6月18日,NHK「ほっと関西」にて,大阪北部地震から8年にあわせた特集が放送されました.
番組では,ブロック塀の安全対策に加え,エレベーター閉じ込めへの備えについても紹介されました.大規模地震時には多数のエレベーターが停止し,専門業者による対応を待つだけでは,閉じ込めが長時間に及ぶおそれがあります.特に,南海トラフ巨大地震のような広域災害では,閉じ込めの長期化が健康状態の悪化や災害関連死につながる可能性もあり,平時からの備えが重要です.
こうした課題に対して,訓練を受けた人が一定の条件のもとでエレベーターを操作できる仕組みもあります.関西大学高槻ミューズキャンパスでも,大阪府北部地震以降,この仕組みを導入しています.今後は,事故のリスクをできるだけ小さくしながら,どのような条件やルールのもとでこうした仕組みを広げていけるのか,議論を深めていくことが大切です.
今回の放送では,エレベーター内の表示や備蓄の工夫など,住民目線で日常を少し変えていく防災の重要性も伝えられていました.大規模災害時の困難を少しでも減らすためには,専門的な対応体制の整備とあわせて,平時から身近な環境を整えておくことも大切です.
動画は公開から1週間限定で視聴できます.ブロック塀のニュースの後半に,エレベーターに関する内容も紹介されています.見逃し配信はこちら(2026年6月25日(木)午後7:00まで)
R08.06.18:NHK[大阪]「ほっと関西『大阪北部地震8年 ブロック塀・エレベーター閉じ込めへの備え』」18:10〜19:00(取材協力,コメント)