上田耕造ほか編著『西洋史の扉をひらく―通史とテーマ史でたどる古代から現代―』(晃洋書房、2023年4月)

通史とテーマ史を通して、古代、中世、近世、近代、現代と、それぞれの時代の特徴を把握し、歴史の流れと変化を通観するテキストです。本書には、嶋中博章先生と森本慶太先生が執筆しています。

(出版社の紹介文)わかる! もっと知りたくなる! 西洋史っておもしろい!!

通史とテーマ史を通して各時代の特徴を把握。歴史の流れと変化を通観する記述で現代社会への理解が深まる! 目まぐるしく変わる歴史のスペクタクルへようこそ‼

歴史を学ぶことに何の意味があるのだろうか? 歴史を学ぶことは必要なのか? しばしば投げかけられる疑問であり、また読者のみなさんもこうした疑問を抱いた経験があるのではないだろうか。 現在の世界は、過去から続く体制や習慣を少しずつ変えながら形作られてきたものである。我々が享受する自由と平等を基調とした社会は、それ以前の階級社会が抱える問題を解決する形で成立した。過去の状況を知ることで、現在の政治、社会、文化など様々な物事をよりよく理解することができる。そしてそれは、我々が今をよりよく生きていくことにつながる。歴史を学ぶことには、こうした意義があるといえるだろう。(「はじめに」より抜粋)