山本が代表となっているJST SICORP 日本―台湾研究交流 AIシステ構成に資するナノエレクトロニクス技術研究課題「神経模倣コンピュータ応用に向けた超低消費電力二次元材料不揮発性メモリの創出」の活動の一環として、応用物理学会トータルバイオミメティクス研究会と共催で研究会を開催します。詳細は以下の通りです。多くの方のご参加をお待ちしております。


JST SICORP 日本―台湾研究交流 AIシステ構成に資するナノエレクトロニクス技術
応用物理学会トータルバイオミメティクス研究会共催

新材料・新原理で築くニューロモルフィックシステム

 人工ニューラルネットワークに基づくディープラーニングは、コンピューティングパワーの向上やビッグデータの登場と相まって、人間の認知機能を凌駕する情報処理を可能にしました。一方、ディープラーニングの学習過程では莫大な電力と時間が消費され、その学習の効率性は人間の脳には遠く及びません。近年、人間の脳のように超並列情報処理を低消費電力で実行可能なニューロモロフィックコンピュータや、学習にビックデータを必要としないリザバーコンピュータが注目を集めています。これら非従来型のコンピューティング技術を構築するためには既存の材料系や物理原理の枠を越え、多面的なアプローチが必要であると考えます。本研究会では、酸化物、有機分子、ゴム、イオン、スピンなどの新材料・新原理を用いてニューロモルフィックシステムを創り出している先生方にご講演をお願いしました。材料科学・物理学の観点から、ニューロモルフィックシステムの構築に向けて何が必要で何をすべきかを議論します。

日時:2023年8月31日(木) 13:30~18:10
場所:関西大学梅田キャンパス8階大ホール
参加費:無料
参加登録:https://forms.gle/kbgy4gCYgF1LhnnZ8 (Google Forms)
     先着50名、8/10(木)までにご登録ください

講演者:プログラムはこちら
 神吉輝夫(大阪大学)
 「オープニングリマーク」

 土屋敬志 (NIMS)
 「固体電解質界面近傍のイオニクス現象を利用するニューロモルフィックデバイス」

 矢嶋赳彬 (九州大学)
 「プロトンを用いたニューロモルフィック情報処理」

 木村睦 (龍谷大学)
 「酸化物半導体薄膜デバイスによるニューロモーフィックシステム」

 松本卓也 (大阪大学)
 「神経型情報処理を指向した分子ネットワーク構築」

 中根了昌 (東京大学)
 「時空間分布したスピン波の実現とリザバー計算への応用」

 櫻井良 (株式会社ブリヂストン)
 「マテリアルの力学的ダイナミクスによる情報処理の可能性」

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