6/16(土)-17(日)第38回土木史研究発表会

6/16(土)-17(日)第38回土木史研究発表会@日本大学工学部(郡山)、
「災害と土木史」のセッションにて、林が
「大正期の京都府における水防強化―大正6年10月水害における久世郡の水防と淀川木津川水害予防組合設立に着目して―」
のタイトルで発表を行いました。

当日の会場では、流域治水など、行政任せにしない新しい防災の実現に向けて、
「ハード対策(行政負担)」vs「ソフト対策(地元負担)」の構図がなぜ出来上がってきたのかを
検証していくことの重要性などを、フロアで熱く議論しました。

様々な先生方から有益なアドバイス、励ましの言葉、情報提供などもいただき、
また優秀発表賞もいただきました。
関係各位には心より感謝申し上げます。

帰りにご一緒した先生とお話ししていましたが、
近年、土木史研究発表会はこれまで以上に面白くなってきています。
今年は特に、河川工学の大家大熊孝先生や日本史学の専門家など、
様々な方々が集って、大いに盛り上がっていました。
発表小委員としてはうれしい限りです。
精緻な歴史研究を通して社会に対して刺激的な問いを投げかけられるよう、
これからも精進したいと思います。