ゼミに入って,私たちこんなふうに変わりました!|先輩に取材 2026 #3

執筆者:石井 美鈴(3回生),松尾 采果(3回生),吉野 航世(3回生)

はじめまして!今年度から新たに奥村ゼミに配属されました,新3回生の石井,松尾,吉野です.これからどうぞよろしくお願いいたします.

さて,今回はゼミ活動の第一歩として,先輩たちから奥村ゼミでの過ごし方を学ぶ企画,「ゼミに入って,私たちこんなふうに変わりました!|先輩に取材」をお届けします!

先月,今年度第1回目のゼミがあり,私たちは先輩方にインタビューをさせていただきました.ご協力くださったのは,4回生の星野さん,南さん,山上さん,そして修士2回生の大槻さんです.

先輩方にインタビューをしている様子

Q1.こんな出来事に関心を払うようになったなんて,私変わったな.

――ゼミでの学びや経験を通して得られた,自身の変化や新たな視点について伺いました!

先輩A
「災害関連死の研究に取り組むようになったことで,地震そのものだけでなく,それに伴う停電などの二次的な影響にも関心を持つようになりました.大きな地震が発生した際には,「今後,どのような形で災害関連死が発生していくのだろうか」「停電が長引けば,関連死が増えるのではないか」といったことを,ニュースから得られる情報などをもとに考えるようにもなりました.また,過去の地震の規模感や被害の大きさといった災害の特徴を即座に思い浮かべられるように,災害事例分析の授業内容を復習することもありました.」
先輩B
「私は,大阪・御堂筋における津波避難の研究に取り組んでいます.既存のビルが津波避難ビルとして指定されるためには,満たしていなければならない構造要件があります.建設中の工事現場の看板などを見ると,「この建物は要件を満たしているのだろうか」と,思わず確認してしまうようになりました.また,奥村ゼミに入るまでは,防災に関するニュースを受動的に見ることが多かったのですが,現在では気象庁のホームページなどにも自分からアクセスし,情報を得ようとするようになりました.」
先輩C
「私は津波避難について研究してます.その影響を受けて,津波避難に関連するニュースを以前よりも意識して見るようになりました.また,津波警報が発表されると,テレビ中継を見ながら避難の呼びかけや人々の行動に注目するようにもなりました.特に,2025年12月に青森で発生した地震で津波警報が発表された際には,「何が津波避難を促しているのだろう」「アナウンサーはどのような伝え方をしているのだろう」と考えながら中継を見続け,研究に活かせる要素を探していました.」
先輩D
「私は風水害をテーマに研究しています.自分が変わったなと思うことは,自分が住んでいる地域だけでなく,他地域の気象予報にも関心を持つようになったことです.また,さまざまな気象現象や雨が降る仕組みについて詳しくなったことで,ニュースの天気予報コーナーで,気象予報士が専門的な内容まで丁寧に解説していることに気がつきました.以前よりも,気象予報士の解説を意識して聞くようになりました.」

みなさん,自ら進んで真剣に研究と向き合っておられることが印象的でした.特に,日常生活においても研究への興味関心が持続していることに驚きました.私も,「常にもっと知りたい」と思えるような研究テーマに出会いたいと思いました.

また,上記の意見とは別に,みなさんが口を揃えて話してくださったことがありました.それは,「自分以外のゼミ生の研究にも関心を持つようになった」ということです.関連するニュースや情報を見つけた際には,お互いに共有し合っているそうです.

日々研究に励む先輩方が,今後どのように研究を発展させていかれるのか,とても楽しみになりました.

文責:吉野

Q2.こんな業界に関心を払うようになったなんて,私変わったな

――奥村ゼミでの活動を通じて,どのような業界に関心を持つようになったのかについても,お話を伺いました.

先輩A
「とある企業の会社説明動画の中で,災害関連死を減少させるために,ITを活用した取り組みが紹介されていました.それがきっかけで,最近は『IT業界』に関心を持つようになりました.災害関連死を減らすために有効なアプローチを考える中で,ITは自分にとって新しい視点でした.現在取り組んでいる研究とも関わる内容であることから,特に注目しています.」
先輩B
「就職活動では特定の業界に絞らず,幅広く業界研究を進めています.その中で,一見すると防災とは関わりが薄そうに見える『家具・インテリア業界』や『人材業界』でも,利用者の安全を守るための防災への取り組みが行われていることを知りました.以前は,災害現場と直接関わる企業が防災に力を入れているという印象を持っていましたが,業界を問わず多くの企業が防災に取り組んでいることを知り,自分自身の視野が広がったと感じています.」
先輩C
「就職活動を進める中で,徐々に『インフラ業界』に関心を持つようになりました.3回生の夏に,インフラ業界の企業のインターンシップに参加したのですが,社員の方々の雰囲気の良さに加えて,社会を大きく支えている仕事であることを実感し,より関心が高まりました.」
先輩D
「学部生時代は,土木工学を専攻していたこともあり,当初は『土木×防災』の分野に関心を持っていました.最近では,災害発生時に活躍する防災の取り組みについて調べる機会が増えており,『インフラ業界』にも魅力を感じています.ゼミで取り組んでいる研究内容を直接活かせる企業は限られるかもしれませんが,研究を通じて身についた考え方や視点は,さまざまな場面で役立つのではないかと感じています.」

