カリキュラムコースの違いについて

Q.アジア文化専修には「中国言語文化コース」と「アジア文化コース」がありますが、どのように違うのですか?

A.中国言語文化コースとアジア文化コースはいずれもアジア地域を対象としていますが、アジア文化コースは中国の専門家に加え、朝鮮半島や東南アジアの専門家がいます。一方、中国言語文化コースは中国および中華圏の専門家で構成されております。学問分野では、アジア文化コースは歴史系・思想系の先生が、中国言語文化コースは文学系・語学系の先生が中心です。両コースは研究のアプローチがやや異なると言えましょう。なお中国語のネイティブの先生は中国言語文化コースに属しています。

専修分属について

Q.2年次からアジア文化専修の中国言語文化コースに分属するためには、なんらかの試験や条件をクリアしなければなりませんか?

A.文学部のどの専修でも、最大受け入れ人数までであれば、希望者全員を受け入れています。アジア文化専修中国言語文化コースの最大受け入れ人数は40人です。これを超えた場合には、これまでの学習状況や意欲などを勘案し、分属の可否を総合的に判断します。

Q.中国言語文化コースへ進むためには、アジア文化専修が開講している「学びの扉」と「知へのパスポート」を1年次のうちに必ず履修しておかなければなりませんか?

A.「学びの扉(アジア文化)」と「知へのパスポートa(アジア文化)」「知へのパスポートb(アジア文化)」の履修は、専修分属の前提条件ではありません。このうち1科目しか履修していない、あるいはいずれの科目も履修していない場合でも、分属を希望することはできます。ただし、これらの科目は、中国言語文化コースの学びを知るうえで、大いに参考になる科目です。また、専修の最大受け入れ人数より多い希望者が集まった場合には、これらの科目の成績を選考基準にしていますので、アジア文化専修の中国言語文化コースへの分属を考えている方には、履修を強くおすすめします。

Q.中国言語文化コースへ進むためには、1年生の時に中国語の科目を必ず履修しておかなければなりませんか?

A.中国語を全く勉強していなくても、分属を希望することはできます。ただし、中国語は中国言語文化コースで学ぶうえで、極めて重要な言葉ですので、履修を強くおすすめします。

免許・資格・進路

Q.中国言語文化コースで取得できる資格はありますか?

A.中国言語文化コースでは、他の専修と同様、教員免許や学芸員、司書などの資格取得が可能です。とくに中学の国語科や高校の国語科、中国語教員の教員免許については、中国言語文化コースのなかに関連する科目が多数設けられています。関心のある方はぜひ挑戦して下さい。

Q.中国語の免許も取れますか?

A.とれます。教員免許取得のための所定の単位をとることで、国語の中一種免・高一種免、および中国語の中一種免・高一種免の免許を取得することが可能です。ただ、中国語の免許のみを取得する場合には、中国語科で教育実習をしなければなりません。その際、教育実習先を見つけることが難しいという現実があります。よって本コースでは国語と中国語の両方の免許の取得を目指すことをおすすめしています。教員免許や教職について詳しく知りたい方は、教職支援センターのサイトwww.kansai-u.ac.jp/kyoshoku/index.html も参考にしてください。

Q.中国言語文化コースを卒業すると、どのような進路が考えられますか?

A.例年民間企業に就職する人が多く、業種に特定の傾向はありません。中国言語文化コースで身に付けた語学力、調査力、文章力、プレゼンテーション能力は教職、公務員、民間企業への就職、大学院進学、海外留学など、あらゆる場面で活かされます。また、研究をさらに深めたいという人は大学院へ進む道もあります。

 就職活動について具体的に知りたい方はキャリアセンターのHPも参考にしてください。