2020年9月4日【金属ナノクラスターPDT/Review】宮治(北大)グループとの共著レビューがAcc. Mater. Surf. Res.誌に掲載

チオラート保護金ナノクラスターのユニークな物性から,近年,触媒(Catalysis),電子デバイス(Electronics),及び医療 (Biomedical)などの応用展開がなされている.特に,親水性配位子による保護されたチオラート保護金ナノクラスターは,水への高い分散性,低毒性,機能性官能基による表面修飾が可能なため,医療分野での応用が期待される. 本レビューでは,水分散性のチオラート保護金( Read More …

2020年8月27日【導電性銅インク/Review】Nanomaterials誌に論文アクセプト

印刷技術を使って電子部品やデバイスを製造するプリンタブルエレクトロニクス(PE)は,フレキシブルデバイスなどの電子デバイス製造分野において革新的な技術といえ、IoT社会実現に向けた重要なニューテクノロジーとして期待されています。 本レビュー論文では、PE用途向けの導電性銅インク/ペースト設計の最近の動向をまとめました。 Tomotoshi, D.; Kawasaki, H. Surface and Read More …

2020年3月14日【 半導体量子ドット/オゾンセンサー】安藤(産総研)グループとの共同研究がAnalytical Sciences誌に掲載

CdSe系コアシェル型量子ドット(Quantum Dot (QD))の薄膜が,空気中のppmレベルのオゾンに感応して可逆な蛍光強度変化を示し,光学式オゾンガスセンサへの応用可能性をもつことを見出した。特に、本研究では,CdSe/ZnS QD薄膜に,オゾンとの反応性や電子的効果を有する貴金属ナノ粒子を添加することにより,オゾン感度増大等の特性向上を見出しました。 Photoluminescent O Read More …

2020年1月7日【AgNCs色素複合体/a-PDT】宮治(北大)グループとの共同研究がPhotodiagnosis and Photodynamic Therapy誌に掲載

可視光照射による一重項酸素と銀イオンのダブル効果で口内細菌に対して高い抗菌効果を示し、かつ正常細胞には毒性を示さない新規光増感剤、AgNCs色素複合体に関する論文がPhotodiagnosis and Photodynamic Therapy誌にアクセプトされました。 この新規光増感剤は、従来の光増感剤では期待されない銀イオン溶出による抗菌持続性もあり、歯周病治療などの光殺菌治療(a-PDT)への Read More …

2019年10月18日【金属ナノクラスター/光触媒・電極触媒】根岸(東京理科大)グループとの共著レビューがNanoscale Advances誌に掲載

数個~数百個の金属原子が集まった金属ナノクラスターの触媒機能(光触媒・光増感・電極触媒)とそのグリーンエネルギーや医療応用について最近の動向をまとめたレビュー論文である。 Tokuhisa Kawawaki, Yuichi Negishi and Hideya Kawasaki Photo/electrocatalysis and photosensitization using metal na Read More …

2019年10月15日【金ナノクラスター/音増感剤・SDT】山本(関大)グループとの共同研究がJ. Phys. Chem. C誌に論文アクセプト

超音波照射によって励起された金ナノクラスターからの発光(ソノルミネッセンス)と一重項酸素生成(音増感作用)を初めて観測しました。 超音波を利用した癌治療や難治感染症治療 への新たな応用、音響力学療法(Sonodynamic Therapy:SDT)への展開が期待されます。 K. Kawamura, D. Hikosou, A. Inui, K. Yamamoto, J. Yagi, S. Sait Read More …

2019年8月10日【銀ナノクラスター/a-PDT】宮治(北大)グループとの共同研究がNano Biomedicine誌に論文アクセプト

光線力学療法と同じメカニズムを歯周疾患などの歯科治療に適用する光殺菌治療(a-PDT)応用に向けた銀ナノクラスターのa-PDTに関する論文がNano Biomed.誌にアクセプトされました。 K. Shitomi, H. Miyaji*, S. Miyata, E. Nishida, K. Mayumi, T. Sugaya, H. Kawasaki Human dentin coated wit Read More …

2019年6月15日【銅ナノ粒子の新合成法】 Colloid and Interface Science Communications誌に論文アクセプト

本研究では、室温反応でかつビタミンCを還元剤とする環境低負荷な銅ナノ粒子のグリーン合成法を開発しました。本合成法で得られる銅ナノ粒子は、粒径が約4 nmと極めて小さく、かつプラズモン吸収を示します。また、色素の触媒的還元反応において高い触媒活性を示すことを見出しました。今後、銅系インクとしてのエレクトロニクス材料、銅触媒、銅プラズモンを利用したセンサー等の利用が期待されます。 Mild synth Read More …