みなさん、こんにちは!奥村ゼミ3回生の金澤です。
11月21日に福良で開催された「福良地区防災フェスタ」に奥村ゼミ4回生の赤坂さんと3回生の星野、そして私の学生3名と奥村先生とで参加してきました! ※先週の避難訓練とはまた別です!
このイベントに関わる方々の思いや悩みを聞くことができたので、お伝えしていきます!
▶︎ イベントの概要
「福良地区防災フェスタ」は、福良を訪れた人々に福良港津波防災ステーションを活用しながら、津波の仕組みや恐ろしさを学び、災害時に活用していただけることを目的に2012年から開催されています。今年は、和太鼓演奏や地元園児による演技などが披露されていました。

▶︎ 福良に到着!
福良に到着すると和太鼓の大きな音が港の方から聞こえていました。観光客の方も音に釣られて足を止めていました。いざ演奏を目の前にしたとき、地元住民による力強い和太鼓の音圧が体に響き渡りました。この日福良港を訪れた誰もが、一度は見たくなったであろう魅力的な演奏でした!
続いて、園児による楽器演奏や地元特産品の歌が披露されました。かわいらしい演技に私たちは自然と応援したくなるほど癒されました。
▶︎ 恒例の淡路手延素麺!?
演技が終わると、非常食としても活用されている淡路手延素麺の振る舞いが!振り返れば福良に来るたびに食べている気がしますが、━━もちろん今回も美味しくいただきました(笑)
そうめんを食べながら、「学園祭で出店した奥村素麺をもっと美味しくするには?」という話にもなりました。「七味があれば良かった」、「出汁の味は薄く」、などの改善案が。

▶︎ イベント関係者の方々から聞いた“本音”
イベント終了後には、南あわじ市長や自治会長をはじめ、このイベントの関係者の方から、現場のリアルな声を聞かせていただきました。特に印象的だったのは、「防災啓発活動を続ける中で、マンネリ化をどう打破するか」という悩みです。毎年取り組んでいるイベントは地域に根付いている一方で、内容が似通ってしまうことも多く、「新しい試みがしたい」という想いが強く語られていました。
また、イベント運営をしていくメンバーの多くが高齢化しており、「動きたい気持ちはあっても体がついてこない」という現実的な課題も。そのため、「若い人の力がどうしても必要なんです」という声を何度も聞きました。
その中で、印象に残ったのは「成功するかどうかを考えすぎず、まずは行動する力が大事」という言葉です。小さな挑戦を続けていくことが、防災意識を社会に広げていく一歩になるのだと強く感じました。
そんな現状を知ると、私たち若い世代ももっと関わるべきだという気付きをいただきました。
▶︎ 令和6年能登半島地震でも活躍した“トイレカー”を視察
今回のイベントでは、自走式水洗「トイレカー」を間近で見ることができました。使用する際は川から汲み上げた水を浄水し、トイレカーに給水します。そして、使用後のし尿処理については、バキュームカーで吸い取るそうです。トイレは男女分かれており、水洗式トイレで、電気や換気扇も付いており、とても清潔でした。トイレカー自体には1000ℓまでなら貯めることができますが、能登では満タンになり数時間利用を停止したこともあったそうです。
しかし、トイレカーに対する現地の声としては、「涙が出るほど嬉しい」や「これ無くしては活動ができなかった、何よりトイレだけが不安で仕方なかった(医療従事者)」など感謝の言葉が多数寄せられたみたいです。被災後の生活で“トイレ環境の確保”がいかに重要か、改めて実感しました。


▶︎ 帰路へ-でもその前にグルメタイム!
街のイタリアン店「まるみ食堂」でお昼ご飯を食べました!ここの店には“揚げピザ”があり、気になったので注文!━━外はカリッ、中はふわっ。ボリュームもあって、これはリピート確定です!


食後のデザートということで、先生おすすめのジェラート店「VERDE TENERO」へ。この店では淡路島農家の方々の食材を使用しているということで、私は欲張ってトリプルを注文!
━━濃厚なのに後味がスッキリしていて、とても食べやすいジェラートでした。
みなさん、必ず食べたほうがいいです!

▶︎ サンセットと共に大阪へ
お腹いっぱいの私たちは、先生の運転で淡路島西海岸の景色を見ながら大阪に帰りました〜

全体を通して、イベントの楽しさだけでなく、防災を支える現場の課題や想いにも触れられた一日でした。今回学んだことを、今後の研究にも活かしていきます!ありがとうございました!