研究テーマ

南海トラフ巨大地震やスーパー台風などの巨大災害の発生を見据え,人的被害最小化のための諸課題に取り組んでいます.特に,避難方策のあり方,災害関連死対策,多様な危機事象への横断的分析,企業や地域の活性化と防災の関係性に注目し,理論的,解析的な研究とフィールドを重視した実践的な研究を実施しています.

切迫感の醸成と避難開始

人が避難を始めるまでってどんなだろう? 過去の災害の記録を使う.
(令和04年度博論)Karina A. Sujatmiko FACTORS AFFECTING THE INITIATION OF TSUNAMI EVACUATION
(令和04年度卒論)梅崎杏望 災害体験の文書を用いた避難行動の分析
(令和04年度卒論)時重奏太 証言映像を用いた避難開始に影響を及ぼす要因の特徴分析
(令和04年度卒論)山科華菜 日本とインドネシアにおける津波避難トリガーの比較研究
(令和04年度卒論)山本桃華 津波避難開始行動の比較研究:訓練・意向調査・実災害
(令和03年度卒論)大谷青  2018年インドネシア・パル津波時の商業施設における避難行動分析
(令和01年度卒論)藤岡拓実 災害体験の証言映像を用いた避難開始行動の分析
(令和01年度卒論)久保真羽 海水浴場における津波避難開始プロセスに関する一考察〜須磨海水浴場の事例〜
(平成30年度卒論)上田恭可 災害体験の手記を用いた避難開始行動の分析
人が避難を始めるまでってどんなだろう? 訓練のデータを使う.
(令和04年度修論)高井環  住民を取り巻く状況の変化が避難開始に及ぼす影響
(令和02年度卒論)山村初音 画像解析技術を利用した避難訓練の空撮映像分析の可能性
(令和02年度卒論)高井環  地上目視観察と無人航空機観察を併用した避難訓練行動分析
(令和01年度卒論)伊藤利政 UAV空撮映像を用いた津波避難訓練時の行動分析
(平成30年度卒論)今恵史  マルチ UAV 撮影を用いた訓練時避難行動把握調査の可能性
避難場所が遠いと避難が嫌になるのでは?
(令和02年度卒論)池田敦信 日常の徒歩圏内距離と避難場所までの距離感の関係に関する詳細分析
(令和01年度卒論)石川雄規 日常生活における徒歩圏内距離と避難場所までの距離感に関する一考察
(平成30年度卒論)山田周斗 日常生活における徒歩圏内距離に関する調査〜南あわじ市阿万地区の事例〜
要立退避難者に焦点を絞る
(令和04年度卒論)朝野 快  浸水害による要立ち退き避難者の危険意識・避難意識調査
地下街から避難できる?
(令和01年度卒論)豊澤弘八 大阪駅周辺の地下街浸水避難対策の実態把握
AIで避難を科学する
(令和04年度卒論)松永翔吾 AIを用いた避難行動分析の検討

災害関連死

(令和04年度卒論)栗田直樹 FTA に基づく標準的な関連死発生プロセスの提案
(令和04年度卒論)藤木彩歌 介護サービスを受ける高齢者における災害関連死の実態把握
(令和04年度卒論)頼安恵梨 災害と自殺の関係
(令和03年度卒論)山崎健司 熊本市における2016年熊本地震による関連死の実態把握
(令和02年度卒論)上田千晃 FATを用いた災害関連死発生プロセスの可視化
(令和02年度卒論)中川朋美 直接死でも関連死でもない災害時における第三の死
(令和01年度卒論)川﨑雄太 災害関連死の教訓
(令和01年度卒論)稲葉真緒 災害関連死の教訓は生かされているのか? 〜児童と住民と大学生の意識の現状〜
(令和01年度卒論)関洸之介 真夏の災害関連死の発生可能性に関する検討
(平成30年度卒論)辻野友也 災害関連死の発生過程に関するフロー図とその活用

