SEMINAR

Seminar 2019

2019年度は,心理学専修のゼミ選抜方法を大きく変更し,希望ゼミとその理由書を出してもらう形になりました。希望ゼミの事前調査では,菅村ゼミの第一希望者は少なかったと思いますが,第2希望くらいまでを含めたのか,理由書を元に学生とやり取りをして調整したのか,詳細は忘れましたが,ゼミ分属発表時には9名(全員女性)となりました。

その後,中国からの外国人研究生にも3年次ゼミを聴講してもらうことにして,またタイに留学していて9月から正規履修する予定だった学生も7月のはじめごろからゼミに来てくれて,最終的には11名(女性10名,男性1名)となりました。

夏は講読演習の受講生も含めて子どもと一緒に科学博物館に行ったり,合宿を六甲山荘で1泊したりして遊びました。他のゼミの人も混じって,和気藹々としています。

2020年の秋学期には,留学している学生が帰ってくる予定なので,この学年にもう一人男性が増えます(そのころはみんな卒論生)。

Seminar 2018

2018年度も昨年度に続き,5名(男性:3名,女性:2名)のゼミとなりました。ちなみに,今年度の心理学専修の男性比率は例年よりも多いとはいえ,3〜4割なので,女性よりも男性が多い珍しいゼミといえます。

2018年4月10日@A201

今年は,私が国内外の出張続きで,合宿の日程調整がうまくいかず,希望者もいなかったので,BiVi千里山のコミュニティセンターで発表会と「調理実習」をしました。夜は夜で,卒論の方向性が定まっていない人と,近所の飲み屋に行って相談会をしました。

秋学期以降は,男性1名がアメリカに留学に行ったため,4名になりました。秋学期は,私が学術研究員期間のため,代わりに山本佑実先生にゼミをもっていただきました。

追記:留学に行った1名は,2019年の春学期に戻ってきましたが,夏からオーストラリアに行き,今度戻ってくるのは2020年の秋学期となります。

Seminar 2017

2017年度の学部3年次の菅村ゼミは,過去最少の5名(男性:1名,女性:4名)になりました。なぜこれほど少ないかというと,第1希望者が3名で,その内の1名は他大学に編入学し,大きく定員割れをしました(競争率:は0.2倍)。

一方,菅村ゼミを第2希望にしていた人は,みな第1希望のゼミに入ることができ,人数を増やそうにも増やせないという事情がありました。

とはいえ,ゼミというのは,希望者であろうとなかろうと,ご縁があっての巡り合わせだと思います。なんだかんだですぐに打ち解け,楽しく和気藹々とやっています。

菅村ゼミ9期生メンバー 2017.04.11.(A201教室)

数年前までは15名くらいで,それが昨年に9名になってだいぶ少なくなったと思っていましたが,5名だと,今まで以上にアットホームな雰囲気になっています。これほど少ないと,各自の卒論にも目が届きやすく,これまでになく,着々と進んでいます。

第1希望者が多くて,たくさんの学生が来てくれるのも,まあ,ありがたくはありますが,第1希望者は少なくてもゼミの人数が少ないほうがずっとやりやすくて助かるなあ,と感じています。

夏合宿

今年も合宿は六甲山荘でした。

合宿での移動は,去年に引き続き,今年もタクシーでした。複数台の手配で行き違いがあったり,車酔いしたりする人もいるので,六甲駅からバス,ケーブルカー,バスという乗換のほうが,時間も管理しやすく,眺めも非常によいので,来年以降はそのように戻しましょう(>合宿係さん)。

Seminar 2016

2016年度は,学部3年生が9名(男性:1名,女性:8名)となりました。第1希望者がちょうど9名で,今年度の定員が10名程度でしたので,ちょうどよく収まりました(競争率:0.9倍)。

菅村ゼミ8期生メンバー 2016.04.05.(E306教室)

各自の卒論のテーマは,姿勢,犯罪,音楽,教育臨床,ジェンダー,パーソナリティ,境界例,整頓行動,読書など,いろいろな領域で多彩です。

Seminar 2015

2015年度は,院生はD1が2名のみ,B5が1名,B4が9名,B3が11名(M : F=3 : 8)です。今回のゼミ決めは,クリッカーを使って事前調整してもらいましたが,けっこう流動があり,最初は定員ちょうどだったのですが,最終的には,定員超過し,数年ぶりに選抜を行いました。学生側の第1希望が最優先されるため,人気があるから人数が集まるとは限らず,人気がありすぎて,学生が敬遠して,別ゼミに希望を出すこともあれば,人気があまりないのに,「穴場」と思われて,人が集まることもあります。なんだかんだで,毎年,楽しくやっています。私も勉強になります。

菅村ゼミ7期生メンバー 2015.04.07.(E306教室)

夏合宿

2015年の夏合宿はしばらくぶりに,飛鳥文化研究所を予定しています。今回は,前回と違って,貸切バスではなく,各自電車とタクシーで向かいます。

Seminar 2014

2014年度の3年次の本ゼミ生は,9名(M : F=6 : 3)になりました。この学年の心理学専修の学生のうち,男性は1/4のみなので,極端に男性比率の高いゼミになりました。希望者は成績の善し悪しにかかわらず,全員入れました。

菅村ゼミ6期生メンバー 2015.04.07.@第1学舎E306
(3年次の最初に写真を撮り忘れたので,4年次の初回の写真です)

夏合宿

2014年の夏合宿は8月21日。去年に引き続き,六甲山荘に行ってきました。今年も,ゼミ生共々,とても気持ちよく過ごさせていただきました。

Seminar 2013

2013年度の3年次の本ゼミ生は,9名(M : F=3 : 6)になりました。昨今の人気低迷で,定員割れを起こし,希望者は成績の善し悪しにかかわらず,全員入れました。

菅村ゼミ5期生メンバー 2013.04.09.@第1学舎E304

これまで15名前後が3年続いたのですが,心理学専修の定員が減り,去年は10名になり,今年は9名になりました。ゼミで15名前後と10名以下とでは,かなりの人数差を感じます。これまでは,15名前後に適した課題内容や発表形式になるように,ゼミの運営を調整してきましたが,10名だとそれが必ずしもうまくいかず,今年は,もっとインタラクティブで,各自がもっと考えを深められるような内容にしたい,と当初は思っていましたが,まだ試行錯誤で,うまくいっていません。

昨年度までは,3年次の春学期のうちに,書籍の輪読のほか,心理統計を用いた論文を読むスキルを身につけるために,実際の論文をとおして統計を説明する課題などを慌ただしくやってきましたが,今年度はこれをやめました。昨年度から他の先生が統計を詳しく授業されるようになったことや,来年度から3年次の上級実験心理学(心理学専修研究4)を私が担当することになったこと,そして,なにより自分で使ってみないと統計はなかなか体得できないという事情もあります。

代わりに,ゼミで深めたいテーマを皆で勉強したり,そこから新しい研究の可能性を考えたり,場合によっては,実際に予備実験したりすることを通して,統計なども結果的に学んでいければ,と思っています。こうしたことが,卒業研究を実施し,卒論を書き上げることに直結する知識とスキルになるのではないかと思います。

3年次ゼミと4年次ゼミの合同飲み会

本年度ゼミのテーマ

前回のゼミガイダンス時に配布した資料では,本ゼミのテーマを次のように書いています。

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春学期には,以下の本ゼミのテーマに関連した文献について,グループ学習しながら,関心の幅を拡げつつ,科学的な論文を読むスキルを身につけていきます。夏合宿以降は,各自の関心に合わせて,卒業論文として取り組みたいテーマを絞っていけるように,他のゼミ生と一緒に考えていきます。

A) 臨床心理学:メンタルヘルスの改善・維持・向上に関わる技法や個人差

例:・悩みを人に話すだけで,楽な気持ちになるのはなぜか?

・同じ悲惨な出来事でも,すぐに立ち直れるのはどんな人か?

B) 身体心理学:姿勢や表情,動作,感覚がもたらす感情や認知の変化

例:・怖いから震えるのではなく,震えるから怖い?(感情心理学・進化心理学)

・よだれが出ると,物欲が増す?(日本語や外国語のからだ言葉)

C) 文化心理学:地域固有の認知や感情の様式,日本独自の文化,サブカルチャ

例:・日本人らしさとは何か?(とくに日本語の構造や神道の思想の視点から)

・マンガの好みと自己概念は関係があるか?

Key words: 身体化認知,James-Lange説,進化,からだ言葉,感情,マインドフルネス,宗教性

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臨床心理学,身体心理学,文化心理学を大きな柱としていますが,なかでも身体は,臨床と文化にも通底するテーマであるように思います。その意味では,身体心理学は,皆でもう少し詳しく勉強したほうがよいかもしれないと考え,今年のゼミではこれをメインテーマにして,広義の身体性の理論や実証研究を取り上げています。臨床心理学は,テーマの1つに挙げている割りには,毎年,卒論のテーマにする人が少なく,ゼミでも実際は取り上げないことが多くなってきましたが,今年はマインドフルネス(仏教瞑想)を少しだけやってみました。

書籍の輪読

2013年度の3年次ゼミの春学期では,下記を教科書にして,輪読しました。

  • 春木豊(編)(2002)身体心理学──姿勢・表情などからの心へのパラダイム 川島書店
  • 春木豊(2011)動きが心をつくる──身体心理学への招待 講談社現代新書

英語論文講読

どこのゼミでもそうであるように,菅村ゼミでも英語の論文を読みます。今年は,以下の論文を2,3名のグループで読んで発表してもらいました。短く,わかりやすく,できるだけおもしろい内容の論文を選びました。

  • Lee , S. W. S. Schwarz , N. ( 2010). Dirty hands and dirty mouths: Embodiment of the moral-purity metaphor is specific to the motor modality involved in moral transgression. Psychological Science, 21, 1423–1425.
  • Liljenquist, K., Zhong, C., & Galinsky, A. D. (2010). The smell of virtue: Clean scents promote reciprocity and charity. Psychological Science, 21, 381–383.
  • Koch, S., Holland, R.W., Hengstler, M.,& van Knippenberg, A. (2009). Body locomotion as regulatory process. Psychological Science, 20, 549-550.
  • Carney, D.R., Cuddy, A.J.C., & Yap, A.J. (2010). Power posing: Brief nonverbal displays affect neuroendocrine levels and risk tolerance. Psychological Science, 10, 1363-1368.

