoto, J. Yagi, S. Sait Read More …

2019年8月10日【銀ナノクラスター/a-PDT】宮治(北大)グループとの共同研究がNano Biomedicine誌に論文アクセプト

光線力学療法と同じメカニズムを歯周疾患などの歯科治療に適用する光殺菌治療(a-PDT)応用に向けた銀ナノクラスターのa-PDTに関する論文がNano Biomed.誌にアクセプトされました。 K. Shitomi, H. Miyaji*, S. Miyata, E. Nishida, K. Mayumi, T. Sugaya, H. Kawasaki Human dentin coated wit Read More …

2019年6月15日【銅ナノ粒子の新合成法】 Colloid and Interface Science Communications誌に論文アクセプト

本研究では、室温反応でかつビタミンCを還元剤とする環境低負荷な銅ナノ粒子のグリーン合成法を開発しました。本合成法で得られる銅ナノ粒子は、粒径が約4 nmと極めて小さく、かつプラズモン吸収を示します。また、色素の触媒的還元反応において高い触媒活性を示すことを見出しました。今後、銅系インクとしてのエレクトロニクス材料、銅触媒、銅プラズモンを利用したセンサー等の利用が期待されます。 Mild synth Read More …

2019年5月28日【大気低温焼成型銅系インク】 J. Mater. Sci. Mater. Electron誌に論文アクセプト

本研究では、ジアミンやエーテル結合を有するシランカップリング剤を銅系インクの添加剤に用いることで、「優れた耐酸化性と柔軟性を両立する銅膜」が大気下低温焼成で得られることを見出しました。ペーパーエレクトロニクス用途向けの銅系インクとして有用であることも実証しました。 S. Sakurai, T. Uda, and H.Kawasaki* Enhanced flexibility and enviro Read More …

2019年2月28日【炭素量子ドッド光増感剤】Photochemical & Photobiological Science誌に論文アクセプト

ポリフェノールの一種であるタンニン酸を炭素源とするNドープ型のカーボン量子ドッドが示す光増感作用に関する論文が、Photochemical & Photobiological Science誌にアクセプトされました。Nドープ型のカーボン量子ドットの光増感作用(一重項酸素生成)が金ナノ粒子との複合化により増強されることを初めて見出しました。本研究は、Yasir Beeran Pottatha Read More …

2018年8月7日【樹脂用途向け銀クラスター抗菌剤】ACS Applied Nano Materials誌に論文アクセプト

光硬化性樹脂に抗菌性を付与できる銀クラスターと有機カチオンとのハイブリッド型抗菌剤に関する論文が、ACS Applied Nano Materials誌にアクセプトされました。このハイブリッド型抗菌剤は、樹脂に対して0.3wt%以下の少量添加で、グラム陽性菌、グラム陰性菌の双方に高い抗菌性能を有し、安全性(低い細胞毒性)も両立しました。 種々の銀クラスターと有機カチオンの組み合わせが可能なことから Read More …

2018年7月4日【銅ペースト/大気下・低温焼成】Royal Society Open Science誌に論文アクセプト

大気下での低温焼成を可能にした紙基材用の銅ペーストに関する論文がRoyal Society Open Science誌にアクセプトされました。本銅ペーストは、100°の低温、大気下焼成で紙基材上に導電性銅膜が形成可能なことから、ペーパーエレクトロニクス分野への応用が期待されます。 Filtration-induced production of conductive/robust Cu films Read More …

2018年5月24日【キトサンナノゲル合金クラスター/a-PDT】J.Phys.Chem C誌に論文アクセプト

金銀合金ナノクラスターで架橋されたキトサンナノゲルによる可視光応答型光増感剤に関する論文が、J.Phys.Chem C誌にアクセプトされました。金クラスターによる一重項酸素生成効率を上げる方法として(1)銀との合金化、(2)凝集誘起、(3)キトサンとの複合化が有効であることを見出しました。更に、今回の新規光増感剤が、白色LED照射による光線抗菌力学療法(a-PDT)として有効であることを示しました Read More …