長期停電

(令和04年度卒論)堀創祐   東日本大震災時の事業所における停電の実態と業種の関係
(令和03年度卒論)牛尾明香  長期停電を見据えた集中治療室の現状と課題
(令和03年度卒論)大塚江里子 東日本大震災時の事業所における停電の実態把握
(令和03年度卒論)藤井健斗  東日本大震災に事業停止を引き起こした要因分析と停電との関係
(令和02年度卒論)西園慎太郎 検証報告書に見る東日本大震災における停電の影響
(令和02年度卒論)福西祐真  長期停電を見据えた非常用発電機の現状と課題

多様な危機事象への横断的分析

(令和04年度修論)石田晴香 対策効果に関する自然災害と人為災害の横断的分析
(令和04年度卒論)北田朱里 死亡率からみた近年の風水害の特徴
(令和04年度卒論)堀切梨那 感染症対策と自然災害対策の比較研究
(令和03年度卒論)野村光希 防災基本計画を用いた防災・減災対策効果の検証ー風水害と雪害の比較ー
(令和03年度卒論)浦口華音 公的な災害統計データを補完する新聞記事の利活用方法
(令和02年度卒論)石田晴香 交通事故対策と防災・減災の比較研究
(令和02年度卒論)山口沙織 死亡率にみる土砂災害の特異性

企業の専門性を活かした新規防災事業の可能性(太陽の防災)

(令和04年度卒論)東恭史  プロ野球本拠地球場の防災ポテンシャル
(平成30年度卒論)藤田祐美 南海トラフ巨大地震時の避難所環境改善に向けた灯油巡回サービス事業者の可能性
(令和01年度卒論)樋口真音 災害時電力供給源としての自動販売機の可能性
(令和01年度卒論)川口優花 エコの取り組みから考える日常に組み込ませる無理のない新しい防災の形
(令和01年度卒論)小川純平 平成30年台風21号における燃料供給事業者の災害対応の検証

地域活性化と防災・減災の両立を目指したまちづくり(太陽の防災)

(令和03年度卒論)乗石愛子 持続可能な津波防災まちづくり事業の実態把握ー南あわじ市福良地区ギョギョタウンを事例にー
(令和03年度卒論)藤本雄太 観光と防災の両立を目指す南あわじ市福良地区における観光客と住民の自転車利用に関する実態調査
(令和03年度卒論)前川未有 そうめんの非常食としての利用可能性
(令和02年度卒論)高井晃  観光と防災の両立を目指す南あわじ市福良地区の時空間分析
(令和02年度卒論)西村映輝 制御焦点理論に基づく高台移転の現状分析
(令和01年度卒論)河村勇汰 過去の災害における観光客の犠牲
(平成30年度卒論)植木勇勝 観光と防災の両立を目指す南あわじ市福良地区の現状分析

地震による家具類転倒と屋内落下物

(令和02年度卒論)楠木皐耶香 2018年大阪府北部地震に伴う高槻市の家具転倒と屋内落下物調査
(令和02年度卒論)西田早恵  大阪府北部地震の経験が家具の転倒防止対策に与えた影響

教訓の減災政策

(令和03年度卒論)田中将太 フィジーにおけるコロナ禍の避難所運営の実態ー日本との比較研究ー
(令和03年度卒論)李翰青  中国における地震防災力の長期的変化に関する一考察
(令和01年度卒論)久野優介 なぜ地震によるブロック塀倒壊による犠牲は繰り返されているのか?
(平成30年度卒論)三原智恵 地震災害の教訓は生かされているのか?〜教訓に関する文献調査〜

巨大地震・津波に強いまちづくり

(平成30年度卒論)村井俊  2011年東北津波によって被災した女川町のRC建物に対する周辺建物群の影響
(平成30年度卒論)四方寿  南海トラフ巨大津波時における堅牢建物の周辺建物群の影響に関する一考察〜和歌山県の事例〜
(平成30年度卒論)河﨑正洋 津波浸水域低減効果の観点からみた和歌山県内の鉄道構造物の現状
(令和01年度卒論)西川智裕 津波浸水域低減効果の観点からみた三重県、高知県内の鉄道構造物の現状