先輩方へのインタビューを通じて,ゼミでの研究活動の重要性を改めて実感しました.研究活動は,単に社会安全に関する知識を身につけるためだけのものではなく,自分自身の興味・関心に気づく力や,視野の広さ,知識の豊富さに基づいて柔軟に考える力を養うものでもあるのだと感じました.これらは,将来の自分の人生においても,きっと役立つ力なのだと思います.私自身も,今後の研究活動に真摯に向き合いながら,そうした力を少しずつ身につけていきたいと感じました.

文責:松尾

Q3.奥村教授の好きなところを具体的に教えてください.

――最後に,奥村先生の良いところについて伺いました.

先輩A
「尊敬しているのは,先生の考え方です.昨年,札幌で開催された学会に参加させていただいたのですが,その際に先生と一緒にラーメンを食べに行きました.その時に,『なぜ,先生はそんなに頑張れるのですか?』と尋ねたところ,『生かされている自分の身体を最大限使ってみたいじゃないですか.ゲームのキャラクターのレベルを上げるようなもの,自分というキャラを育成するようなものだと思えば,楽しくないですか.』という話をしてくださったんです.“生かされている”という言葉が,自分の中ではとても刺さりました.」
先輩B
「私も尊敬しています.特に,あらゆることの進め方がとても効率的だと感じています.専門演習発表会に向けて準備を進める中で,先生がパワーポイントの付箋をスライド上で最短距離で動かせるような仕組みを作っておられて,とても驚きました.また,授業や研究に対して熱意と信念を持って取り組まれている姿も印象的です.防災だけに留まらず,さまざまな分野で軸を持って活躍されている姿に憧れて,奥村ゼミを志望したところもあります.」
先輩C
「真面目でありながら,遊び心を持っておられるところです.昨年,私が万博に何度も通っていた時期に,先生から『万博に行くから教えて』と声をかけていただいたことがありました.実際に行かれた後も,とても楽しそうに話されていて,何事も楽しみながら取り組まれているのだと感じました.また,相手が学生かどうかではなく,『この人なら頼れる』と思った相手に素直に頼る姿勢も素敵だと思っています.」
先輩D
「まず,とても前向きなところです.そして,ゼミ生に対する愛情を強く感じます.先生は時々院生室に顔を出してくださるのですが,その時に,就職先について少し悩みを相談しました.その際に『土木も防災も分かっている学生なんて,なかなかいないよ』と前向きな言葉をかけてくださいました.その言葉のおかげで,自分に自信を持てるようになりました.」
先輩方
「奥村先生は,私たち一人ひとりの状況をよく分かっていてくださいます.親のような存在でもあります.」

奥村先生は,防災・減災に対して大変熱い思いをお持ちであり,日々驚くほどお忙しくされています.そのような姿を通じて,「自分の人生を全力で生きることの楽しさ」を私たちに示してくださっているのだと思います.また,普段の会話や指導の中でも,興味深い視点やハッとさせられる気づきを与えてくださいます.先輩方からさまざまなエピソードを伺い,奥村先生が多くの学生から慕われている理由を改めて感じました.

文責:石井

最後に

インタビューに快く応じてくださった先輩方に,心より感謝申し上げます.最後に,私たち新3回生のゼミ活動への意気込みをお伝えします.

石井:私は,ゼミの本格的な活動が始まることをとても楽しみにしていました.大学生活後半の2年間を,このメンバーとともに奥村ゼミで過ごせることを嬉しく思っています.幅広い視点から防災・減災と向き合いながら,自分自身の興味・関心を深めて学んでいきたいです.また,同期や先輩方とたくさん話し,さまざまな経験を重ねながら,積極的に行動する2年間にしたいと思っています.一つひとつの機会を大切にしながら,面白いことを見逃さないよう,常にアンテナを張っていきたいです.

松尾:1回生の頃から尊敬していた奥村教授のもとで,防災・減災に関する研究活動に取り組めることをとても嬉しく思っています.今後の研究活動では,物事をさまざまな角度から捉える視点を大切にしたいです.また,ミューズキャンパス祭や統一学園祭への模擬店出店,現地での実地調査など,ゼミならではの活動にも積極的に参加していきたいと思っています.

吉野:奥村ゼミに入りたいと決めた頃から憧れていた先生や先輩方と,同じ場所で活動できることをとても楽しみにしています.これまでの大学生活では受け身になりがちだったのですが,これからはゼミ活動を通じて,自ら積極的に学んでいきたいと思っています.また,勉強だけでなく,このゼミでしか経験できないことにも積極的に挑戦し,2年間を思い切り楽しみたいです.どうぞよろしくお願いします.

文責:全員


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