2021年1月6日【バクテリオファージナノ粒子】 RSC Adv.誌(英国王立化学会)に論文アクセプト

タンパク質の外殻と遺伝情報を担う核酸 (主に二本鎖DNA) からなるバクテリオファージをマイクロ波処理することにより、蛍光性ファージナノ粒子を合成できることを見出しました。ファージナノ粒子の蛍光強度が低濃度の3価Feイオンの存在下で変化することを見出し、この特性を利用したFeイオンの蛍光センシング法を提案しました。今後、バクテリオファージの特性を利用したセンシング材料への発展が期待されます。
  本研究は、バクテリオファージのご研究をされているUniversiti Sains Malaysia(マレーシア科学大学)Theam Soon Lim先生との共同研究成果です。