《新着図書》吉田一彦(編)『神仏融合の東アジア史』(名古屋大学出版会、2021年3月、697頁)

またしても大著が届きました。本書の執筆者である藤原崇人さん(龍谷大学)からいただきました。ありがとうございます!藤原崇人さんは契丹仏教史研究の専門家で、本書では「祭山儀にみる契丹の信仰-謁菩薩儀の位置づけをめぐってー」を執筆しています。本書は、16人の研究者による論文集です。

序章 東アジアの神仏融合と日本の神仏融合(吉田一彦)第1章 多神教としての仏教とその東流(曾根正人)
第2章 「神」「仏」理解からみた中国宗教(荒見泰史)
第3章 敦煌における儒教と仏教(髙井 龍)
第4章 宋代の水陸会にみる三教融合(高志 緑)

第5章 明清時代の祠廟信仰と仏教(水越 知)
第6章 祭山儀にみる契丹の信仰(藤原崇人)

第7章 ベトナムの神仏融合と道教 (大西 和彦)
第8章 台湾における道教と仏教(松本浩一)

第10章 鬼と神と仏法 (吉田一彦)

第11章 地天の変容(高橋早紀子)

第12章 ガラン神考(脊古真哉)

第13章 観音・媽祖・マリア(松尾恒一)

第14章 古代における神仏の融合(吉田一彦)
    

第15章 平安時代における神の変容(関山麻衣子)
第16章 中世の神と仏(上島 享)
第17章 中世の神仏関係から近世へ(伊藤 聡)
終 章 神仏習合説形成史の批判的考察(吉田一彦)