夏合宿

2013年の夏合宿は,久々に六甲山荘に行ってきました。管理人の方が新しく代わられてからは初めてですが,入館したらキャスターをきれいにするのを手伝ってくれたり,と細やかな心配りがあり,ほかにもいろいろな計らいをしていだだき,ゼミ生共々,とても気持ちよく過ごさせていただきました。楽しげな写真は近いうちにアップします。

2013年度ゼミ紹介

以下,学年別の提出してくれた順です。

3年次編

  • 「菅村ゼミは課題も多いし、真面目極まりない奴らが集まっている」とお考えの皆様、ご期待に副えず申し訳ありませんふはははは。断言しますが、課題が多いと思ったことは一度もありませんし、私は真面目さの欠片も装備しておりません。ゼミではグループ発表や軽い個人発表などを行い、ちょっとした舞台度胸と団結力が生まれます。その団結力が飲み会や合宿で笑顔を咲かせるのです。
  • ほかとは違う心理学の研究をやろうという気を起こさせてくれる。ほかとは違う心理学の研究に必要なことを教えてくれる。菅村ゼミはそんな所です。
  • 菅村ゼミは厳しいゼミだと思われがちですが、実際はゼミで卒論について発表している最中に先生が咀嚼音のするおかきをみんなにまわしはじめ、発表している人さえもまわってきたらそれを食べるという何ともアットホームでとても居心地の良い素敵なゼミです。
  • 菅村ゼミは仲が良い!…グループでの輪読やディスカッションを通して、同回生とすぐに打ち解けられます。菅村ゼミは興味の幅が広い!…夏休み以降は個々の関心のあるテーマについて発表します。全員からアドバイスをもらうことで卒業研究の形が見えてきます。
  • 菅村ゼミのいいところ!みんな仲良し!合宿・飲み会などで縦のつながりも築ける!ゼミ生の個性が豊か(先生も含む)!落ち着いた雰囲気は居心地がいい!なのに課題は意外としっかり!勉強も遊びもどちらも楽しみたい♡そんなあなたにピッタリなゼミです!
  • 春はグループワークでの輪読、秋は各々の卒論についてディスカッションでした。どちらにも言えますが、目の前の課題に対して積極的に関わろうとする姿勢こそ重要です。そこから何を得るかは自分次第だと強く感じました。また、グループワークはお互いを知るいい機会になります。
  • 菅村ゼミは、ひと言で表すと個性の強いゼミです。菅村ゼミでしばらく過ごすと分かります。これでもかというくらいメンバーは個性が豊かです(もちろん、菅村先生を筆頭に!!)。
  • まず、菅村ゼミでは初めにゼミ生のあだ名を先生に決められます。このあだ名制度(?)のおかげで、ゼミ生と早くから打ち解けられるように思います。ちょっと恥ずかしいあだ名になってしまったら、どんまいです。また、ゼミ生たちと過ごしていると、次第に「ゼミ語録」なるものができあがります。今年はもう10個以上できあがっています。何してるんだって話ですね。もちろん、課題はしっかりありますが、大変というよりも、自分のタメになる課題ばかりなので、和気あいあいとした雰囲気の中で、自分を高められるはずです。
  • (1) ゼミのメンバーが仲が良い!ゼミで飲み会したり、ご飯いったり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンだって行く仲の良さ!(2) 授業は真面目!お互いの卒論に向けてのディスカッションを行います。お互いがより良いものにするために実験提案や方法を考えます!迷走し始めたら菅村先生が助け船も出してくれることもあります!! こんな風に菅村ゼミは仲良く、真面目に生きています笑
  • 過去の菅村ゼミ生の卒業論文のテーマをご覧ください。意外にも(?)、テーマは幅広いです。先生は、身体と心理の関係について興味をお持ちですが、守備範囲の広い方なので、漠然としたアイディアしかなくとも、上手くご指導くださいます。また、進学志望の方も多い一方で、卒業単位の取得状況がスリリングな方も…。ゼミ生の個性も幅広いので、安心してお越しください。

4年次編

  • 真剣に心理学を研究したい人にオススメのゼミです。先生や院生の先輩方の知識が豊富で、わからないことがあってもよく面倒を見てくださいます。頭のよい人が菅村ゼミには集まるというイメージがあるかもしれませんが、僕は心理学の講義の成績は恥ずかしながらほぼ「良」でした。そんな僕でも先生や仲間の協力でなんとかやっていけているので、せっかく高い授業料払って大学に来ているんだから・・・と考えているのなら、このゼミは意義のあるものだと思います。
  • 菅村ゼミは、やりたいことがきちんとした形にできるゼミです。4回生のゼミは卒業論文を中心に進んでいきます。自分がやりたいことや考えたことについて活発にゼミ生と意見交換を行い、菅村先生から適切なアドバイスをいただけます。その中で試行錯誤を重ね、たくさんの意見を吸収して自分の思考を深めることができると思います。自分の中で考えが行き詰っても、ゼミを通して自分では気付けなかったことを知り、先生から新たな観点を示していただけるので、貴重なゼミの時間を大切にできます。心理学を専攻した大学生活の集大成として卒業論文に取り組みたい方には、自分の力を高めることのできる相応しいゼミだと思います。
  • 4年次のゼミでは3年次までに考えてきた卒論を本格的に進めていきました。春学期はゼミ生がそれぞれ自分の卒論の進展を話し、ゼミの全員でそれに対する疑問点や問題点を話し合うので自分一人では思いつかなかった考えや問題点などの発見につながります。夏には合宿があり3回生と合同で行われ、学年間での仲を深めることができます。秋学期からは大学院の先輩方が4回生のチューターとなりとても親身になって研究を進める上での相談に乗って下さいました。それぞれが連絡を取り、予定を合わせて会う形だったので相談もしやすかったです。先生もその都度、質問や問題点の解決に力を貸して下さるので安心です。学生同士お互いに刺激し合い、先輩や先生からのサポートも充実したゼミだと思います。
  • 菅村ゼミは夏合宿があり、同学年との仲が深まるだけではなく、先輩方とも話す機会があり、卒論の相談なども出来ます。また、院生の方のチュートリアルで、より卒論が進みやすくなりました。
  • 菅村ゼミの授業では心理学に関する幅広い知識を学ぶことができとても勉強になります。ゼミ合宿や飲み会は、ゼミの先輩方とも楽しくお話できたり、たこ焼きや鍋などを下宿の家でしたりするアットホームなゼミです。
  • 先生の人物像:非常に落ち着いた雰囲気の先生です。心理学に関することなど、的確な助言をしてくださります。ゼミ全体の雰囲気:自分から学ぶ姿勢が求められます。課題が出るときも時々ありますが、基本は、自分の卒論に関することをゼミにもっていって、それに関して意見や助言をいただく、といった形式になっています。合宿の雰囲気:3回生・4回生・院生さんたちがそれぞれ、卒論のテーマについて発表します。自分の興味のあることについて助言をいただける貴重な機会でありかつ、自分以外のゼミ生の発表を聞けるので、知識も増えますし学問の領域の広さを実感できます。夜は親睦会がお約束になっています。非常にフランクで自由な親睦会です。
  • 菅村ゼミの特色は先輩後輩の仲が良いことです。春には3・4回生合同のお食事会があり、夏合宿も3・4回生合同なのでとても仲良くなれます。また夏合宿では大学院の先輩まで来てくださることもあり、発表時には様々な意見を聞くことができ、とても実りのある合宿となります。
  • 菅村ゼミは授業の中で、自由に発表や意見交換ができる時間を設けて下さるので、早くから卒業論文のテーマを絞り、取り組むことができます。また、院生の方がチューターとなって卒業論文についてアドバイスを下さるので、心強いです。合宿も3,4回生、院生合同で行くので学年関係なく交流ができ、とても楽しい雰囲気です。卒業論文を真剣に取り組みたい方、ゼミ生同士の交流を楽しみたい方にオススメのゼミです。
  • 4回生になると講義はより学生主体になってきますので成長しようと思えばいくらでも成長できる環境です。また、卒論は学生全員を先生が別個に見るだけでなく、卒論のテーマにあったチューターさんを付けているので、進めやすいとおもいます。3回生とのかかわりも、合宿があるので大丈夫だ問題ない。たまに無茶振りが来るので漫才の練習をしておいたほうがいいかもしれません。

院生編

認知・発達心理学専攻

山本佑実(M1)

<ゼミ・課外ゼミ活動>

週に1度,M1とM2の学生が,2コマ合同でゼミを行っています。主な取り組みは,修士論文の立案・計画と,その進捗状況の報告ですが,その他,学生が各自で行っている調査・実験に関しても,多くのご指導をいただいております。また,(1)日本心理学会での研究発表と,(2)書籍の翻訳活動,(3)学部卒論生の指導(チューター制)は,就職・進学に関わらず,全員で行っています。進学希望者は,これらに加えて,(4)国内外の学術誌への論文投稿,(5)紀要論文の執筆にも取り組んでいます。※不定期ですが,ゼミ開始時に,マインドフルネス瞑想を行うこともあります。

