2023年度 ゼミ3とゼミ4の概要

以下はアジア文化専修の中国言語文化コースが提供するアジア文化専修ゼミ(中国言語文化)3とアジア文化専修ゼミ(中国言語文化)4の内容です。いずれも火曜3限目に提供されます。評価方法などの詳細は来年度のシラバスを参照していただきますが、おおむね以下の内容になっていますので参考にして下さい。

ゼミIIIゼミIV
池田智恵クラス
 池田智恵先生は2023年春学期は在外研究で不在のため、春学期は開講しません。
池田智恵クラス
ゼミⅣでは、文学・文化研究の基礎となる力を養います。受講者の興味に沿って、近現代中華圏で書かれた小説作品を選び、その精読と翻訳・また資料の調べ方などを一緒にやります。後半では、卒業論文でやりたいテーマについて各自に発表してもらいます。卒業論文で近現代以降の小説作品やドラマ、映画などをやりたいと思っている人はぜひ受講してください。
石崎博志クラス
 ゼミIIIでは、「言語学的におもしろい100の文」という論文をもとに、現代中国語の文法を日本語と英語と対照させながら解説していきます。中国語だけでなく、英語や日本語の隠れたルールについても学べます。最終的な目標は中国語の基礎的な文法知識や用語の理解におきます。
石崎博志クラス
 2023年のは開講しません。
韓淑婷クラス
 ゼミⅢでは、明治〜昭和時代の日本漢学者である宇野哲人が嘗て中国留学した時に書いた日記『清国文明記』を読みます。歴史背景や人物情報、語句・用語などについて調べてもらいます。近代直前の中国における庶民の生活の様子や年中行事、万里の長城といった名勝などを日本人がどう見ていたのかについて資料から読み取り、発表してもらいます。
韓淑婷クラス
 ゼミⅣでは、幕末維新期の日本の知識人が書いた文章を、原文と現代日本語訳とを対照しながら読みます。歴史背景や人物の情報、語句・用語などについて調べてもらいます。当時の日本人は何を考えていたのかなどについて資料から読み取り、発表してもらいます。後半では、卒業論文のテーマについて一緒に考え、テーマ設定の下準備をします。日中の思想文化に興味がある人はぜひ来てください。
長谷部剛クラス
 2023年度は開講しません。
長谷部剛クラス
 『紅楼夢』は、中国でもっとも有名な小説です。『紅楼夢』は大変美しい中国語で書かれていて、それをしっかり読むことも重要ですが、また日本語訳もありますので、中国語を使わなくても『紅楼夢』を味わうこともできます。このゼミでは『紅楼夢』を読みながら、『紅楼夢』の文化的背景(コンテキスト)を把握することを目標とします。ですので、卒業論文のテーマ探しにも適切なゼミだと考えています。