学生ブログを閲覧している皆様,こんにちは!奥村ゼミM2の高橋です.
先日,3/19〜3/20にかけて福島県福島市で開催された「東日本大震災・原子力災害 第三回学術研究集会」に参加してきました.奥村ゼミからはM2高橋,B3篠原,B3松本(し),B3保田の4名がコラッセふくしまにて研究成果を発表してきました.また,発表の翌日に,奥村先生も交えて福島県双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館や,震災遺構 浪江町立請戸小学校なども訪問してきました.以下は,発表タイトルの一覧です.
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B3 松本庄平 :災害関連死と生活拠点の移動の関係に関する一考察:東日本大震災における福島県楢葉町の事例
B3 篠原まどか:自死による災害関連死の発生プロセスに関する一考察:東日本大震災における福島県楢葉町と宮城県気仙沼市の事例
B3 保田香音 :東日本大震災後の福島県における超過死亡届数の分析
M2 高橋佑介 :津波避難開始における住民の判断特性の違いを考慮した避難行動の数値解析
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私はM1のとき以来2回目ですが,他の3人は今回が初の学会発表,ということで,発表前には随分緊張しているようでした.その甲斐もあってか,本番は,なかなか上手くできていたように思います.3人は,普段のゼミとは違う雰囲気や,研究対象・研究分野が異なる人が,自分たちの研究に対してどのような視点から見ているか,ということを学ぶ機会になったかと思います.

























2日目は,福島駅から浜通りへ移動し,現地調査に出かけました.去年訪れた際には,あまり見ることの出来なかった街中の空気感を感じることができました.学部生の3人には,今まで関連死の申立書の文字列でしか見たことのなかった光景が,現実として見えるようになったことで,これまでとはまた違う視点から研究に取り組めるようになるのでは,と思います.
去年は請戸小学校と伝承館を見学しましたが,その周辺を見たのは今回が初めてでした.街には人々と賑わいが戻りつつあるように見受けられましたが,一方で市街地を離れると無人の住居や,荒れ果てた店舗,除染作業により出た除染土の仮置き場,帰宅困難区域の看板などが見受けられ,原子力災害の凄まじさを感じました.まだまだ復興は続いていくのだな,と感じる体験でした.





3日目は,午後から高槻ミューズキャンパスで社会安全研究科の学位授与式があることから,それに間に合うよう,早めに帰路につきました.途中,離陸した飛行機から前日に車で調査した浜通りを上空から眺めることが出来ました.
これまで何度も書いているように,やはり防災・減災を研究していくうえで,現地を見ることは非常に大切です.そこに住む人々のいのちとくらしを守るには,空気感・温度感というのを知ることで,数字や文字でしかなかったデータがデティールを持つようになり,より深く思考を深めることが出来ます.今回,福島県を訪れたことで,学部生の3人には,これまで関連死の申立書の文字でしか見えなかった現地というものが,よく見えるようになったのではないかと思います.