おおまかなスケジュール(12月現在)

  • 4月…入学,時間割と研究スケジュールの提出
  • 5月…日本心理学会大会発表抄録(卒論の報告)の指導
  • 6月・7月…卒論データを論文にするための指導
  • 8月…他授業の試験/レポート・集中講義・学部生とのゼミ合宿(指導する卒論生の決定)
  • 9月…日心ポスター発表
  • 10月・11月…紀要の執筆計画
  • 12月…主な紀要の締め切り・(就職活動解禁)・修士論文の計画

(※修論の計画が12月からとありますが,学年やその個人によって年度内の活動方針が異なるため,あくまで私個人のスケジュールであることをお含みおきください。院生の多くは,入学当初から相談を行っていると思います)

<日々の生活>

修士課程での2年間でどのような研究計画を予定しているかによって,日々の過ごし方は様々ですが,関西大学大学院のHPに,心理学研究科在学生の標準的な1日のスケジュールが紹介されておりますので,そちらもご参照ください。

研究環境としては,本学は,院生研究室が24時間利用可能であること,図書館の個人研究室が借りられること,多くのデータベースにアクセスできることなどをふまえると,非常に快適であると思われます。他の主だった大学と比べ,ゼミ室というものがない分,様々なゼミの在籍者と交流する機会があります。また,経済学や文学など,他の研究科と隣接しているため,科を超えた人脈やアルバイトの機会が得られる場合があることも,メリットの1つであると実感しております。

本元小百合(M2)

ゼミでは主に修論の発表や論文の添削、ディスカッションを行っています。また今年から洋書の翻訳を英語の勉強も兼ねて行われるようになりました。ディスカッションや翻訳は知的好奇心を刺激するいい機会であり、知りたいと思うことが増えました。

これと関連してM2になって感じることは、大学院では「自分が何を知りたいのか」を明確にすることが大事だということです。M2では時間をほぼ修論の作成にあてます。概して自分の研究と向き合う年です。そのため、これは経験に思うことですが、日頃から色々情報を集めたり、何かに疑問を持ったりして、その中で選択的に自分が何を知りたいかを感じることが必要だといえます。

加藤久美子(M3)

大学院を休学して,ニューヨークでぶいぶい言わせてるぜ,いぇーい!(菅村代筆)

心理臨床学専攻(臨床心理専門職大学院)

川崎智絵(M1)

臨床心理専門職大学院と言いましても、典型的な臨床心理学の知識だけを学ぶのではなく、例えば発達に関することやキャリアに関することなど、様々なことを勉強し、身につけます。とは言え、2年間の授業で触れることができる知識はほんの僅かで、臨床心理士を目指すにあたっては、そこからどれくらい自学自習に励むのかが重要になってくると思います。時間外に自分で勉強した分だけ、目標に近づけるとでも言いましょうか。しかし、授業自体は学部より少なくなるかもしれませんが、大学院では課題や実習の準備などに追われるため、院生の持つ自由な時間はそう多くはありません。ですので、大学院を目指される方は、比較的余裕のある大学生の時から、興味・関心のあるところだけで構いませんので、自学自習に励み、自らの力とされることをお勧めします。

結城進矢(M1)

専門職大学院では、卒業後スクールカウンセラーなど心を扱う職業で即戦力として働けるような知識や技術を中心に学んでいます。また、大学院進学は学生のモラトリアム延長というより、ある意味では職業決定に近いものがあります。学ばなければ将来的に必要とされない存在になりますので、進学を考えている人は頭に入れておいてください。

坂東和晃(M1)

臨床心理専門職大学院の1年次は基礎的な勉強を行います。服装規定があったり挨拶や電話の仕方から練習したりします。実習に多く出かけるわけですので、まずは一社会人としての振る舞い方が求められます。専門的知識の学習ついては、授業時間はもちろんのこと、自学自習や発表準備、レポート作成などでプライベートな時間も多く割かれます。そしてなによりも、体調管理ができていなければなりません。自分の身体と相談しながら、日々精進しています。

増田萌実(M1)

大学院では、臨床心理士とはなにか、ということについて日々考えさせられます。実習や演習の授業を通して、臨床の現場で活かせる知識や技能を身につけられるよう、精進しています。

筒井亮太(M2)

現在、専門職大学院M2のです。修士課程ではさまざまなことを学んでいきますが、菅村ゼミで培ったノウハウがあったおかげで助かった経験が多々あります。研究に関するスキルが身につきますので、授業での発表などの質の向上につながっていると感じております。

Seminar 2012

2012年度の学部3年次の菅村ゼミ(4期生)は,10名(M: 3, F: 7)になりました。今年の3年次生は,心理学専修の定員が90名だったものの,定員割れをして80数名になった代で,人数減に伴って,当ゼミの定員も少なくしました。当ゼミの第一希望者は13名いましたが,得点の開きも考慮して,10名を受け容れることにしました。選抜を行ったのは,3年ぶり2回目です。

菅村ゼミ4期生(2012.04.11@D104教室)

飲み会は学生の日程が合わず,5月末が初めてになってしまいました。それでも,3人来られなかったのは残念です。

3年次初飲み会の様子(2012.05.29@居心伝)

今年の3年次ゼミでは,まず春木豊(2011)動きが心をつくる 講談社を教科書に指定して,輪読を行いました。

夏合宿

2012年度は8月29日から31日まで,2泊3日で飛鳥まで夏合宿に行ってきました。

2012年度ゼミ紹介

今年は,字数制限をせず,自由に紹介してください,とゼミ生にお願いして書いてもらうことにしました。以下,学年別に送られた順序で載せていきます。

※ゼミの進め方と課題については,来年度から大きく変更する予定です。詳細はSeminar 2013のページをご覧ください。

3年次ゼミ編

  • ゼミでは主に輪読やグループ発表などを行いました。発表内容は統計の使い方や自分の興味ある論文内容についてなどです。他のゼミよりも課題は多いですが、中身の濃い授業になっていたと思います。問題点や考えるべきことについては菅村先生が的確なアドバイスをして下さいます。ゼミ生ともグループ発表や合宿などで仲良くなりました。忙しいですが、充実していて楽しいゼミです。
  • 幅広い分野の心理学を学べるゼミだと思います。授業は班で論文を読んでパワーポイントにまとめて発表するのが中心です。また、夏合宿ではゼミ生と仲良くなれたり、先輩方に卒論などのアドバイスを受けることができます。
  • 幅広い分野の心理学を学べるゼミだと思います。授業は班で論文を読んでパワーポイントにまとめて発表するのが中心です。また、夏合宿ではゼミ生と仲良くなれたり、先輩方に卒論などのアドバイスを受けることができます。
  • 真剣に心理学を研究したい人にオススメのゼミです。先生の知識が豊富でよく面倒を見てくださいます。課題は論文を読み解くグループワークが中心で、大変で すが、自分の苦手な部分を助けてもらえます。ゼミ生の印象は菅村先生の崇拝者か大学院に進学を希望(考慮)する人が多いように感じます。
  • 菅村先生のゼミは優秀な人が集まりがちかと思いきや、そうとは限りません。もちろん優秀な人もたくさんいますが、私は凡人で、あまり真面目でもありません。ですが、決められたことがきちんと期間内にできる人なら、誰でも入って大丈夫なゼミだと思います。
  • 春学期は課題がほぼ毎回出ます。ですので、サークルやバイトが忙しくて、時間が確保できない人には正直おすすめできません。そして課題は難しい。ですが、頑張ればなんとかなるし、絶対力はつくので、追い詰められないと何もしない人にはいいと思います(私のことです…)。
  • 先生は淡白で掴み所がないですが、自発的に動けば協力的で、いろいろアドバイスしてくれます。春学期の課題はグループワーク中心なので、ゼミ生同士無理なく仲良くなれます。引き締まるところは引き締まり、弛いとこは弛い、楽しいゼミですよ。
  • 三年次菅村ゼミでは、専門的な心理学研究についてはもちろん、研究に必要な統計学的知識もしっかり学ぶことができます。先生の心理学守備範囲はとても広いので、分野にとらわれない様々な心理学に触れることが可能です。卒業論文への取り組みもはやく、貴重な意見をたくさんきくことができるので、納得のいく研究をしたい方におすすめのゼミです。
  • 教授の専門が広いため、研究の幅をひろげることができます。なので、研究したいことがまとまっていない人でも、ゼミに参加するうちに必ず自分の興味を見つけることができると思います。しかし、課題の量は他のゼミに比べて多いので大変です。自分の力にはなりますが、私生活があまりに忙しい人には両立が少し難しいと思います。
  • 大学院進学者・進学希望者が多いので、先輩方から色々なお話を伺うことができ、自身の進路の参考になるのではと思います。大学院に進学せずとも、文化から身体、臨床まで様々な分野の知識を先生がお持ちなので、自分のやりたいことがほぼ確実に出来ることも1つのメリットではないでしょうか。論文をたくさん読んだり、そこから主要な統計法を学んだり、研究結果を卒論に結び付けていったりと、非常に自分の力になるゼミです。
  • 菅村先生のゼミでは心理学の色々なことを学べます。自分自身が全く興味がなかった分野にも興味が出てきたり、同じゼミの子の関心のある分野について学べたりと、自分の興味・関心の幅が広がる楽しいゼミです。多少忙しいですが、心理学をしっかりと学ぶことができると思います。
  • 授業の入りは本の輪読からでした。私たちが輪読した本は1冊だけでしたが、身体心理学に関する本を何章かごとに読んではその要点をワードでまとめてきて、次回の授業の資料を人数分用意してくるという、なんだか手間のかかるものでした。毎回資料を作成するのではなく、ゼミ内でグループを作り、その週ごとに担当のグループが作成していました。その他のグループはその章への疑問点・質問点をまとめてこなければいけなかったので結果としてはまぁまぁ毎回大変でした。大変でしたけど、資料を学生が作成することによって理解も深まり、より中身のある授業になったと思っています。
  • 次に、先生の指定したキーワード(心理学用語であったり、分析方法名であったり、聞きなれないような言葉)を用いた論文を図書館の書庫から引っ張ってきて、その論文を解説しながらキーワードも理解していく、という高レベルな授業をだいたい1か月くらいは取り組みました。これは毎回本当に大変でした。キーワードが載った論文を見つけるのに一苦労、そして論文の内容を理解するのに一苦労、最後にキーワードが結局なんなのかを理解するのに一苦労、でした。これもグループワークで、毎回グループは変わり、全グループが同じキーワードを解説するためのパワーポイントを作成してくる必要がありました。大変でしたが、これも自分から調べて理解する学習であったので理解が深まり、図書館の書庫の使い方や論文検索の仕方も上達したので今後のためになりました。
  • 夏合宿に向けては、卒業論文で取り組もうと思っているテーマを絡めた論文を書庫から引っ張ってきてパワーポイントにして解説し、その研究にどんな意義があるか、自分の研究したいこととなんの関連があるかをまとめてくるという作業をしました。作業は夏休み中に進めました。この夏合宿は3・4回生そして院生合同で行った合宿だったので、自分が発表する以外にも、ほかのゼミ生や先輩・院生方の卒論テーマを聞けてたいへん参考になりました。とくに4回生の方や院生の方のテーマは具体的でしっかりとした内容であったので今後の自分の卒論の方向性を考えるうえでありがたいお手本だと感じました。発表後に先輩方や先生からアドバイスをいただけたこともよかったです。
  • 夏休みが明けてからは、身体心理学、文化心理学、臨床心理学に関する英語論文の紹介をパワーポイントにまとめてくるという難しい課題に取り組みました。論文は先生から提供され、その内容についての理解はグループで協力しながら進めていきました。とても苦労しましたが、英語での研究論文に取り組む機会が少ないわたしたちにとってとても経験値の上がるものとなりました。
  • 今は、卒業論文に取り組むにあたって、どのような研究をしていきたいかを固めていっている時期です。自分のやりたい研究と結びつきそうな先行研究を図書館やインターネットで検索して、ではどのような方法で実際研究すればよいのか、というのをゼミ内で話し合っています。
  • イベントとしては、3回生ゼミと先生で親睦会を開いたことが一度あります。今はゼミ内の下宿生の家を借りて鍋パーティーをしようかという話が持ち上がっています。3・4回生合同の親睦会は開くことができませんでしたが、夏合宿を通して仲が深くなったことは確かです。
  • 菅村ゼミでは、分析方法や用語について学生に調べさせる方針をとっていて、さらには自分の調べたことを他者に説明する力をつけるような授業がたくさんあります。与えられるだけでは完全に身に付かない知識も自分で取り組むことによって自分のものにできます。根気のいる作業も多いですがその分やりがいも感じるゼミになっています。

