教訓を伝えるとは何か?〜災害メモリアルアクションKOBE2022〜

執筆者:山﨑健司(奥村ゼミ4回生)

8月16日(月),昨年度に引き続き,「災害メモリアルアクションKOBE2022」キックオフ・ミーティングに参加しました.感染症対策を十分に行い,ZOOMを用いてゼミ室から参加しました.

「災害メモリアルアクションKOBE」は「阪神・淡路大震災の経験を活かす」ことを目指した取り組みであり,「『未災者』が大震災を知り,さらに『未災者』に伝え,つないでいく」という新しいチャレンジです.

今回のキックオフ・ミーティングを経て,「教訓を伝える」とはどういうことなのか改めて考えさせられました.そもそも災害関連死に関する教訓はどういったことが挙げられるのか,自分に問うた時にうまく言葉にできなかったです.教訓がどういったものなのか,常に自分に対して,相手に対して問い続けるべきだなと感じました.

今年度は3回生の栗田直樹君と「災害関連死研究チーム」として共に参加しました.栗田君は,私が2回生の頃からサークルを通じて関わっている後輩の1人です.彼の成長した,たくましい姿を後ろで見ながら一緒に参加できたことはこの上ない喜びです.「ゼミ生が成長して学び舎を旅立つ」,あの卒業の日に奥村先生が感じているであろう気持ちが少し分かった気がします.

これから卒業までの道のりは長いようで,あっという間に迎えてしまうと思います.日々の学びを大切に,ゼミ生と共に歩んでいこうと今一度決心しました.

【栗田より】

災害メモリアルアクションのコンセプトでもある「未災者が未災者に伝える」上で,教訓というものが重要視されると思いました.そこで,今日の自己紹介では「教訓とは何なのか」,そして「教訓を活かしきれているのか」について,自分なりの考えを話しました.私の研究テーマでもある「災害関連死」の教訓や研究計画をこのような公の場で話す機会があったことで,自分の考えを深めることができました.今後も,ただひたすら研究を進めるだけではなく,自身の研究を発信することも大切にしていきたいです.

栗田と山﨑の勇姿