専修の歴史

教育文化専修の前身

現在の教育文化専修の前身は、1967年に文学部に創設された教育学科です。教育学科では、教育という現象を人間形成一般の問題としてとらえ、それを科学的に探求し、社会的文脈に位置づけて考察することを目的としてきました。この目的を実現するために、学科内に教育学と心理学という2つの専修を設置し、学生たちに対して教育に関する総合的な学びの機会を提供することで、教育界にとどまらない社会の多方面に多様な人材を輩出してきました。

 

大学院教育の発足

1975年には文学研究科に教育学専攻修士課程を発足させ、1991年にはこれを改組・増設して教育学専攻博士課程(前期・後期)を発足させました。大学院修了生の中からも、多くの優れた教育者や研究者を輩出してきました。

大学院ホームページ

 

教育学専修の誕生

2004年度には、文学部で、多学科方式から1学科多専修方式へという組織改革が行われました。つまり、それまで8学科から成り立っていた文学部が、総合人文学科という1学科のみで構成されることとなり、その総合人文学科のもとに10専修を設けるという形になったのです。こうしてこの年、教育学専修が誕生しました。

 

新生・教育学専修の発足

2年後の2006年度には、心理学専修が分離・独立し、さらに翌年の2007年度には、初等教育専修が分離・独立しました。こうして、新生・教育学専修が発足し、教育学科の時代から引き継がれた基本理念と歴史は、教育学専修、初等教育専修、心理学専修という3つの専修が分け持つことになりました。

 

2010年 教育文化専修へ

こうした大学内での組織改革と、現代社会における教育事象のめまぐるしい変化に対応するため、教育学専修は、2010年から名称を「教育文化専修」と変更した。新しい専修名と新しいカリキュラムのもとで、学生諸君に対してさらに有用かつ魅力的な学びの場を提供しています。