草津地区防災計画に参加 〜川﨑君の勇姿〜

執筆者 奥村ゼミ3回生 関洸之介

12月18日、同ゼミの3回生の川﨑君、稲葉さん、私と奥村先生の4人で草津市にあるまちづくり協議会で行われている地区防災計画策定の会議に参加しました。川崎君の研究内容である、災害関連死についての研究成果を会議の場で発表するということで、私と稲葉さんは、川崎君の勇姿を見届けつつ、自らの研究にも役立たせるために付き添うことにしました。

高槻駅から新快速で南草津駅へと向かい、そこからタクシーで老上西まちづくりセンターというところへ行きました。南草津駅には初めて降りましたが、思っていたより寒く、なぜか少し薄着で来た自分に後悔しました。

会議は午後7時半ごろから始まり、すぐに川崎君の発表が始まりました。災害関連死を減らすために、過去の災害から考えられる関連死発生のプロセスをフロー図で整理したものをまちづくり協議会の方々に発表しました。

地区防災計画の会議の場で発表する川﨑君 その1
地区防災計画の会議の場で発表する川﨑君 その2

発表が終わり、まちづくり協議会の方々がそのフローチャートに対して、地区として、個人として可能である対策の意見を出し合いました。例えば、誤嚥性肺炎を防ぐために、避難所での歯磨きの重要性を呼びかけることや、エコノミークラス症候群を防ぐために、避難所で毎朝ラジオ体操をして、体を動かすなどといった意見が飛び交いました。下の画像のようにフローチャートに付箋を貼っていくことで、どの段階で対策をとれば関連死を減らすことができるかが可視化されるため、非常に有意義な議論になったと感じました。

川﨑君が提示した関連死発生のフロー図を参考に,地域の方々から出た関連死対策.付箋1枚につき1つの対策が書かれている.

草津地区防災計画に参加して、災害関連死の対策は地区として、個人として多様なものが考えられ、非常に勉強になりました。また、私も含めて多くの大学生はこのような場で何か意見を求められたら、とりあえず周りの様子を伺うことが多く、積極的に発言したがる人は少ないですが、まちづくり協議会の方々は、みなさんが怒涛に意見を発言しており、これは私たち大学生も見習うべき姿勢だと思いました。