執筆者 奥村ゼミ3回生 伊藤利政
11月5日の「世界津波の日」に合わせて、南あわじ市阿万中西地区で津波避難訓練が実施されました。この地区の訓練には、子供からお年寄りまで100人を超える市民の皆さんが参加されていました。私も奥村先生とともに市民の皆さんに同行して避難場所の高台まで登りましたが段数が多くとても疲れました。今まで学校行事の一環としての避難訓練にしか参加したことがなかったので新鮮な体験でした。
私と奥村先生は市民の皆さんと一緒に行動しながら、人びとが自宅から出てこられる様子を観察したり、避難をしている人びとの振る舞いを注意深く記録していきました。
この調査は、私たち以外に防災科学技術研究所の土肥さん、京都大学大学院の上大迫さん、奥村ゼミ4回生の山田さんも一緒で、そちらのチームはドローン2台を上空280mに飛ばし、避難訓練の様子を撮影しました。
ドローン2台を同時飛行させての撮影は、ドローン同士の衝突の危険があり、難しい挑戦でしたが前日からリハーサルをして、貴重な映像の撮影に成功しました。
得られた映像は私の卒業研究で使わせてもらいます。
訓練終了後にはお昼ご飯に生しらす丼を食べました。
今回の避難訓練ではドローンを用いた調査に参加できただけでなく、避難時の人の動きを間近で見ることもできました。ただパソコンと向き合ってデータ整理するだけでは分からない、これまでとは違った視点で考える貴重な時間になったと感じています。
引き続き、映像に映っている人びとの動きを自動的にデータ化する画像解析の研究を頑張って行こうと思います。