河川基金 令和3年度 研究者・研究機関部門 優秀成果に選出されました

当研究室にて取り組んでおります水害履歴調査は、
2019年度より、公益財団法人河川財団の河川基金の助成をいただき遂行しております。

このたび、「防災まちづくりへの応用を目指した滋賀県水害履歴調査」が、
河川基金の 令和3年度 研究者・研究機関部門 の優秀成果に選出されました。

本調査は、もともと滋賀県流域治水政策室が単独で取り組んでおられた取り組みで、
2014年度より学術的な立場から協働調査をさせていただいております。

今回の表彰は、水害履歴調査を通して地域の災害文化を構築しようという、滋賀県流域治水政策の先進性、
それに共感し一緒に調査を進めていただいている、地元の自治会の方々の熱意、
それらすべてに対して評価をいただいたものと思います。
当研究室といたしましては、調査結果の学術的な位置づけを明確にし、今後の防災計画にいかに生かしていくのかを
今後も考え続けてゆきたいと思っております。
そして、調査に参加する研究室学生にとっては、貴重な学びの場としても活用させていただいております。

11月25日には、河川財団近畿事務所で開催された研究発表会においても研究成果を発表させていただき、
数々の有用なご意見をいただきました。
私自身、まだまだ試行錯誤な部分もございますし、また全国各地で同様の取り組みが広がればと思っておりますので、
色々な方と情報交換しながら進めてまいりたいと考えております。

今回の表彰を励みに、2021年度、2022年度も助成をいただきつつ、調査を遂行してまいります。

(林)