【開催予定】7/22(土)「龍ケ池の歴史を汲み上げる 調査報告(豊郷町史編さん事業シンポジウム)」

滋賀県犬上郡豊郷町に、土木学会選奨土木遺産にも認定されている、
日本最初期に建設された農業用地下水揚水機場である、「龍ケ池揚水機場」があります。
関西大学では、昨年度、豊郷町から委託を受け、
この龍ケ池の「池」…つまり手掘りの井戸のことですが、こちらの内部を調査しました。
カメラで撮影し、それを元に3Dの点群データを得て、井戸内部の構造を初めて明らかにしました!

同時に、龍ケ池を所有している豊郷町石畑の区有文書に関する調査も行い、
この龍ケ池の施設がどのように設計され、建設され、改修されて現在に至るのか、
この施設にどのような歴史的価値があるのか、についても考察を行いました。

その成果を、下記シンポジウムにて報告いたします。
以下、フライヤーの情報を一部抜粋します:

「龍ケ池の歴史を汲み上げる 調査報告(豊郷町史編さん事業シンポジウム)」

2023年7月22日(土)14:00-16:00
会場 豊栄のさと文化ホール(近江鉄道豊郷駅から徒歩、もしくはJR稲枝駅・河瀬駅からタクシーで約12分)

豊郷町石畑にある龍ケ池は、日本最初期の地下水水源の揚水機場です。このたび関西大学に委託し、情報学・土木史・建築史などの観点から調査を行いました。
その調査報告とともに、文化財としての価値の再認識と今後の活用についての可能性を探ります。

(中略)

報告2 安室喜弘「三次元データで龍ケ池揚水機場を大解剖」
レーザースキャナによる3次元計測と、カメラ映像からの3次元復元技術で、龍ケ池揚水機場をまるごと3次元データ化に成功し、様々な角度から見える化しました。

報告3 林倫子「龍ケ池の『池』の歴史」
龍ケ池の『池』は、なぜ、どのように建設され、どのような経緯をたどって、今の姿になったのか。古写真や文献資料をもとに、その歴史に迫ります。

パネルディスカッション

また、シンポジウム後には、現地見学会ということで、普段は立ち入り禁止の、実際の龍ケ池も見学いただけます。
(林も解説のお手伝いをするかも!?)
オンライン配信などは予定しておりませんので、見学会含め、ぜひ会場にお越しください!

(林)