井筒俊彦著(鎌田繁監訳、仁子寿晴・橋爪烈訳)『イスラーム神学における信の構造:イーマーンとイスラームの意味論的分析』(慶応義塾大学出版会、2018年)

井筒俊彦の英文著作The Concept of Belief in Islamic Theology: A Semantic Analysis of Iman and Islamの日本語訳です。イスラーム教徒たちの歴史において「信仰」とは何かという議論は単に神学思想の面にとどまらず、現実の生活や政治においても重大な問題を提起しました。本書は、多くの思想家によって議論された「信仰」論の軌跡を7世紀末から18世紀までたどるものです。

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