4年次ゼミ編

  • 卒論演習では、円卓になって授業を行い、ゼミ生が個々に卒論を進めていく上で、ぶつかった疑問について、先生とゼミ生に助言を求めたり、卒論の進行度合いを報告したりして、みんなで話し合いながら進めていく型式をとっています。授業名の通り、卒業論文を中心とした授業です。また、月に1度の文献紹介が課題です。文献は、自分がいざ卒論に取り組む際、書式の参考になりますし、卒論の先行研究として活用することもできるので、紹介するためにまとめる作業は大変勉強になります。ゼミ内の雰囲気は、少人数なので、アットホームです。
  • 卒業論文の制作過程について、私の場合、3回生からテーマをしぼりはじめ、4回生の秋頃から本格的に手をつけはじめました。ただ、これは、当初の予定より大幅に遅れており、実際、先生がはじめに示された卒論計画では、秋に完成の予定でした。12月9日現在で、まだ完成からほど遠いので、いろいろ不安な状況ではありますが、上記のように、ゼミの時間に相談すると、先生やゼミ生から的確な助言を頂けますし、ゼミの時間外でも、ゼミ生同士の仲が良いため、困ったときは誰かが助けてくれます。そのため、みんなで支え合いながら卒論を仕上げているという感覚があり、孤独感を感じずに卒論を進めることができています。
  • こんな私から、一つだけ助言できるとすれば、卒論は普段のレポートと比べものにならないくらい大変ですので、早めに手をつけることをおすすめします!
  • 3年次での活動以上に,各ゼミのカラーが反映されるのが,4年次の卒論演習だと思います。卒論は個人指導の形をとるゼミが多い中,菅村ゼミの卒論演習は,⓪テーマを自由に決定し,①調べた先行研究をゼミで共有,②そこから各人の関心や,未検討の点を議論し,③それを研究するための方法について全員で考え,実行するという流れで,進行していきます。そのため自分の卒論だけでなく,他のゼミ生の卒論についても,自分なりの考えや意見を述べることが求められます。
  • また,発表日や回数,形式などもすべて自由なので,各々の進行状況やその日の参加人数に応じて,指導の内容・時間・質もそれぞれ異なります。卒論に対して主体的に取り組むことができ,なおかつ他者と積極的に意見を交換したいと考える学生には,最適のゼミだと思います。
  • テーマや方法について,まだよくわからないという方でも,先生やゼミ生,先輩と相談することで卒論を進めていくことが出来ますし,そういった話し合いの場を好まない方でも,個人で進めていき,可能な範囲で状況報告を行えば,卒論を書きあげることは可能です。そういう意味でも,受け皿の広いゼミであると言えるでしょう。
  • 反対に,個人でまとまった時間,指導を受けたいという方や,あるテーマに特化したゼミで卒論を書きたいという方については,他のゼミも併せて検討してみることをおすすめします。
  • 菅村ゼミでは、マイペースに卒論を進めることができます。出席するかは基本的に自由です。卒論について、先生やみんなからのアドバイスが欲しい時には出席し、
  • 論文を読んだり、データ入力や調査を優先したい時には休めます。ゼミ生同士はすごく仲が良いので、分からないことがあれば気軽に質問もできます。ゼミ選びに悩んでいる方に1つだけ…先生の声やその雰囲気から、「1番のほほんとしてそうなゼミ」と思っている方もいるかもしれませんが、それは違います。別にあります。
  • 自分では気がつかないところを、先生やゼミのみんなに教えてもらいながら、楽しく卒論を進めることができます。ただし、自分の計画通りにいくと思っていても、なかなか進まないこともあるので、4年生になる前に、いくつか興味のあるテーマを見つけ、日本だけでなく海外の論文も読んでおくことを勧めます。
  • そして、4年生になったら、何事も早めに進めることが大事だと思います。その際に重要なことは、自分で考えても進まない時は、先生やみんなに聞いてみることです。自分の卒論なので、考えるのは自分ですが、きっかけは、他の論文だけでなく、みんなが与えてくれることもあります。この菅村ゼミは、みんなが、きっかけを与えあえる、良い環境です。
  • 四回生のゼミでは、卒論の相談や文献紹介が中心です。卒論の計画については、先生はもちろんゼミ生も意見を出し合うので、色々な意見を聞き考えていく事ができます。四回生は就活や院試で忙しくなると思いますので、卒論のテーマは早めに絞っていく事をおすすめします。
  • 四回生卒論演習では、主に各自卒論の作成においての疑問点、進め方、途中経過発表などをします。ゼミ生と疑問点や進め方を共有することで、今後の作成に活かせる情報や疑問点に対する解決法が得られる貴重な時間です。またそれ以外では、月一回論文紹介の提出があります。論文紹介とは、自分の卒論に役立つ論文を調べたり、興味のある論文、面白いと思った論文などを、要約して提出することです。自分の卒論の参考文献にもなるので、とても為になるものです。
  • 本ゼミでは、3年生の後半から卒論について本腰を入れて考えはじめます。しかし同時期に、就職活動、公務員試験や大学院入試など、進路決定に時間を費やしていると、卒論がなかなか進まなくなったりします。進路を決めてさぁ卒論を書こうと思ったときに、過去の自分が遺してくれた道標と出会うことができる、そんなゼミです。あと個人的には、毎年実験を行うゼミ生が多い印象です。もちろん、自分が調べたいことにマッチした方法を取ればよいのですが。
  • 四年次のゼミは卒論を進めるのが主になります。各々発表したい人が発表し、ゼミ生間で話しあったり先生からアドバイスを頂いたりします。ゼミ生間で話し合うことでそれぞれ参考になりますし、先生も親身になってアドバイスをしてくれてますが、就活や院試を控えている人もいると思いますので早めの取り掛かりをお勧めします。
  • 菅村ゼミは、ゼミ生がとても仲良く協力しあう雰囲気です。ゼミ中は真剣に取り組みますが、たまにはお菓子を持ち寄って談笑しつつ議論したりと楽しい一面もあります!四回生になってからは卒業論文の質問や経過発表がメインです。メリハリを持ちつつ和気あいあいと学びたい方におすすめです。
  • 卒業演習a(春学期)は、自分の卒業論文に関係する文献紹介をしたり、卒業論文の進捗状況の報告をおこなったりしていました。卒業演習b(秋学期)は、講義などで配布する質問紙のチェックや、実験で用いる刺激の選定などを行い、執筆へ向けての準備を積み重ねていました。
  • 春学期は皆それぞれに進路のことで忙しく、卒業論文のことをしっかり進められ
  • ている人は少なかったように思います。全員が秋学期、怒涛のごとく実験や質問紙配布をおこなったので、みんなが大変な思いをしました。
  • 自分の興味を知る。興味が無くても「仕方ない。付き合ってやるか」くらいの気持ちで体験する。先行研究を悪食するかの如く読み、研究の余地を発見する。自分なりにでも疑問を持つ。何にせよ行動を起こせば、皆さんの卒業論文制作の役に立つかと思います。
  • 私の場合、卒論テーマを決めるきっかけは、卒論提出3ヶ月前の新聞記事でした。正直に白状すると新聞を読むまでは「論文概要」どころか「論文が異様」でしたが、おかげさまで何とか首の皮一枚で繋がっています。制作が遅いことが悪いとは言いませんが、自分を含めて色んな人の予定に気を配る必要が生まれる。これが私からの経験談です。
  • その他、卒論関連論文の発表や卒論制作の途中経過の発表なども行いますので、関連論文は見つけたら、常時いくつかストックしておくのがお勧めです。様々な分野に関して深い興味を持った学生が集まる、気さくな雰囲気のゼミですので、お互いに刺激し合うには良い環境だと思います。
  • ゼミの内容として、卒業論文作成に向けて、教授やゼミ生と相談・質問しながら進めていく形になります。四年次において大切なことはテーマの軸(やりたいこと)をしっかり決めておくことです。期限に追われると何をしていいかわからず混乱してしまいますので、軸を中心として今すべきことを目標から逆算して考えていくことをお勧めします。
  • 4年次のゼミの活動内容は、他のゼミ生の紹介と同じなので割愛し、今年1年で感じたことをお伝えします。今年度の4年次のゼミは、まさに自分との戦いでした。ゼミ内での発表は任意・挙手制(春学期の発表回数のノルマはありましたが)だったので、どの時期に発表するかは、自分次第。私は就活生だったので、企業説明会がゼミの時間と被ったり、選考課題に追われたりと、前半はゼミ以外でも忙しく、時間を作る意識がないと大変なことになります。他のゼミより早く、3年次の夏合宿で、卒論のテーマを発表しなければならない(内容の変更は可能)のですが、3年次でそこまで進んだからと舐めてかかっていると痛い目にあいます。ゼミ生のうち数人、質問紙調査を行いましたが、配布時期がほとんど11月末〜12月初めに固まってしまい、先生に大変迷惑をかけてしまいました。実験・質問紙ともに、協力者の確保が勝負となってきます。他の先生の授業でも配布・協力を…と考えている方は、早めの質問紙作成をお勧めします。でないと、食堂で配布や自分の友達の友達の友達などをあたらなくてはならなくなります…。予想以上に、配布・回収・分析に時間がかかることを考慮したほうがいいと思います。これはどのゼミ・卒論でも同じと思いますが。また、文献紹介は真面目にやれば、そのまま卒論の問題提起・先行研究に引用できるので、大変効率的な課題だと感じました。課題が多い分、卒論と向き合える時間が増え、また、ストックが増えれば増えるほど、あとで楽になります。一気に終わらすでなく、少しずつ積み上げていくことが好きな人できる人には、オススメのゼミです。

