スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム「燃料電池触媒層の物質輸送機構解明に向けた、マルチスケール計算技術構築とその活用」
代表：藤本 和士（関大）
燃料電池触媒層内のプロトン・酸素ガスの物質輸送機構解明のために、量子化学計算、分子動力学計算、機械学習、粗視化ダイナミクスを組み合わせたマルチスケール計算技術を開発し、一つの計算手法では到達することができない、広域な時空間領域での物質輸送機構をスーパーコンピュータ「富岳」を用いて解明する。
スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム「物理-化学連携による持続的成長に向けた高機能・長寿命材料の探索・制御」
代表：館山 佳尚（NIMS)
電池・触媒・磁性、高分子、構造材料の四つの材料分野について、ミクロスケールからの材料開発ブレークスルーを目指し、物理・化学の基本原理に立脚した「富岳」を最大限活用する計算/データ科学研究を実行することで、世界最高水準の基礎研究遂行と我が国の産業競争力強化への貢献を達成する。本課題において我々は高分子材料の分子シミュレーションを行う。
分解と安定化：力学的安定性と選択的分解性を兼備した循環型高分子微粒子材料の創成
代表：鈴木 大介（信州大)
高分子微粒子材料に含まれる資源の循環を可能にする精密材料科学を構築を目指し、高分子微粒子の力学メカニズム、分解メカニズムをシミュレーションにより解明する。