奥村ゼミ 学術研究発表会 ‘24 | OKUMURA LAB ‘24

奥村ゼミ 学術研究発表会 ‘24 | OKUMURA LAB ‘24

開催日:2025年2月12日(水)
場所:関西大学社会安全学部ミューズキャンパス 602号室
発表時間:院生(15分発表,15分質疑)
     学部生(6分発表,4分質疑)

プログラム

開会式 奥村与志弘(関西大学 教授)

第1部(大学院生発表)
山﨑 健司 指導教員:奥村(総合防災減災)/副指導教員:高鳥毛教授(公衆衛生学),山崎教授(災害関連法)
   「持病・既往症および生活拠点に着目した災害関連死の特性分析」
高橋 佑介 指導教員:奥村(総合防災減災),副指導教員:川口教授(群衆安全),永松教授(減災政策)
   「避難開始における論理的判断と直感的判断の関係を考慮した津波避難行動の分析」

第2部(学部生発表)
上野 直人  「災害関連死の発生プロセスの可視化に関する現状と課題」
木俣 青波  「災害関連死による犠牲者を取り巻く関係者に関する分析」
金 怜恩   「平常時の疾病別死亡の季節性を踏まえた災害関連死の季節性に関する検討」
久世 真侑子 「新聞記事を用いた令和6年能登半島地震津波における避難開始行動分析」

第3部(学部生発表)
久保 凌馬  「災害規模を考慮した災害時におけるボランティア活動者数の特徴」
小林 聖菜  「過去の災害事例に基づく大規模収容施設の被害実態調査」
東森 碧深  「令和6年能登半島地震における宿泊施設の役割と課題」
中島 祝   「災害関連死における口腔保健問題の実態」

第4部(学部生発表)
西村 信哉  「平常時の熱中症メカニズムを踏まえた災害時における課題の検討」
平田 小夏  「盆踊りの持つ防災機能」
藤嶋 幸一  「対策の普及過程に関する自然災害と交通事故の横断的分析」
前田 結衣  「津波警報時の大阪梅田地区における行動パターンと既存建物の避難利用可能性」

講評・表彰式
・学部生発表者の中から,発表者以外の参加者による投票で最優秀発表を選出

奥村ゼミ学術研究発表会 優秀発表賞 受賞者

優秀発表賞を受賞した学生はもちろん,全員がこの場に立ち,真剣に研究を伝えたことが何よりの成果であり,この発表会を成功に導いたのは,すべての参加者の努力にほかなりません.

木俣 青波  「災害関連死による犠牲者を取り巻く関係者に関する分析」
発表内容が分かりやすく整理されており、これまでのゼミで理解できなかった部分が明確になった点が評価されている。図や表がきれいにまとめられ、特に割合が一目で分かる表とその解釈が並べられていたことで、情報量が多くても読みやすかった。また、申し立て書から関係者を丁寧に抽出するなど、細かな作業がしっかり行われていた点も高く評価された。話すスピードはやや早かったものの、それを上回る内容の充実度があった。

久保 凌馬  「災害規模を考慮した災害時におけるボランティア活動者数の特徴」
これまでゼミで扱ってこなかった新たなテーマに挑戦し、その成果を後輩たちのいしづえとして築き上げた点が大きな貢献として評価される。加えて、発表が以前よりも分かりやすくなり、研究内容や結果が明確に伝わった点も高く評価された。スライドのレイアウトが工夫され、右側に図や表、左側に文章を配置することで視覚的に理解しやすく、目線の移動が最小限で済んだため、発表を聞きながらスライドをしっかり見る余裕があった。

前田 結衣  「津波警報時の大阪梅田地区における行動パターンと既存建物の避難利用可能性」
発表が6分間に収まっているにもかかわらず、情報量が多く、分かりやすかった点が評価されている。話すスピードや話し方が聞き取りやすく、スライドや図も見やすかったことが理解の助けになった。また、発表の構成や簡潔さが優れており、聞き手にとって注目すべきポイントが明確だった。特に、誰よりも多い情報量の中から大切な情報を選び、それを分かりやすい流れで伝えられていたことが高く評価されている。発表を通じて、研究の深さや調査の丁寧さが伝わり、来年あのようになりたいと思わせるような影響力もあった。

研究成果を発表する大学院生
真剣に発表を聞くゼミ生たち
研究の成果を共有し,お互いに刺激を受けた一日.奥村ゼミ 学術研究発表会の記念写真

社会安全学部卒業研究発表会 2024

開催日:2025年2月21日(金)
場所:関西大学社会安全学部ミューズキャンパス

関西大学社会安全学部主催の卒業研究発表会が開催され,学部全体の中から優れた研究が表彰された.本発表会では,以下の学生が受賞した.

学部卒業研究発表会 優秀発表賞 受賞者

会場賞(川口教授,細川教授,吉田教授)
前田 結衣  「津波警報時の大阪梅田地区における行動パターンと既存建物の避難利用可能性」

会場賞(奥村教授,永松教授,廣川教授)
久保 凌馬  「災害規模を考慮した災害時におけるボランティア活動者数の特徴」

小山賞(小山教授)
久世 真侑子 「新聞記事を用いた令和6年能登半島地震津波における避難開始行動分析」

菅賞(菅准教授)
東森 碧深  「令和6年能登半島地震における宿泊施設の役割と課題」

社会安全学部 卒業研究発表会の記念写真

参加者の声

卒業研究に取り組む中で、ゼミ発表を通じて仲間の反応を見ながらより良いものを作ろうという意欲を持ち続けられました。その成果を最後のゼミ発表会でも伝えられたことは、とても有意義だったと感じています。(4回生)