理論・計算化学研究室について

理論・計算化学研究室では、分子動力学(MD)計算を用いて、生体物質や材料の分子集団系の物性研究を行なっております。日常的に見られる多くの現象は、分子が集まることで現象を発現しています。これらの現象を理解するためには、分子レベルでの解析が必要となってきます。MD計算は現実系を模倣し、分子レベルからの現象解析に利用できる強力なツールです。我々はシミュレーション手法(MD計算)と「富岳」をはじめとした大規模計算機を用いて、タンパク質、ウィルス、高分子材料などにまつわる現象の解明に日夜取り組んでおります。課題達成のために、手法論の開発やソフトウェアの開発も行いながら進めており、独自性の高い研究です。

当研究室への配属を希望する学生の皆さんへ

理論・計算化学研究室は2023年度4月よりスタートした新しい研究室です。一緒に研究室を作り上げてくれる人を募集しています。ホームページや研究内容を読んでも、具体的な研究の進め方などイメージが付きにくいかと思います。プログラミングはやったことがなく出来るか心配。理論は難しそうなので私には無理だ。このような印象を持っているのではないでしょうか?しかし、研究は難しいことの連続です。そもそも研究とは、世界で誰もチャレンジしたことのないことへ挑む冒険的・想像的な営みです。出来るかどうか不安なんて考えは瑣末なことです。重要なことは新しい事を知りたい!という気持ちです。ぜひ皆さんも研究内容に興味を持たれたら研究室に遊びに来てください。

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