奥村ゼミと西岡ゼミ(関西大学商学部)が企画に関わっているラジオ番組「東洋テック presents 未来に+」が,明日6月19日(金),FM大阪「hug+」内で放送されます(9時頃から).
「未来に+」は,昨年度放送されたFM大阪『東洋テック presents「関大革命〜一歩先の防災〜」』の取組をさらに発展させるべく,2026年4月からスタートした新しいコーナーです.昨年度の番組では,防災を社会貢献としてだけでなく,暮らしやビジネス,地域の未来をよりよくする力として捉え直す「防災トランスフォーメーション(BX)」について,学生たちと考えてきました.
防災には,「必要だから取り組む防災」,「自然と取り組める防災」,「価値を生み出す防災」という段階があると考えています.災害に備えることの大切さを伝える「必要だから取り組む防災」は,もちろん重要な出発点です.しかし,それだけでは,防災を社会全体に広く浸透させていくことには限界があります.
そこで今年度の「未来に+」では,特に「自然と取り組める防災」と「価値を生み出す防災」に焦点を当てていきます.ただし,「自然と取り組める」だけでは,経営者や消費者にとって十分な魅力にならない場合もあります.普段の暮らしが良くなる,商品やサービスの魅力が高まる,企業や地域に利益や価値を生み出す.そこまで踏み込んでこそ,防災は社会の中に本当に広がっていくのではないかと考えています.
この点に,社会安全学部・奥村ゼミと商学部・西岡ゼミが連携する意味があります.商学部の学生には,商品やサービスを社会に広げ,価値を生み出していく発想があります.一方で,社会安全学部には,災害時に何が起こり,どのような取組が防災につながるのかを考える知見があります.ビジネスの力と防災の知見を組み合わせることで,防災を「我慢して備えるもの」から,「暮らしや社会をよりよくするもの」へと発展させていくことを目指しています.
今回のテーマは「北風の防災と太陽の防災」です.奥村ゼミからは,金澤と佐々木がスタジオ収録に参加しました.佐々木が研究している「災害時における自動車の役割」を手がかりに,普段の便利さや魅力が災害時の備えにもつながる,新しい防災のあり方について考えます.令和6年能登半島地震において自動車は,移動だけでなく,車中泊,給水支援,トイレ,洗濯,温かい食事の提供,スマホの充電など,避難生活を支える多様な役割を果たしていたことが紹介されています.
こうした番組内での議論は,奥村が現在委員として参画している内閣府「防災分野における地域と企業の連携の新たなあり方検討会」,内閣府「フェーズフリー等促進検討会」,三重県「南海トラフ地震対策推進条例(仮称)」の制定に向けた有識者会議での問題意識とも強く連動しています.学生たちとの番組づくりを通じて,これからの防災のあり方を社会に向けて発信していきたいと考えています.
放送は9時頃からの予定です.ぜひお聴きください.また,周囲の方々にもご案内いただけますと幸いです.
hug+(FM大阪)
2026年6月19日(金)8:20~11:00
参考:
内閣府『防災分野における地域と企業の連携の新たなあり方検討会』委員(2026.06〜現在)
内閣府『フェーズフリー等促進検討会』委員(2026.06〜現在)
『「三重県南海トラフ地震対策推進条例(仮称)」の制定に向けた有識者会議』委員(2026.3〜現在)
