専修の特徴

1.多様な進路に対応した学び

卒業生の進路で最も多いのは教職だと思われがちですが、実は、例年民間企業に就職する人が一番多いのです。多くの企業が独自の「企業文化」や企業内教育のカリキュラムを持っていることを考えれば、企業就職希望者も教育と文化について学ぶ意義は大きいはずです。学校教育に特化した科目ばかりでなく、社会や文化、情報について広く学ぶ科目も多く準備しています。公務員、民間企業、NPO、大学院進学、海外留学など、多様な進路を希望する学生のニーズに応える学びの機会を提供しています。

2.教職志望者に魅力的な学習環境

一方で、他専修に比べて教職志望者の割合が高く、実際に教職に就く人が多いのも事実です。教職希望者にとっては、同じ志をもつ仲間と切磋琢磨したり情報交換したりする機会に恵まれていると言えるでしょう。また、専修の教員全員が教職課程に関わっていますから、教職に関する有益な情報を得られる機会も多いと思われます。教職課程の科目への読み替えができる専門科目が多いので、教職課程履修者には有利です。海外留学など、多様な進路を希望する学生のニーズに応える学びの機会を提供しています。

3.人間形成についての多角的理解

教育文化専修では、教育方法や学校教育といった狭義の教育から、サブカルチャーやメディア、テクノロジーの影響といった広義の教育=文化まで、人間形成に関するあらゆる現象を様々な角度から学び、理解を深めていきます。これまでの卒業論文の中にも、授業方法やしつけといったオーソドックスな教育学的研究はもちろんのこと、トイレ掃除の教育力やストリート・ダンスをする若者たちの世界など、ユニークなテーマの研究もたくさん見られます。

4.体験的学習を通した自己成長

様々な教育現場等に足を運んで、大学で学んだ知識をさらに深める機会も多く設けられています。本学の「学校インターンシップ」の制度を利用すれば、1年次から、幼稚園、小学校、中学校、高校などの教育現場を体験することができます。専修の教員の中には、社会教育機関や市民活動団体など、独白のフィールドを用意している人もいます。

5.アットホームな雰囲気

3年次からスタートする演習科目(ゼミ)では、卒業までの2年間、少人数クラスでのきめ細かな指導が行われます。懇親会、学外研修、合宿などを通して、指導教員やゼミ生同士の交流を深めます。3年次には、すべてのゼミが一堂に会して交流し研究発表やレクリエーションを行う「インターゼミ合宿」も実施されます。また、学生たちが自分の専門領域の知識を深めたり就職対策の勉強会をしたりするために自主学習グループをつくることもよくあります。和気藹々とした雰囲気の中で、多くの学友に恵まれることでしょう。