齋藤圭悟@奥村ゼミ4回生です。
2025年6月22日(日)、関西大学高槻ミューズキャンパスで「キャンパス祭」が開催されました。今年度、奥村ゼミでは模擬店を開き、日頃の研究成果を活かした「そうめんの炊き出し」にチャレンジしました。当日は、手早く調理できる「あたたかいそうめん」を来場者の皆さんに提供しました。
結果として、5時間半で349食を販売することができ、当初の目標であった300食を大きく上回る成果となりました!この達成の背景には、多くの方々のご協力と、運営メンバーそれぞれの工夫がありました。
たとえば、お待ちいただいているお客様には、「そうめんが非常食として果たす役割」を紹介したリーフレットを配布し、防災について学んでいただくきっかけづくりにも取り組みました。
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奥村ゼミでは、「そうめん防災」に関する研究を行っています!
▼こちらもぜひご覧ください
・そうめん防災の意義はこちら
・水を無駄にしないそうめん調理の実験はこちら
過去の「そうめん防災」模擬店
・2023年秋 関西大学統一学園祭 こちら
・2023年春 関大高槻ミューズキャンパス祭 こちら
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また、企業様からのご支援もいただきました!


柏木製麺所のご協力
南あわじ市福良にある柏木製麺所様のご厚意により、普段は個人向けには販売されていない最上級「手延べそうめん(黒帯)」をご提供いただきました。淡路島の特産品であるこの素麺は、世界にも認められた高級品であり、その上質な味わいに多くのお客様が大変後満足されていました。


日本BCP株式会社のご協力
また、日本BCP株式会社様には、以下の3点の物品をご提供いただきました。
◯大容量蓄電池
学園祭では、模擬店ごとに使用が許可されている電源コンセントの数に制限があり、2年前に出店した際には、麺を茹でたりスープを温めたりするためのIHクッキングヒーターだけでコンセントが埋まってしまい、ゆで汁のお湯の入れ替えを円滑に行うことができないことが課題になっていました。
今回は、奥村先生との何気ない会話をきっかけに、日本BCP様から大容量の蓄電池をご提供いただけることになりました。おかげさまで、ポット2台を5時間半にわたって連続運転し、安定してお湯を供給できるようになり、調理作業が格段にスムーズに進められました。
ちなみに、、、
この蓄電池をフル充電するのに、どれくらい時間がかかると思いますか??
正解は、、、
なんと、約48時間!
驚きの時間ですよね。僕も最初聞いたときは驚きました💦学園祭当日は、バッテリー残量がたったの30%しかなかったにもかかわらず、余裕だったのも納得です。

◯水の要らない石鹸
この製品は、避難所での衛生環境を守るためを目的に開発されたもので、水が使えない状況でも手を清潔に保つことができます。アルコール消毒では、繰り返し使ううちに手が荒れてしまうことがありますが、この製品は肌への優しさにも配慮されています。
実際に来場者の方々にも体験していただいたところ、「アルコール消毒のような手軽さで手が洗えてとても使いやすい!」と好評でした。✨

◯避難所用ワンタッチテント
このテントの最大の魅力は、なんといっても設置の手軽さす!実際に僕も建ててみたのですが、1人でもわずか30秒ほどで設置することができました。これまでの簡易テントは、高さが1.5m程度のものが多く、かがまないと中に入れなかったのですが、このテントは高さ1.8mと十分なスペースがあり、中で立つこともできます。さらに、内側にはアルミ素材が使われており、外から中の様子が見えにくい設計になっているのも特徴です。
キャンパス祭当日は食堂前に設置し、来場者の方々にも実際に体験していただきました。快適性とプライバシーへの配慮が好評で、「これ、欲しい!」という声もたくさんいただきました。


「そうめんの炊き出し」を終えて
今回の模擬店では、実際にお客様に素麺を提供することで、そうめんの備蓄や炊き出しの魅力と有用性を改めて実感することができました。それを多くの方々にご紹介できたことは、私たちにとって大変貴重な機会となりました。
この場をお借りして、柏木製麺所様、日本BCP株式会社様のご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
今後もゼミ一同、防災に役立つ研究を進め、社会に貢献してまいります。
参考:奥村ゼミのそうめん関連記事 こちら