1) 場所の履歴と風景形成のメカニズムの解明

各地の風景がどのように形成されてきたのか、その歴史を明らかにしていく。
物理的な環境(見られる対象)整備だけでなく、風景の見方や価値観の醸成過程、その場所でのアクティビティも含めた、風景形成のメカニズムの解明を目指す。

  • 京都鴨川の歴史的景観形成にかかる近現代史研究
  • 近代京都の景観施策に関する史的研究
  • 宇治河岸の近代観光地形成史研究
  • 大阪中之島の納涼史研究
  • 戦前の伊勢における神都形成史研究

 

2) 現代のまちの風景の魅力や価値の発見・実証

現代のまちや地域に存在する景観資源、景観を支えるインフラなどに着目し、その魅力や価値を発見・実証していく。

  • 交野市倉治、京都市などに現存する伝統的水システムにまつわる文化的景観調査
  • 健康まちづくりにおける景観資源の活用
  • 豊中市ロマンチック街道におけるバス・スポット・パーク事業の展開

  

3) 伝統的な防災・減災の知恵を生かした持続可能な地域形成に関する研究

災害に強い国土づくり・地域づくりに向けて、日本における伝統的な現在の知恵を発掘する。
さらにその成果を地域社会に還元し、今後の防災まちづくりに活用してゆく方策について検討する。