2020年12月26日【高輝度蛍光シリカナノ粒子】 J. Lumin.誌に論文アクセプト

シリカガラスの欠陥発光は知られていましたが、その発光強度は弱いものでした。本論文では、発光量子収率が30%を超える極微小蛍光性シリカナノ粒子の合成に成功しました。その高い発光量子収率は、高比表面積を特徴とする約3nmのシリカナノ粒子表面に欠陥発光サイトを水熱処理で形成させることで、実現できることを見出しました。 S. Saita and H. KawasakiOrigin of the fluor Read More …

2020年11月5日【バイオテンプレート】Materials Letter誌に論文アクセプト

植物が有するユニークな構造・機能を材料分野へ応用しようという研究が注目されています。本論文では,葉脈のネットワーク構造を導電性回路に利用した曲げセンサー,圧力センサーを開発しました。高分子交互吸着法により導電性銀ナノ粒子を葉脈に均一コートすることでフレキシブルセンサーに利用できる導電性葉脈シートの作製に成功しました。生物・植物の微細な構造を金属や半導体などの素材に置き換えて(=テンプレートプロセス Read More …

2020年9月4日【金属ナノクラスターPDT/Review】宮治(北大)グループとの共著レビューがAcc. Mater. Surf. Res.誌に掲載

チオラート保護金ナノクラスターのユニークな物性から,近年,触媒(Catalysis),電子デバイス(Electronics),及び医療 (Biomedical)などの応用展開がなされている.特に,親水性配位子による保護されたチオラート保護金ナノクラスターは,水への高い分散性,低毒性,機能性官能基による表面修飾が可能なため,医療分野での応用が期待される. 本レビューでは,水分散性のチオラート保護金( Read More …

2020年8月27日【導電性銅インク/Review】Nanomaterials誌に論文アクセプト

印刷技術を使って電子部品やデバイスを製造するプリンタブルエレクトロニクス(PE)は,フレキシブルデバイスなどの電子デバイス製造分野において革新的な技術といえ、IoT社会実現に向けた重要なニューテクノロジーとして期待されています。 本レビュー論文では、PE用途向けの導電性銅インク/ペースト設計の最近の動向をまとめました。 Tomotoshi, D.; Kawasaki, H. Surface and Read More …

2020年3月14日【 半導体量子ドット/オゾンセンサー】安藤(産総研)グループとの共同研究がAnalytical Sciences誌に掲載

CdSe系コアシェル型量子ドット(Quantum Dot (QD))の薄膜が,空気中のppmレベルのオゾンに感応して可逆な蛍光強度変化を示し,光学式オゾンガスセンサへの応用可能性をもつことを見出した。特に、本研究では,CdSe/ZnS QD薄膜に,オゾンとの反応性や電子的効果を有する貴金属ナノ粒子を添加することにより,オゾン感度増大等の特性向上を見出しました。 Photoluminescent O Read More …

2020年1月7日【AgNCs色素複合体/a-PDT】宮治(北大)グループとの共同研究がPhotodiagnosis and Photodynamic Therapy誌に掲載

可視光照射による一重項酸素と銀イオンのダブル効果で口内細菌に対して高い抗菌効果を示し、かつ正常細胞には毒性を示さない新規光増感剤、AgNCs色素複合体に関する論文がPhotodiagnosis and Photodynamic Therapy誌にアクセプトされました。 この新規光増感剤は、従来の光増感剤では期待されない銀イオン溶出による抗菌持続性もあり、歯周病治療などの光殺菌治療(a-PDT)への Read More …