災害メモリアルアクションKOBE 2024

執筆者:藤嶋幸一(3回生)

1月6日(土),「災害メモリアルアクションKOBE2024」が開催されました.奥村ゼミからは3回生の私と久世さん,修士2回生の山﨑さんが参加しました.

「災害メモリアルアクションKOBE」は「阪神・淡路大震災の経験を活かす」ことを目指した取り組みです.「『未災者』が大震災を知り,さらに『未災者』に伝え,つないでいく」ということにチャレンジしています.

私は「防災対策の普及速度と普及率」に注目して卒業研究に取り組んでいます.29年前に阪神・淡路大震災が発生し,建物の耐震化や家具転倒防止,火災対策や災害関連死対策など,多岐に及ぶ防災の取り組みの重要性が広く社会に認知されました.私は,それらの取り組みの普及速度や普及率に注目して,当時の教訓は生かされているのかを検証しています.

今回の災害メモリアルアクションKOBEは,1月1日に発生した令和6年能登半島地震の直後というタイミングで開催されました.発災当時は実家に帰省していた方,仕事始めに備えて英気を養っていた方等,各々の過ごし方があったと思います.自然現象は人類の暦に気遣ってくれないということを痛感しました.

12日には年明け最初のゼミがありました.そこで奥村先生が仰ったことは「研究を頑張ろう」ということでした.「それぞれの研究が今後の防災・減災にきっと役立つ.浮足立つ気持ちもあるかもしれないけれど,目の前の研究を進めていこう」と仰っていました.より良い研究をすることが地震の被害を減らすことにつながると信じて今後も頑張りたいと思います.

パネルディスカッションで発言する私
私の研究成果をまとめたポスターの前にて