「未災者」から「未災者」へ

執筆者 奥村ゼミ3回生 藤岡拓実

 

1月12日に開催された、災害メモリアルアクションKOBE2019に奥村先生とゼミ生の稲葉、川﨑、久保、豊澤、西川、藤岡が参加しました。

前半は参加団体それぞれの活動報告、後半はパネルディスカッションが行われました。奥村研究室からは川﨑くんが研究成果の発表をしてくれました。

川﨑くんの発表の様子

今回のメモリアルアクションを通して、災害経験を語り継ぎ、教訓として未来に残すことについて考えさせられました。阪神・淡路大震災や東日本大震災のつらい経験を二度と繰り返さないためには、災害経験者だけが知識を持っているのではなく、災害を経験していない「未災者」も過去を知り、さらに「未災者」に伝えていくことが必要です。今回はその重要さと難しさを再確認する貴重な場となりました。

奥村先生と参加学生

メモリアルアクション参加後、神戸市役所南側にある東遊園地を訪れました。東遊園地は、阪神・淡路大震災以降、追悼行事の会場となり、犠牲者を追悼する慰霊モニュメントなどが設置されている場所です。文献などを調べるだけではわからない、被災地の想いを感じることができました。

東遊園地のマリーナ像

震災から24年の月日が経ち、震災を経験していない「未災者」世代が増える中で、この経験を決して忘れてはいけない、伝えていかなければならない、と強く感じた一日でした。