阪神・淡路大震災25年

1月11日(土)災害メモリアルアクションKOBEに参加しました.
パネルディスカッションを終えて,こんなことを考えました.

防災は「過去から学び、未来を作る」取り組みである(人と防災未来センター高原研究員の言葉).しかし,「過去は過去になりきっていない」という側面がある.阪神・淡路大震災から25年.一人ひとり,25年前の過去は違った姿をしているし,他者との関わりの中で変化し続けるものである.そのような過去から未来が作られているんだという認識を持たなければならない.

このような認識を持ったとき,阪神・淡路大震災を伝え,生かす取り組みに終わりはないことに気がつく.そう考えたとき,災害メモリアルアクションKOBEは一人ひとりが自分たちの中にある「過去になりきっていない過去」を見つめ直す「場」であり,誰もが「過去から学び,未来を作っていいんだ」,モチベーションも色々あっていいんだということに気づくことができる「場」になっている.

by 鈴木さよ氏(グラフィックコーディネーター) & 多田裕亮氏
パネルディスカッション.一番左にいるのが高原研究員.