ゼミに入って,私たちこんなふうに変わりました!|先輩に取材 2025 #4

執筆者:内海 太陽(3回生),鈴木 淳誠(3回生),松川 明日香(3回生)

はじめまして!奥村ゼミ新3回生の内海,鈴木,松川です.これからどうぞよろしくお願いします.

さて,ゼミ活動の第一歩として,先輩たちに奥村ゼミでの過ごし方を取材しました!
「私たちこんなふうに変わりました!|先輩に取材」と題してお届けします.
ご協力くださったのは,4回生の飯田さん,齋藤さん,保田さん,そしてて修士2回生の李さんです.

インタビューの様子

Q1.こんな出来事に関心を払うようになったなんて,私変わったな.

――ゼミに入ってからの学びや経験を通して,自分の中に生まれた変化や,これまで気にしていなかったことに目が向くようになった瞬間について教えていただきました.

先輩A「ゼミに入るまではあまり意識していませんでしたが,日本の防災をリードしているこの学部や奥村先生のもとで学べていることのすごさを日々実感しています.」
先輩B「ゼミでは,避難行動や災害関連死に関するテーマが盛んに研究されています.その影響もあり,先日ミャンマーで大きな地震が起きた際には,災害関連死に関する報道に自然と目が向いている自分に気づきました.また,日常生活の中でも,避難ビルの看板などが目に留まるようになり,避難や関連死に関することに,これまで以上に敏感になったと感じています.」
先輩C「他のゼミ生の研究発表を聞く中で,「ゆるキャラと防災」や「エレベーターと地震災害」など,身近な題材から防災を考える視点に刺激を受けました.それ以来,日常生活の中でも「これも防災とつながるかもしれない」と考える癖がついてしまいました.また,自分は災害関連死について研究していることもあり,避難所の運営訓練や災害後の対応を見たときに,「こうした取り組みで本当に関連死を減らせるのか」と,現実的な視点で考えるようになりました.」
先輩D「人前で話すのがとても苦手でしたが,奥村ゼミに入ってからは,NHKのロケや学外での研究発表(学会やラジオなど),さまざまな学外活動に挑戦させていただきました.日本語は私の母語ではありませんが,必死に頑張った結果,なんとかできました.後輩の皆さんもチャンスがあれば,ぜひ挑戦してみてください!」

先輩方のお話からは,ゼミでの学びや経験を通じて,防災に対する関心が深まり,日常の物事の見え方に変化が生まれていることが伝わってきました.また,他のゼミ生の研究から新たな視点を得たり,研究テーマと結びつけて社会を見る目を養ったり,自分の苦手に挑戦したりと,みなさんがそれぞれの形で前向きに学びを広げている様子がとても印象的でした.私も,こうした環境の中でたくさんの刺激を受けながら,自分なりの学びを深めていきたいと思います.

文責:内海

Q2.こんな業界に関心を払うようになったなんて,私変わったな.

――ゼミ活動を通じて,どのような業界に関心を持つようになったかについて,お話を伺いました.

先輩A「以前からメディア業界に興味はありましたが,ゼミで災害に関する報道や被災地の声に触れるうちに,その思いが一層強くなりました.地元で災害が起きた際も,復興が進んでいないのに報道が減っていく現実を見て,報道のあり方や社会の関心の持続について考えるようになり,記者になりたいという気持ちがより明確になりました.」
先輩B「昔から住宅業界には興味がありましたが,この学部で防災について学ぶうちに,住宅の耐震性や防災機能の重要性に目を向けるようになりました.災害に強い住まいの在り方に関心が広がり,住宅業界への思いがより現実的なものになってきたと感じます.」
先輩C「はじめは,安定した職業に就きたいという思いから,漠然と公務員を目指していました.しかし,研究で読んだ本や,就職活動を通じて出会った人の話,先輩から聞いた実体験などをきっかけに,公務員が防災の最前線で社会を支えているという事実に気づきました.そうした経験を通じて,公務員という仕事への見方が変わり,「自分もその一員として社会に貢献したい」と思うようになりました.」

先輩方のお話から,ゼミでの学びを通じて,将来のイメージが少しずつ具体的になってきた様子が伝わってきました.もともと関心のあった業界に新たな視点を加えた方もいれば,防災の視点から進路を見直した方もいて,ゼミ活動が進路を考えるきっかけになっているのだと感じました.
インタビューの時間はとても和やかで,先輩方の信頼関係の深さも印象に残りました.私自身も,ゼミでの学びを将来につなげながら,メンバーとの信頼関係も大切にし,これからの2年間を充実させていきたいです.

文責:松川

Q3.3回生のうちにしておいた方が良いことは何ですか?

――ゼミ生活を1年以上経験してきた先輩方に,3回生のうちにやっておくと良いことについて伺いました.

先輩A「忙しくても,ゼミの時間外に行われる課外活動には,できるだけ参加しておくと良いと思います.ゼミの場では得られない実感や気づきがあり,視野を広げる大きなきっかけになります.」

先輩B「“やらない後悔より,やって後悔”です.失敗を恐れず,なんでも挑戦してみてください.」

先輩C「先生のお話やゼミ中に気づいたことは,すべてメモしておくことをおすすめします.あとから見返すと,自分にとって大きな財産になりますよ.」

先輩方の言葉から,今しかできない経験にどんどん飛び込んでいくことの大切さを感じました.私自身も,さまざまなことに挑戦しながら視野を広げていきたいです.また,学びをしっかり自分の中に蓄積していくためにも,小さな気づきや大事な話をきちんと記録に残す習慣を身につけていきたいと思います.

文責:鈴木

最後に

取材にご協力くださった先輩方,本当にありがとうございました!
3回生となり,いよいよゼミ活動も本格的に始まりました.今はちょうど大学生活の折り返し地点.これから先,楽しいことも大変なこともあると思いますが,ゼミの仲間と支え合いながら,残りの2年間を充実したものにしていきたいです.

文責:全員


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