村上泰子ゼミ

村上泰子 教授  Yasuko MURAKAMI

  教員紹介

高校まで神戸で過ごし、大学から京都へ、職場を大阪に移して、生活の場はまた神戸に戻ってきました。大学時代は当初は文学部で国文学を学びましたが、途中、図書館情報学の魅力に触れて、教育学部に編入し研究を続けてきました。大学院博士後期課程を終えた後、立命館大学の図書館で3年間実務を経験し、その後梅花女子大学で教育の職に就き、2006年、関西大学に赴任しました。

学校や大学における学びと図書館とをどう結び付けるか、デジタル環境下において条件をどう整備するのかが主たる研究テーマですが、実務家時代に経験した目録や分類の手法についても研究を続けてきました。大学では図書館司書や学校図書館司書教諭など図書館の専門職養成に関わる科目も多数担当していますので、その立場から図書館情報学のカリキュラムに関する提言も行っています。

社会では、豊中市や高槻市、大阪府の図書館活動の評価等にもかかわってきました。

個人的には伝統芸能が好きで、能・狂言、文楽、歌舞伎などよく観に行っています。大学時代に能楽部に所属していた関係で、いまでも先輩や後輩と一緒に謡ったり、楽器を演奏したりしています。

ミステリーから歴史ものまで小説も広く愛読していますが、最近は有川ひろさん、三浦しをんさん、原田マハさん、古内一絵さんなど女性作家のものが比較的多くなっています。

  ゼミ活動

各々が興味を持ったテーマについて掘り下げていきます。3年次の春学期は図書館に関わるテーマの中から共通テーマを一つ定め、一緒に議論を深め、発表・レポート作成を行います。秋学期は卒業論文の書き方について学び、各自の研究テーマについて考えていきます。

具体的な研究テーマの例を以下に挙げておきます。(教育文化専修での担当ゼミ生はまだ少ないので、それ以前の情報文化学専修時代のものです。)

  • 外国人児童・生徒への多文化サービスの現状と課題:愛知県図書館を例にして
  • まちづくりに果たす図書館の役割と今後の図書館運営:伊丹市立図書館の取り組みを中心に
  • 公共図書館のデジタルアーカイブを教育利用する意義と課題
  • 展覧会カタログの総合データベースによる利活用
  • 現存する楽譜のデータベースに対する考察と提案
  • 新聞のジェンダー表現:変遷とこれから
  • 授業目的公衆送信補償金制度の在り方
  • ビブリオバトルにおける場所と遊びの関係:場所と遊びが強化するコミュニティ開発機能

  連絡先

 yasuko_@_kansai-u.ac.jp(”_@_”を”@”にしてください)