《研究成果》

「隋・唐帝国と「宗教」―東ユーラシアから問いかけるー」『日本宗教史2・世界のなかの日本宗教』(吉川弘文館、2021年3月)

 ようやく出ました。脱稿したのは2016年に在外研究でパリに滞在していた時。その後、編集が遅れに遅れ、それに乗じて一部書き直しもし、ようやく生まれたものです。タイトルは「隋唐」としていますが、魏晋南北朝から唐までの宗教史を概観しています。先学の研究成果(特に東洋史系の宗教史の著作)を踏まえ、唐代に関しては最新の成果も取り込んでいます。ちなみに、本稿の内容にもとづき、2017年度から2020年度の専修関連科目「アジア社会史b」を講義しました。