奥村ゼミ 学術研究発表会 ‘25 | OKUMURA LAB ‘25
開催日:2026年2月10日(火)
場所:関西大学社会安全学部ミューズキャンパス 602号室
発表時間:院生(15分発表,15分質疑)
学部生(6分発表,4分質疑)
プログラム
開会式 奥村与志弘(関西大学 教授)
第1部(大学院生発表)
八木 亮介 指導教員:奥村(総合防災減災)/副指導教員:高鳥毛教授(公衆衛生学),廣川教授(社会疫学)
「災害関連死に認定された介護サービス受給者の被災後の生活実態」
李 昊程 指導教員:奥村(総合防災減災)/副指導教員:伊藤教授(自動車衝突安全),桑名教授(保険論)
「中国における自動車事故と地震災害の発生特性及び横断的分析」
第2部(学部生発表)
赤坂 莉彩 「防災ツーリズムの取り組み分析に向けた観光動機と防災目標マトリクスの提案」
飯田 茉夏 「令和6年能登半島地震における応援自治体職員の宿泊環境と確保体制」
石田 莉子 「令和6年能登半島地震における孤立集落の救助過程と救助対象者属性の分析」
岡林 里咲 「ペット同行避難に関する住民意識と津波避難行動の分析―南あわじ市阿万地区を対象として―」
第3部(学部生発表)
上出 紗英 「地震時エレベータ閉じ込めの発生実態と死亡リスクに関する検討」
篠原 まどか 「災害関連死申立自死事例の死亡経緯に関する質的分析」
齋藤 圭悟 「災害時におけるくまモンの役割とゆるキャラの防災ポテンシャル」
松本 庄平 「災害関連死犠牲者一人ひとりの生活拠点変化の可視化による全体像の把握」
第4部(学部生発表)
松本 汰寛 「風水害における被害規模および発災後の時間経過に着目したボランティア延べ人数の実態分析」
保田 香音 「災害関連死に注目した超過死亡の分析」
山形 啓太 「津波避難開始を促す切迫感を醸成する情報・伝達媒体の時空間分析とドローン活用可能性」
米津 倫太郎 「チェーン展開型飲食店の炊き出し活動と企業変革に関する考察―令和 6 年能登半島地震の事例―」
講評・表彰式
学部生発表者の中から,発表者以外の参加者による投票で最優秀発表を選出
奥村ゼミ学術研究発表会 優秀発表賞 受賞者
優秀発表賞を受賞した学生はもちろん,全員がこの場に立ち,真剣に研究を伝えたことが何よりの成果であり,この発表会を成功に導いたのは,すべての参加者の努力にほかなりません.
飯田 茉夏 「令和6年能登半島地震における応援自治体職員の宿泊環境と確保体制」
本発表は,アンケート調査の設計から外部との調整,情報の収集・整理に至るまで,一連の研究プロセスに一貫して取り組んだ点が高く評価された.多様なデータを分析可能な形に整理し,研究としてまとめ上げた点は,研究遂行力の高さを示している.また,回収率や複数回答の扱いといった研究上の前提条件についても適切に説明されており,分析結果を正確に理解できる構成となっていた.図表や地図においては,重要な情報が明確に示され,分析の要点が把握しやすかった.さらに,質疑応答においても,発表内容と整合した見解が的確に示されていた点が評価された.
岡林 里咲 「ペット同行避難に関する住民意識と津波避難行動の分析―南あわじ市阿万地区を対象として―」
本発表は,ペットの存在が飼育者の早期避難行動に及ぼす影響について,その要因にまで踏み込んで分析した点において,新規性と実践的意義の高い研究であると評価された.アンケート調査に基づき,ペット同行避難の実態や避難に要する時間の特徴を明確に示しており,防災施策への応用可能性を含む示唆に富む内容であった.また,ペットの種類に着目した分析を行うなど,今後の研究展開を見据えた視点も評価された.さらに,研究目的から結果に至る構成が明確で,図表やスライドも適切に整理されていたため,分析の要点が的確に伝えられていた.質疑応答においても,分析上の比較の意義や研究設計について整合的な説明がなされており,研究内容に対する十分な理解がうかがえた.
齋藤 圭悟 「災害時におけるくまモンの役割とゆるキャラの防災ポテンシャル」
本発表は,ゆるキャラという独自の切り口を通じて防災を捉え直すものであり,新しい視点から防災の可能性を提示した点において高く評価された.従来の枠組みにとらわれない発想に基づき,防災への関心や伝達のあり方を考察した点は,本研究ならではの独自性を備えている.また,スライドは配色や強調の工夫が行き届いており,発表の要点が視覚的にも明瞭に示されていた.発表全体を通して構成が整理されており,内容を理解しやすい発表となっていた点も評価された.さらに,発表時には時間配分を踏まえた柔軟な対応が見られ,状況に応じて適切に進行を調整するなど,高い対応力が示されていた.



社会安全学部卒業研究発表会 2025
開催日:2026年2月20日(金)
場所:関西大学社会安全学部ミューズキャンパス
関西大学社会安全学部主催の卒業研究発表会が開催され,学部全体の中から優れた研究が表彰された.本発表会では,以下の学生が受賞した.
学部卒業研究発表会 優秀発表賞 受賞者
会場賞(伊藤教授,山崎教授,菅原准教授)
松本 庄平 「災害関連死犠牲者一人ひとりの生活拠点変化の可視化による全体像の把握」
会場賞(奥村教授,中村教授,福井教授)
保田 香音 「災害関連死に注目した超過死亡の分析」
会場賞(川口教授,小山教授,高鳥毛教授)
山形 啓太 「津波避難開始を促す切迫感を醸成する情報・伝達媒体の時空間分析とドローン活用可能性」
永松賞(永松教授)
篠原 まどか「災害関連死申立自死事例の死亡経緯に関する質的分析」


異なるテーマであっても,互いに研究を深め合える力を育んできたからこそ,その喜びをみんなで分かち合うことができました.