3/9(日)滋賀県米原市醒井地区水害履歴調査報告会

滋賀県米原市醒ヶ井地区で、昨年10月に行った水害履歴調査をもとに作成した水害履歴マップ(暫定版)をお配りさせていただき、
調査でわかったことを地元住民の方々にご報告いたしました。

報告させていただいている時はきちんと伝わっているのか不安でしたが、
報告会後に住民の方から「わかりやすい説明してくれてありがとう」というお言葉をいただき、とても嬉しかったです。
質疑応答の時間では、貴重なご意見により、前回の調査では得られなかった水害の被害についても知ることが出来ました。

当研究室では、今回頂いたご意見と前回の調査の内容を踏まえて、
より一層内容の充実したマップを醒ヶ井地区の住民の方々にお渡できるよう準備を進めます。
今後の醒ヶ井地区における水害に強い地域づくりの取り組みの一助となれば幸いです。
(B4 吉田)

報告会後、地域の方のご協力を得て、集落内の浸水危険箇所や、
天野川沿いの伝統的な水害防御の知恵のみられる箇所を、研究室メンバーで見学に行きました。

二線堤と思われる盛土のあぜ道が、今でも田畑の浸水を一定範囲にとどめているそうです。
氾濫水を完全に河道に閉じ込めるのではなく、流域全体でその危険をコントロールする。
かつての日本で当たり前のようにみられた、川と暮らす風景が、
今もところどころに残されているということを実感した一日でした。
(林)