作品を視る

美術史の研究は、まず作品を視ることから始まります。展覧会などに足を運んで、積極的に実際の作品(実作)に触れましょう。
展覧会情報を検索するサイトはいろいろありますが、私は以下を推奨しています。

artscape

*大日本印刷が1995年から運営しているサイトです。全国の展覧会情報の細かな検索ができるだけでなく、若手ライターを中心にした展覧会のレビューや連載なども充実しています。

また、用途は違いますが、戦後から現在まで日本で開かれた展覧会の情報を網羅したデータベースもあります。

日本の美術展覧会記録1945-2005

*中島理壽氏監修『日本の美術展覧会開催実績1945-2005』をもとに国立新美術館が編集したもので(私も関わりました)、美術館での展覧会情報が原資料に則して正確に採録されているだけでなく、カタログやパンフレットなどの有無、有る場合はそれらがどこに所蔵されているかを知ることができます。

art commons

*上記データベースの対象期間以降、現在までの展覧会情報を蓄積したデータベースです。美術館だけでなく主要な画廊での展覧会情報も対象にしている点が、上記のデータベースにはない特色です。