《新着図書》小林功/馬場多聞[編著]『地中海世界の中世史』(ミネルヴァ書房、2021年、212頁)

執筆者のお一人である澤井一彰さん(関西大学)より贈っていただきました。ありがとうございます。

本書は、6世紀から16世紀、おおむね「中世史」の時期の地中海世界とその周辺部の歴史を概述した入門書です。対象者は、高校生・大学生、またこの地域の歴史に関心のある人とのことです。構成は以下の通り。

序 章 地中海世界の中世を語り,学ぶこととは   第1章 中世前半の東地中海
第2章 中世前半の地中海中西部
第3章 文明のはざまで──クレタ島からみた9~16世紀の東地中海
第4章 「イスラームの海」から「キリスト教徒の海」へ──11~15世紀の西地中海
第5章 オスマン帝国と地中海世界
第6章 地中海と紅海
終 章 ブローデルの『地中海』とともに