美術史の研究には図版や論文が不可欠です。それらをいかに効率よく探し出すか、すなわち資料検索のスキルを上げることが、研究の質を高めることにつながります。
蔵書検索KOALA
を活用しましょう。その際は「横断検索」のタブから検索することをお勧めします。
「横断検索」のタブには、「図書・雑誌を探す」「論文・記事を探す」「電子ジャーナルを探す」などの項目があり、それらをさらに展開すると、関西大学の蔵書（KOALA）だけでなく、全国の大学図書館の蔵書（CiNii Books）やそこに掲載されている論文・記事（CiNii Articles）、国立国会図書館の蔵書やそこに掲載されている論文・記事（NDL-OPAC）、大阪府下の公共図書館などのチェック・ボックスがあります。
関西大学総合図書館を通じてそれらの所蔵先からコピーや図書を取り寄せることができますし、紹介状を出してもらい所蔵先に出向いて閲覧やコピーのサービスを受けることもできます。
関西大学総合図書館は、たんなる図書や雑誌の集積場所ではありません。学術情報の外部との窓口でもあります。年次にあわせた利用ガイダンスが行われていますので、積極的に参加してください。
美学美術史資料室
芸術学美術史専修では、全国の美術館・博物館、大学、専修のOBOGなどから寄贈を受けた展覧会カタログや美術雑誌、研究紀要、美術資料など、総合図書館が所蔵しない資料を中心にした美学美術史資料室を管理・運営しています。
法・文研究室2号棟にあり、資料は芸術学美術史専修の学生だけでなく、他専修・他学部の学生にも貸出しています。
利用希望者は私まで申し出てください。
美術館図書室
展覧会カタログは最新の知見や図版が収録された重要な資料ですが、自費出版物扱いであることや購入方法が複雑であることから、大学図書館や公共図書館は基本的に収集していません。展覧会カタログが集積しているのは美術館です。多くは非公開ですが、一部の館は部外者の利用に供しています。
＊関西で唯一、さまざまな展覧会カタログを開架で閲覧することができる施設です。コピーサービスも行っています。蔵書検索システムで事前に資料の有無を調べてから訪問するとよいでしょう。
＊大阪中之島にある国立国際美術館の資料閲覧は、研究者や学生が対象の予約制です。事前に蔵書検索で調べ、申し込む必要があります。
＊京都岡崎にある京都国立近代美術館の資料閲覧も予約制です。事前に蔵書検索で調べ、申し込む必要があります。
＊13の美術図書室の蔵書を横断検索できるシステムです。国立国際美術館以外は首都圏の図書室です。