11/16(水) 水害履歴調査@滋賀県野洲市小南

当研究室が滋賀県流域治水政策局と共同で行っている滋賀県水害履歴調査を、滋賀県野洲市小南地区で行いました。
先月同調査を開催した、比留田のおとなり(上流側)です。
当日は、地域の郷土史にお詳しい方や、日野川改修運動をされていた方など、4名の地元の方々がお越しくださいました。

前回の比留田と合わせて、1959(昭和34)年伊勢湾台風時の日野川決壊の様子を聞き取ることが出来ました。
古くより水害に悩まされてきた、小南地区。
上流から下流まで、広範囲にわたる決壊の連鎖。遊水地の存在、それに対する集落内での備え。
「伊勢湾台風の水害時の、先人たちの必死の水防活動がなかったら、もっと集落内の被害は大きかったはずだ。
 当時の方々の尽力に、もっと感謝しなければならない」
という参加者のお言葉が印象的でした。

昔作成されたという模型のこと、当時の新聞記事、上流側の様子など、
「またおいで」と仰っていただけたので、追加調査に参ろうと思います。
自治会長様はじめ、ご参加くださった方々に心よりお礼申し上げます。

(林)