院生編

認知・発達心理学専攻

☆本元小百合(M1)

大学院のゼミでは、輪読や論文作成、修士論文の研究計画発表を主に行っています。

ゼミ以外の授業では、臨床心理学や神経科学など各領域について専門的に学ぶだけでなく、プレゼンテーションやディスカッションを行います。成績評価もほとんどがレポート課題です。したがって、大学院では知識をインプットするだけでなく、自分の意見や考えを相手にどのようにアウトプットしていくのかがとても重要になってくるといえます。

そのため、日ごろから院生同士で月に1度程度、自主的に勉強会を行い、自分の興味のある分野について発表したり、意見交換を行ったりしています。院生同士で自分の研究について発表することは、アウトプットの練習にもなりますし、院生ごとで研究領域が異なりますので、知的欲求の刺激や自分の研究を多角的に見るきっかけにもなります。

☆加藤久美子(M2)

【授業編】

<ゼミについて>

今年度のゼミでは、輪読と、修士論文を進めています。私は「読書に伴う身体性が文章理解に及ぼす影響」について、研究を手がけています。現在は、得られたデータをもとに、分析を行っています。また、ゼミには大学院進学希望の学部生も参加することがあります。今年は先生のご指導のもと、複雑系科学の本を輪読しました。院生、学部生ともに、良い刺激になったと思います。

<他の授業について>

大学院では、一回生で必要単位を、ほとんど取得できるので、二回生では、授業を取らず、研究に没頭することができます。

教職や司書などの資格取得のための授業は、大学院でも受けることができます。

【生活編】

<勉強について>

課題の数は履修授業内容や数によって大きく異なってきます。大学院24時間開放、またPsycINFOの自由閲覧など、環境はよりよくなります。

<その他の生活>

授業や課題の数、自分の研究などで、時間が学部生のころより少なくなってしまう人が多いと思います。なので、バイトやボランティアなど、学外活動は、時間を考慮しながら、行っていくことがよいと思います。大学院生活は基本全てが自己責任なので、体調に気を配り時間を有効に使って、様々なことを学んでいければベストだと思います。

心理臨床学専攻(臨床専門職大学院)

☆筒井亮太(M1)

大学院の授業は、演習と実習という2つのタイプがあります。前者は講義形式で後者は実際にアセスメントのロールプレイや傾聴訓練などを行うものです。授業には課題が毎週出るものもありますが、学部時代になにか一つ自信があるものがあれば、耐えられるかもしれません。

Seminar 2011

2011年度の学部3年次の菅村ゼミは,12名(M: 4, F: 8)になりました。今年は第1希望者が8名だったので,去年と同じく,希望者全員が入れました。人数は,去年と一昨年は15名くらいでしたが,今年は3名少ないだけで,結構,アットホームな雰囲気になっています。

今年は,教科書を使うのをやめて,主に論文から知識を得るような趣向に変えました。おかげで,ゼミ生には,最近の研究や統計法の理解の甘いところなどについて教えてもらえるので,勉強になります。

菅村ゼミ3期生メンバー 2011.06.28@E303

飲み会

今年は,3年次の飲み会も1,2回やりましたが,3,4年次合同の飲み会も行いました(このへんのさじ加減はすべてイベント係にあります)。

英語論文紹介

4人1組グループで,英語論文を紹介する発表をしてもらいました。好きな論文を選んできてもらってもよいのですが,最初からそのようにすると,読みにくい英語で書かれた論文を選んできたり,内容も高度すぎたりして,英語論文に対する「失敗経験」を積んでしまうので,今年は菅村が選びました。成功体験になったかどうかはわかりませんが,少しは抵抗感がなくなったかな,という印象をもっています。基本的に,私も読んでいない論文を選ぶので,自分でも勉強になって楽しかったです。今年選んだ論文は次のとおりです。

  • Zhong, C-B., & Leonardelli, G. J. (2008). Cold and lonely: Does social exclusion literally feel cold? Psychological Science, 19, 838-842.
  • Eskine, K. J., Kacinik, N. A., & Prinz, J. J. (2011). A bad taste in the mouth: Gustatory disgust influences moral judgment. Psychological Science, 22, 295–299.
  • Jostmann, N., Lakens, D., & Schubert, T. (2009). Weight as an Embodiment of Importance Psychological Science, 20, 1169-1174.

記事は,すべてAssociation for Psychological Science (APS)の雑誌からもってきました。その理由は,American Psychological Association (APA)やAPA系の雑誌は,邦語論文に比べて,詳細な記述が求められるため,初学者には取っつきにくい一方で,APSの雑誌は,基本的に短く,トピックもオリジナリティが高く,興味を持ちやすいものが多いからです。インパクトファクターも高く,APAの雑誌に勝るとも劣らないトップジャーナルにランクされています。

学生は,短くても,辞書を引き引きして,苦労しているようですが,英語が相当苦手でも,科学論文では難しい言いまわしはほとんどないので,単語を1つずつ辞書で引いていくと,意味は意外とつかめるようです。

夏合宿

恒例の夏合宿ですが,今年も六甲山荘になりました。初日に4年次生,翌日に3年次生の発表をして,2泊3日です。

2日目は14時まで自由行動。4年次生はそれぞれどこかに遊びに行きましたが,3年次生は発表の準備したりしていました。お昼は,3年次生(と院生)と一緒に,山の上にある眺めの良いレストランに行きました。

ちなみに,今年度は,大学院のゼミへは,学内から2名(F: 2)が進学しました。本学の専門職大学院へ進学したゼミ生も2名(F: 2)い て,Mゼミに参加したりもしています。

卒業論文(第2期生)

2011年度の卒論提出日は2012年1月6-7日で,2月15日が口頭試問日です。休学者2名を除く12名中12名全員が提出しました。題目は以下のとおりです(学籍番号順)。

  • 格助詞「ヲ」を省略した文章の自然性・不自然性が印象形成に及ぼす影響
  • 物理的重量が責任感に与える影響:からだ言葉の観点から
  • 摂食の態度とジェンダー・アイデンティティとの関係
  • 妄想的観念と宗教性、批判的思考との関連
  • 間食についての評価がストレスと主観的幸福感に及ぼす影響
  • 通常の臨書とマインドフルな臨書が感情と脱中心化に及ぼす影響
  • 電話越しのお辞儀の有無とその際の姿勢が及ぼす対自・対他の効果
  • 無表情認知における文脈効果と気分一致効果の検討
  • 触感の違いが人物評価と認知的柔軟性に及ぼす影響:「かたい」「やわらかい」というメタファーの視点から
  • 目線の高さや傾きによる乳幼児の印象形成
  • 子どもへの親和性と家族観・自己効力感及び自律性の研究
  • 不快な情動の回避が自己開示を伴う友人関係の形成に及ぼす影響
  • 数学好感度に影響する環境的要因

