中国学専修今昔①

莫言が関西大学にやってきた

2012年度ノーベル文学賞が山東省出身の中国籍作家、莫言(1955-)に授与されました。
受賞理由は、『蛙』『檀香刑』『紅高粱家族』などの作品に「幻覚的現実主義、民間文学と現実社会に融合されていることにありました。

実は、その6年前の2006年5月27日に、莫言は本学文学部で「故郷と文学」と題する講演を行ったことがあります。
会場は満席のため、空いているところに立って聞く人も大勢いました。講演の後、座談会も開かれました。莫言は親切に中国語中国文学専攻の学生が渡した色紙にサインしました。同年9月、莫言は巴金(1904-2005)に続いて、「福岡アジア文化賞」を受賞した二人目の中国籍作家となりました。

陶徳民先生より、貴重なお写真をご提供いただきました。皆さんの知っている先生がこっそり写っています。探してみてください。

後援会の様子
観衆の様子
サインの様子