岩尾一史・池田巧編『チベットの歴史と社会』(臨川書店、2021年3月)

チベットについて多角的に知りたい人におすすめの概論書。上巻が歴史篇・宗教篇、下巻が社会篇・言語篇という構成で、それぞれの分野の専門家が提示するチベットの姿は読み応え十分です。充実した地図や地名データ、文献案内も収録されており、研究入門的に手にとってもらいたい本です。池尻は上巻収録の歴史篇・第4章「ダライ・ラマ政権成立前後のチベットと東方ユーラシア」を執筆しました。

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