2011年度ゼミ紹介

ゼミで行う内容やそのやり方は,毎年,見直しますので,本ゼミ生によるゼミ紹介の内容も毎年変わります。課題が大変だという記述は毎年ありますが,それは,ゼミ紹介を秋学期の最初のほうに書くように依頼することとも関係しています。Q&AのQ5の回答にも書いていますが,3年次ゼミの春学期が一番課題が多いようにしています。ゼミ2年間の課題の配分は,3年春85,秋5,4年春5,秋5といった感じです。以下は,それを踏まえて読むとよいです。

3年次ゼミ編

例年は,「ゼミの紹介を好きなように書いてください」と依頼するのですが,今年の3年次生には,「入る前のイメージと違うところや同じところを書いてください」とお願いしました。字句は直していませんが,箇条書きの都合上,改行,記号等は原文から多少変えている部分があります。

  • 想像していた3倍は、①のびのびしていて、②先生がやさしく、③得るものが大きい、そんなゼミです。
  • 入る前のイメージ:すごく厳しい…ピリピリしている。入った後:ゼミ生仲良し! やりがいがある
  • 様々な研究論文(英語論文も含む)を輪読していきます。また、3回生の春学期から、徐々に卒論のテーマを絞っていきます。菅村先生は知識が豊富なので、様々な分野の質問をしても、的確に指導してくださいます。課題は噂通り他のゼミに比べると大変かと思いますが、心理学を大学でキッチリ学びたいと思う人にはよいかと思います。
  • 「毎年人気があって成績優秀者しか集まらない、しかもゼミの内容も難しくて忙しい」という物凄いハードルの高いゼミだという噂が例年流れているようですが、今年度はこの噂が相当効いたのか、競争率は高くなく希望者は全員このゼミに入れたようです。おかげでモチベーションの高いメンバーと和気あいあいと出来る良い空気を持ったゼミになりました。噂ほど厳しかったり忙しかったりといったことはなく(でも課題はちゃんと出ます)、しかし知識はきっちりつけられるゼミなので真剣に心理学を学びたい人にはおすすめのゼミです。
  • 入る前の噂:課題がたくさんあって忙しいけれど、課題作成を通してゼミ生が仲良くなれる。菅村先生は厳しいけれど、よく面倒をみてくださる。入ってから:忙しさやゼミ生の仲の良さは噂通りでした。先生は噂以上でした。
  • 入る前のイメージ:とにかく一般実験が春秋共にきつかったので、ゼミでもずっと勉強して、他のゼミと比べものにならないくらいしんどいだろうなと思っていました。友達からは、課題に追われる日々が続き、サークル引退考えたら?っていわれましたww 先生を初めて見たのは、推薦入学者の講義体験みたいなもので、知パスでやった事やってた記憶がありますが、あまり覚えていないので、臨床心理学の講義で、一番最初に焚火をするなと笑いを取りにいったのか、真面目に言ったのかわからず変な人って印象が形成されました。現在のゼミ:ゼミ生が他のゼミと比較して、すごく仲がいいと思います。飲み会や宅飲みもちょくちょく開いていて楽しいです。さらにはテスト前など一緒に勉強したり、過去問を入手したゼミの学生が皆に配ったりと勉強面でもプラスになる仲間がいます。ゼミの勉強としては、一般実験よりは楽ですが他のゼミよりかは正直しんどいです。ですが、はじめのうちは、グループ課題などで、皆で協力してできたので楽しかったです。またその困難な課題をグループで遂行することがこのゼミが皆仲のいいゼミになった原因だと思うので、厳しい課題に感謝したいくらいです。
  • 入る前のイメージ:課題が多く他のゼミよりは厳しいかもしれない。ゼミから大学院へ進む学生が多いため、心理に対する意識が高い。実際:他のゼミに比べ多少課題はあるが、頑張ったらその分自分のためになる。
  • 菅村ゼミは大変だと言う噂も聞きましたが、実際はゼミ生の仲も良く、意識も高まるゼミです!
  • 菅村ゼミに入る前はとにかく(課題とか雰囲気とか…)きつそうだと思っていたし、そのような噂も多く聞きました。私は追い詰められないと何もしないので、このゼミを選びました。 実際、課題は大変ですが、勉強になります。 雰囲気はきつくないです。大丈夫です。
  • ゼミに入る前の噂では、課題等がかなり厳しくて大変だ、ということを聞いていました。入ってみると、確かに課題は今の自分には難しいものもありましたが、無茶なものはありませんし、その分自分の力になる課題を先生は出して下さっていると思います。また、ゼミの雰囲気も和気藹々としていて楽しく学べる環境だと思います。
  • 課題の多さが半端ないだろうと聞いていて、菅村ゼミに入りたい人は、菅村先生の崇拝者かかなりの優秀者だというイメージでしたが、課題はグループワークが多く、全体的に想像よりかはゆるい感じで安心しました。ゼミ生は勉強熱心でありつつ、個性的な子が多いので、刺激を受けあっていると感じます。また、あだ名で呼ばれることを噂で聞いていたのですが、本当だと知った時は、驚きました。でもおかげで、すぐにゼミ生の名前を覚えられました!

4年次ゼミ編

去年は,匿名で回収しましたが,今年は匿名でなくてよいというので,各自からメールで文章をもらいました。もらった順序で以下に並べます。

  • 4回生のゼミでは卒業論文の制作が主な課題になります。進度は自分次第で現4回生も個人差がありますが、就職活動が本格化する前などに余裕を持って進めておくことをお勧めします。
  • 卒論の進め方としては,3回生の段階である程度テーマを仮決定しておき,進展させておく。並行して幅広く心理学の勉強を進めていれば,4回生の段階でのテーマの転換の際や,仮決定しておいたテーマに修正加筆する際に役立つと思います。学部生のうちは幅広く幅広く,貪欲に学んだほうがよいと思いますよ。
  • 4年生では就職活動もあるので、卒論は早めに取り組んだほうがいいです。就職活動が本格的に始まる前に卒論のテーマや方法をある程度決めておくだけで、精神的な負担はかなり減ると思います。私はテーマを決めるのが遅かったので、1, 2年生のときにもっと色々な文献を読んでおけばよかったと思いました。
  • 菅村ゼミでは卒論までの計画をしっかり練り、自分の興味のある分野について広く、深く考えていくことができます。また先生の専門の領域も広いので、特にやりたい事がない人でも、たくさんの刺激を受けながら自分のテーマを決めていけると思います。
  • 4年次のゼミでは個々に卒論を進めています。みんなテーマも進度もバラバラですが、お互いにアドバイスし合い、深めていっています。就活等との兼合いは大変だと思いますが、3回生から研究史や研究計画を作成し、常に卒論が念頭にあった分、今後の見通しが立てやすいと思います。
  • 自分の興味のあるテーマなどを早いうちから考え先生から指導を受けるので、課題をこなし自主的に取り組めば順調に卒業論文を進めることが出来ると思います。ゼミの雰囲気は明るく皆仲良しです。
  • このゼミでは心理学の深さや広さを知ることが出来ます。あと、心理学を学びたいなら英語が出来るにこしたことはありません。
  • 4回生のゼミでは、自分で考えた卒論の研究テーマをまとめたレポートを先生や他のゼミ生にアドバイスや添削をしてもらい、研究を進めていく作業がメインです。自分のペースで進めることができるので就活等との両立は可能ですが、菅村先生はなかなかOKを出してくれないので、早めに取り掛かることをおすすめします。※菅村註:OKを出さないのは,計画に重大な欠陥がある場合です。そのままやったら,ポシャりそうな場合は,OKを出しません。
  • 課題などは多く大変なゼミではありますが、それだけ多くのことを学ぶことができます。心理学を真剣に学びたい方にお勧めのゼミです。※菅村註:4年次のゼミではほとんど課題はありません。卒論を進めるのがメインです。3年次のゼミと混同したのでは?
  • 4回生のゼミでは卒論の途中経過や自分の興味を持った論文を紹介しています。卒論の指導では、先生だけでなくゼミの全員が互いに意見を出しあっています。今年の菅村ゼミは3、4回生が学年を超えて仲が良く、とても楽しいです。課題に追われることもありますが、皆がそれぞれ興味のある分野を突き詰めていける、解放的な雰囲気のある楽しいゼミです。
  • 4年生になると、就職活動と卒業論文の双方に追われます。就職活動は本当に大変ですが、卒業論文の後回しは厳禁です。卒業論文は、夏休みを大いに有効活用してください。※菅村註:ゼミとして卒論の後回しは厳禁なのではありません。各自のペースにまかせていますが,後回しにして大変な目にあったという経験からのアドバイスでしょう。
  • 菅村ゼミには、学習意欲が非常に高い人が多いです。身体心理学に興味のある人が向いていると思います。※菅村註:今年はたまたま身体系の卒論をする人が多いです。去年の卒論題目については,Seminar 2010-2011を参照してください。

院生編

認知・発達心理学専攻

吹野まみ(M1)

関西大学大学院心理学研究科では、学部の時と同様に、基本的には自分の受けてみたい授業を履修します(当然ですが必修科目もあります)。履修スタイルは、自分がその後どのような進路を選択するか(博士後期課程まで進むのか、就職活動をするのか等)によっても異なってくるのではないかと思います。学部の授業と大きく異なる点は、受講者が少人数のため、先生方との距離が近いところでしょうか。その道の専門家の方々と、あるテーマについて直接議論を交わすことができるのは大変貴重な体験だと、日々感じています。また大体の授業で発表課題が出されるので、プレゼンテーション能力も重要だと思われます。

