9/1(日)-2(月)研究室旅行@滋賀

昨年度に引き続き、今年も研究室旅行に出かけました。
今年の訪問先は、滋賀県。
滋賀県には、当研究室メンバーは水害履歴調査や研究でたびたび訪れてはいますが、
今回は「観光客、来訪者」として訪れるので、少し新鮮な気分でした。

当研究室の研究室旅行は、環境マネジメント研とともに企画・実施しています。
M1に全体幹事を務めてもらい、4回生が手分けして、各見学先の事前勉強を行います。
当日は、4回生が作成した「旅のしおり」を手に、各自が勉強したことを互いに解説しながら回ります。

旅行を、現地写真と研究室メンバーの感想で振り返ります。

 
 

・針江

針江生水の郷委員会のガイドさんのご案内で、針江地区の「水とともにある暮らし」を見学させていただきました。

地域住民や行政など多くの関係者が連携し、保全活動を行なっていることを改めて認識した。
また、お話を伺う中で琵琶湖の生態系を守りたいという思いを感じることができた。
(環境マネジメント研・沓澤)

カバタツアーでは実際に、見て、聞いて、触ってカバタの水の循環を感じることができた。
針江集落の方々が、水と共に歩み、暮らしている姿勢を肌で感じることができ感動した。
(景観研・山本耕)

地下水という宝を地域一帯となって守る思いを強く感じた。
地域住民の信頼が厚いからこそ守られている物であり、目指すべき姿だと思った。
(環境マネジメント研・河南)

自分たちの生活圏を観光地にはしたくないという思いの強さを感じた。
その一方で、外部から訪れる人がいることが、集落内をきれいにする活動の励みになっている部分もあり、うまくバランスが取れていると感じた。
(景観研・清水)

 
 

・田川カルバート、明治期水害水点標(虎姫)

事前に田川カルバートを調べ、地元の方に認知されている事を知った。
しかし、現地に行った時、水引神社(天水分神とカルバート建設に尽力した県令籠手田安定を祀る社)が奥まった場所に存在していて、
地元の方以外には認知しづらくなっていることがわかった。
(環境マネジメント研・清水)

 
 

・彦根キャッスルロード

一体的なまちなみ形成がなぜうまくいったのか、元の町割りなどを知ると理解しやすかったです。
歩道部分の舗装が、同じ石材を使ってかなり細かにデザインされていました。
(林)

 
 

背割水路を解説する図
散策路を頑張って行軍

・近江八幡:八幡堀周辺

八幡堀と京街道とが近い位置にあることで100年以上前から運送の仕組みが確立されている事がおもしろいと感じた。
現地に行くと整備された散策路の一部で植物が生い茂っている箇所があり、少し歩きにくいと感じた。
(景観研・和田)

ヴォーリズ建築について調べ、建築には建築家の生い立ちや地域の歴史などが関わってくるのだと思いました。
実際に見て特徴的な建築だと思いました。
(景観研・福山)

 
 

商品作物としてよく手入れされたヨシ(左)と、市管理のあまり手入れの行き届かないヨシ(右)
卵を守るカイツブリ
いつになく真剣な顔で歌いながら漕ぐ田近君

・近江八幡:水郷めぐり

個人が管理しているヨシと市が管理しているヨシを見比べると、市が管理しているヨシは個人のに比べて枯れており、手入れが行き届いてなかった。
今でも、近江八幡でヨシが見られるのは、これまで人がヨシとの関係を継続してきた結果なのだと確認できた。
(環境マネジメント研・戸田)

多くの水鳥を見ることができ、ヨシ原と生物の関係を感じることができた。特に、カイツブリの親子や巣を見ることができたのが楽しかった。
(環境マネジメント研・田近)

 
 

・近江八幡:ラコリーナツアー

ラコリーナは、周辺の自然と一体となって景観を守りつつ、藤森さん独自の世界観を表している素晴らしい建築だと実感した。
元々行ってみたい場所だったので直接この目で見れてとてもよかった。
(環境マネジメント研・櫻井)

藤森建築と称される藤森照信さんの独自のアイデアが多くの方々の支えによって実現していることが実感できた。
(景観研・山本泰)

ラコリーナは、背景の自然と一体となった建築作品であり、景観に配慮されたものだと感じた。
また、ラコリーナにあるお菓子屋さんの方々も建築の塗装に関わっていることもこの建築作品の良さであると感じた。
(環境マネジメント研:小堀)