また、私は、現在菅村先生のゼミに所属させていただいており、ゼミでは、自分が学部時代に書いた卒論を再考し調整して、先生に見ていただきながら投稿論文を作成しています。それと同時に修士論文作成に向けてそのテーマ、具体的な内容を決めていく、といったことをしています。修士論文の計画を立てていくうちに、自分の研究したいテーマが変わってくることもあります…。しかし私のように行き詰ったり悩んだりした際でも、先生は様々なアドバイスをくださり、また新たな題材を見出すことが出来たりするので、非常に心強いです。院において主軸となるのはやはりゼミではないかと思います。当然ですが自らの研究姿勢、探究心、テーマに関する自学自習は重要です。しかし、自分に合った先生のもとでこそ充実した研究ができる、と私は感じています。

加藤久美子(M1)

【授業編】

<ゼミについて>

ゼミでは主に卒論の手直しを行い最終的に投稿論文の形にまとめることと、修士論文にむけての準備を行っています。私は現在、「日本人の“もの”に対する捉え方」に興味を持っているので、その関連論文を集め、要点やポイントをまとめていっています。どのような方向から研究を行っていくかは考察中です。

また、ゼミには大学院進学希望の学部生も参加することがあります。今年は先生のご指導のもと、学部生と一緒に英語論文を読みました。院生、学部生ともに、良い刺激になったと思います。

<他の授業について>

大学院には様々な授業があり、心理学研究科の授業はもちろん、許可を得れば他の研究科の授業も受講することが出来ます。私自身、心理学の科目のほかに今年は文学研究科の授業を2つ受講しました。少人数制の授業が多く、しっかりと学ぶことが出来ますし、楽しいです。

履修単位制限は年間28単位で、修了条件が30単位なので、1年生の内にたくさん単位を修得すると、2年生はゼミを履修するだけで良くなります(就職活動を行う人は推奨)。ただし、授業によっては課題が多いので、常に課題との追いかけっこになる可能性もあります。

【生活編】

<勉強について>

上記で示したように、課題の数は履修授業内容や数によって大きく異なってきます。また、自分の研究のことも考えないといけないので、時間は足りないです。環境は学部生の頃よりは良くなったと感じます(図書館利用や大学院棟の24時間開放など)。

<その他の生活>

私が最も感じることは、バイト等、学外の予定を入れすぎないことです。私は学部生の頃から引き続き同じバイトをしてしまっているのですが、正直時間がもったいないと感じます。可能であれば、あまりバイト等、予定を詰め込みすぎない方が良いかな、と私は思います。

就職活動に関しては、同時期に動いている3回生よりも時間的に大変だと感じています。授業や課題が3回生よりも多くなってしまう傾向があるので、説明会に行く時間が取れないことが多いです。とはいえ、関大で行われているセミナーに関してはキャリアセンターに行けばDVDを貸与することができます。短時間でいかに効率よく動けるかが重要であると思います。

大学院生活は基本全てが自己責任なので、体調に気を配り時間を有効に使って、様々なことを学んでいければベストだと思います。

心理臨床学専攻

現在は菅村ゼミではないですが,OBとして,臨床心理専門職大学院に進んだ2人のコメントも,以下に載せておきます。

森田晴香(M1)

臨床心理専門職大学院では,発表とレポート作成の他に,カウンセリングにおける傾聴のロールプレイや学外・学内における実習といった実践的な勉強を行います。心理検査の練習など,積極的な自習が必要とされることが多いです。実習や提出物等に時間を割かれますが,最も重要なのは体調管理なので,体調を崩さないよう気を配ることが何よりも大切ではないかと思われます。

専門職大学院ではゼミはありませんが,プラクティカルソリューション(PS)という,ゼミに似た少人数制の授業(5人以下)があります。授業内容は担当の先生によって異なりますが,私が所属するPSでは,割と実践的なもの(傾聴練習など)になっております。

また,私は菅村先生の御厚意で,大学院での菅村ゼミを聴講させて頂いています。卒論の内容を日本心理学会でポスター発表をさせて頂きましたが,これはゼミを聴講しているおかげで可能になったことです。専門職大学院のPSでは,ポスター発表を行うことは不可能だったのではないかと思われます。(担当の先生によるかもしれませんが)

現在,ゼミでは卒論を投稿論文の形にまとめることと並行して,別のテーマで研究を計画中です。個人的にやおい・BL(ボーイズラブ)に興味があるので,それに関する研究をしたいと思っていますが,詳細は未だ不明です。以上のように,専門職大学院に所属しながら,学会発表,論文作成を行うことは可能です。(クオリティに関しては,自己責任なので保障しかねますが……)

院生活は,自分が基軸になりますので,勉強,実習,ボランティアなども自分の体調と欲求のバランスを考えて,無理をせずに行えば良いと思います。

福塚夢野(M1)

・院での勉強や生活

前期は座学メインで課題や発表が多いです。加えて学内施設での実習やその報告書をまとめる作業があり、授業も7限までの日もあるため、全体的に学校にいる時間が多く、下宿している学生が大半です。授業の取り方によっては週6日登校になることや、土日も講演会やボランティア・キャンプに行くこともあるので、休日がなく、アルバイトを続けることは難しいと思います。

・ゼミについて

院ではプラクティカル・ソリューションという授業がゼミのような扱いになっています。私が選んだ中田先生のプラクティカルでは、体験過程の論文を読んだり、ロールプレイをすることになっています。研究や修士論文についての指導もしていただけるそうです。先生によって方法や分野が違うので、自分にあった先生を選ばれるとよいと思います。

Seminar 2010

2010年度の3年次のゼミ生は,14名になりました。去年は,競争率が1.8倍くらいでしたが,今年は1倍を切り,希望者はすべて本ゼミに入れました。学生によると,2年次のレポート課題が一番大変だったとか,ゼミも厳しいという噂も流れたりして,敬遠されたようです。

ちなみに,男女比は,去年は2:13でしたが,今年は8:6です。ゼミ希望者自体は,去年も今年も男女半々くらいだったのですが,去年は男子学生よりも女子学生の成績がよかったので,希望を出した男子学生の多くが入れないという結果になりました。今年は,成績に性差はあまりなかったように思います(統計的分析はかけていませんが)。

菅村ゼミ2期生メンバー 2010年5月11日(ゼミ後)

書籍・論文の輪読

2010年度の3年次は,『進化心理学入門』(新曜社)を教科書の1つに指定しました。本ゼミのテーマである臨床,身体,文化のいずれも,進化論的な理解を根本に据えるとよいのではないか,と思ってのことです。

  • 身体心理学は,そもそも進化論やその影響を強く受けたWilliam Jamesの感情の末梢起源説などが背景にあり,「心」の起源を地球の誕生(?)から考えていきます。
  • 臨床心理学では,まだまだ進化論的な視点は少ないのが実情ですが,感情の適応価の研究や進化医学などの発展から,今後ますます進化心理学的な発想が取り入れられていくでしょう。私の専門の構成主義心理療法は,進化論的認識論をはじめ,進化論に基づいた生物学的基盤をかなり強調します。
  • 文化心理学に関しても,何が文化の影響なのかを知るには,人間がどこまでが生物学的に規定されているのかを知る必要があり,やはり進化論は踏まえておかなければならないと思います。

『進化心理学入門』は1ヶ月で輪読を終えて,その後は,関連論文を読んだり,臨床の技法を体験したり,interest groupを作って,論文購読をしていっています。今年は,春学期のうちに,英語論文をグループで読んで,発表してもらいました。

飲み会

飲み会もやりました。けっこう盛り上がりました。ぼくも飲み過ぎました。

合宿

夏合宿は,去年と同じく,六甲山荘に行きました。今年は,体調が悪い人も何人かいて,全員そろうことはなかったです。

2010年8月19日(六甲山荘の外の門に到着)

初日が4年次生の卒論の経過発表,2日目が3年次生の卒論(でやりたいと今思っている)テーマ発表でした。

英語論文の講読

秋学期は,3年次生のみんなで論文を読んでいきます。春学期の輪読のときと同じように,グループで発表し,発表するグループ以外はディスカッションのための質問などを用意してきてもらいます。前回は,各自や各グループで興味をもった論文にしましたが,なかには難解な内容であったり,知っておいてほしい分析法などが使われていなかったりしたので,夏休み明けの,論文購読第一弾は,本ゼミのテーマに沿った形で,私が論文を指定しました。その論文は以下の3本です。

  • 臨床:Marcks, B. A., & Woods, D. W. (2007). Role of thought-related beliefs and coping strategies in the escalation of intrusive thoughts: An analog to obsessive-compulsive disorder. Behaviour Research and Therapy, 45, 2640-2651.
  • 身体:Roberts, T-A., & Arefi-Afshar, Y. (2007). Not all who stand tall are proud: Gender differences in the proprioceptive effects of upright posture. Cognition and. Emotion, 21, 714-727.
  • 文化:Masuda, T. & Nisbett, R. E. (2001). Attending holistically vs. analytically: Comparing the context Sensitivity of Japanese and Americans. Journal of Personality and Social Psychology, 81, 922-934.

これらの論文の内容をグループで発表してもらった後は,基本的な統計手法について,実際の論文を使って解説してもらいました。分析法を知らなければ,研究計画を立てられないので,ここできちんと理解して,卒論につなげることを意図しています。今年は,大学院の授業(プロジェクト研究)で「はじめに方法ありき」と強調していますが,卒論でもそういう側面はあると思います。というわけで,卒論のテーマについてもまた考えてもらいます。

ゼミ紹介(第2期生からのメッセージ)

  • 全員が仲良くとても雰囲気のいいゼミです。大変な課題が出ることもありますが、個性豊かな仲間たちと、共に刺激しあいながら楽しく学んでいます。菅村先生はよく面倒を見てくださるので、熱心に学びたい方にお勧めです。
  • 少し変わった菅村先生のもと、臨床だけではなく、それぞれがそれぞれの興味のある分野について学ぼうとしています。厳しいところはありますが、皆が仲良く、楽しいゼミです。
  • 個性的な人達が集まっていて、ゼミのメンバー全員仲良しです。私達の学年ではゼミの中で一番大変だという噂もありますが、3回生のうちからしっかり勉強したいという人にはいいゼミだと思います。実際に大変なこともありますが、私は楽しくやっています。ただ、それなりの覚悟は必要だとは思いますが。
  • 菅村ゼミの特徴は、①学生が真面目(遊ぶ時はきちんと遊ぶ) ②皆仲良し^ー^)人(^ー^ ③様々なテーマで幅広く心理学を学ぶことができる(これは自分の興味も広がるだけでなく、刺激になりますよ)です。自発的にしっかり心理学を学びたい人は菅村ゼミがおすすめです★
  • うちのゼミは臨床だけでなく、文化や身体心理学など様々な興味を持った人が集まってます!先生はマイペースでいい声の方です。
  • 大学生活の後半を、いままで以上に過ごしたいならぜひ。
  • グループで行う課題が多いので、必然とみんな仲良くなれます。けど、課題の量は多いので覚悟は必要です。
  • ほぼ毎週課題が出されるため、ハードなゼミです。でも、一生懸命準備をした発表が終わった後の達成感と開放感は一入ですよ! 心理学の知識だけでなく、パワーポイントを使ったプレゼンテーション能力やグループの仲間と協力する力を養うことができるゼミです。菅村先生はさることながらゼミの仲間たちもみんな魅力的で尊敬できる人ばかりで、毎週火曜日はいい刺激を受けています。
  • 菅村ゼミは、自分にとっては厳しくもあり、楽しくもあり、上下関係がはっきりしてる…そんな所です。
  • 個性的な人ばかりがいるゼミです。「自分は普通だ」という方、絶賛募集中です。
  • 菅村ゼミでは論文を読んで発表、というのが多いです。読む論文は自分が選んだものだったり先生に指定されたものだったりしますが、臨床・身体・文化など様々な分野をやれるので興味の幅が広がります。またグループ発表が多いので自然とみんな仲良しになれました。
  • 菅村ゼミは、真面目に勉強したい!という人におすすめです。
  • 菅村ゼミでは、論文を読む力を養って自分の研究領域を広げ、また興味あることだけでなく、色んな心理学の研究分野に触れて自分の知らなかった興味の幅を広げられます。やや厳しいと感じる時もありますが、菅村先生は色んな分野に精通しており、多くの助言をして下さり刺激になりますo(^-^)o ゼミ生もみんな良い人ばかりなので、残りの大学生活を有意義に過ごすには、おすすめです!♪
  • 言いたいことは大体みんなが言っているようなので、重複するようなことは書きません。とりあえずこのゼミに来れば紹介の内容が実感できるはずです(^∀^) 課題発表でも勉強になる、向上的なゼミです。最近、先生は性差心理学についてご興味を持っていらっしゃるとのことで、男女の心的な差異について関心がある方には一考の余地があるでしょう。

なお,以上のメッセージは,匿名で集めたものです。去年は,匿名にしなくてよいと学生がいうので,匿名にしていません。

卒業論文(第1期生)

2010年度の卒論提出日は2011年1月6-7日で,2月17日が口頭試問日でした。15名中12名が提出しました。題目は以下のとおりです。

  • 懐かしい映像・音楽の視聴が気分に与える影響―1990年代のテレビ番組を中心に―
  • アタッチメントとSacred Objectの関連
  • 価値観が心理療法の効果に及ぼす影響―マインドフルネスストレス低減法とストレス免疫訓練法を比較して―
  • 演劇経験と自己開示及びシャイネスの関連性―ドラマセラピーへの応用に向けて―
  • サッカーにおけるゴールキーパーの状態がキッカーのパフォーマンスに与える影響
  • 漫才の視聴による笑いがもたらす気晴らし効果
  • 拍手とその文脈による感情への影響―身体心理学的観点からのアプローチー
  • マンガを読むことによるストレス低減効果
  • オタク的趣味が社会的スキルに及ぼす影響
  • 髪型による印象とパーソナリティの関係性
  • 詩を読むことによる気分変化
  • 仮想的有能感と対人感および肯定的評価の受容度の関連―対人不安傾向と他者から寄せられるほめ言葉の受容度をもちいて―

Seminar 2009

2009年度の3年次の菅村ゼミは15名になりました。本学の心理学専修のなかでは,最多の人数です。

春学期は,前半で『木を見る西洋人 森を見る東洋人』(ダイヤモンド社)を輪読したり,その後,『ココロが軽くなるエクササイズ』(東京書籍)の体験レポートを発表したりしてもらいました。最後のほうでは,研究法や研究の思いつき方について解説しました。

菅村ゼミ1期生メンバー 2009.04

書籍の輪読

夏合宿

夏休みは,六甲山荘に合宿に行きました。卒論の構想発表をしてもらいました。みんなかなりよくできていました。

実験計画批判・論文の輪読・卒論構想発表

秋学期は,まず『改訂心理学実験計画入門』(学芸社)を題材に使って,実験計画批判をしてもらいました。その後,3名のグループを5つ作り,各グループで論文を2つ選んで,その論文の紹介をパワーポイントを使って発表してもらいました。実験計画批判の成果があったのか,既存の研究についても批判的に読む力がついたのではないか,と感じました。

11月末からは,卒論のテーマを絞っていけるように,発表してもらったり,個別に相談に応じたりしました。ゼミ生が選ぶ卒論のテーマは,臨床系が1/3くらい,残りは広い意味での社会心理学(感情心理学含む)などの領域でした。

12月は興味を共有する学生同士でグループ(interest group)を作って,英語論文の輪読・発表をやってもらいます。

イベント係の企画で,ゼミの時間外に,学内で「たこ焼きパーティー」もやりましたが,写真に撮るのを忘れてしまいました。誰か撮っていたら,送ってください。年末には,「鍋パーティー」をする予定です。

ゼミ紹介(第1期生からのメッセージ)

今年も早いもので,年末の2年次生向けのゼミ・ガイダンスの時期が近づいてきました。ということで,菅村ゼミの現3年次生のみなさんに,「ゼミ紹介」のために,2年次生へのメッセージを書いてもらいました。

  • みんな真面目だけど明るくて楽しいゼミ
  • 研究内容がまだはっきり決まってない人でもこのゼミなら先生、仲間から刺激を受けることができるし、自分が考えていたことと全く違った研究に目を向けることで幅が広がります。このゼミは研究内容を決めた人、もしくは研究内容を全然決めてない人の両方にオススメです。
  • 個性派揃いです。もちろんしっかり勉強できますよ♪
  • 心理学で一番厳しいゼミだと思います。卒論のテーマも3回生の夏には決めます。真面目に心理学を勉強したい人にピッタリのゼミです。(菅村注:3回生の夏に「決定」ということではなく,卒論のテーマを考えて発表してもらう最初の機会が夏の合宿だということです。その後,テーマをがらりと変えた人も結構いますし,むしろそれを奨励しています。)
  • このゼミは幅広い分野の心理学を学ぶことが出来るため、「幅広く心理学を学びたい!」「どの分野に一番興味があるか分からない」といった方にはとても魅力的なゼミだと思います。
  • また、菅村先生は厳しい面もあるけれど個性的で面白い先生(実際、今のゼミ生がゼミに入った理由のトップ3に入ってました)笑)です。
  • このゼミでは身体心理学や文化心理学を学んだりもしますが、卒論は基本的に自分の興味のある分野について書いていくことができます。人数は多く、個性豊かなメンバーが集まっていますが、仲良くやってます。
  • このゼミには、頭が良くて真面目な人が多いと感じます。菅村先生は、自分がやりたいことを言えば希望に沿ったものをやらせてくれます。これをやりたいと決めて入るのもいいですし、ゼミに入ってから新しい分野への興味を発見することもできると思います。卒論に向けての試行錯誤が早い段階からできるので、よりよいものにできる可能性が高いです。
  • グループワークなどを通し、自分の興味のある分野を含め、さまざまな分野の勉強ができます。
  • 向学心のある方、締め切りをきちんと守れる方には最適なゼミです(菅村先生からは、心がけ次第でたくさんのものを得ることができますので、特に向学心のある方に適しているかもしれません)。
  • また、ゼミ生の進路選択は、就職・教職員免許状取得・大学院進学など様々ですので、就職以外の進路を考えている方にも居心地の良いゼミだと思います。
  • メンバーが個性派揃いなので普段話したりするのが楽しいです。課題をこなすのが大変な事もありますが、真面目に課題に取り組めるゼミだと思います。
  • 菅村ゼミは特定のテーマにこだわらず、色々な分野の心理学に興味がある人に向いていると思います。特に卒論に関しては、三年の夏くらいから卒論案をみんなで発表しあったり、自分の興味と反するテーマを敢えて扱ってみたりと、自分の視野を広げるための取り組みをしています。
  • また、発表をする機会がわりと多く、個人的にはプレゼンのスキルアップに繋がって良いと思っています。
  • が、限られた時間で解りやすく言いたいことを伝えるには結構な努力が必要だとわかりました。まぁそこはやる気でどうにかでき…ます。最後に、ゼミの雰囲気はのほほんとしていて、私はそういうのがいい(´∀`)という方にはオススメだと思いますよ。
  • 私達菅村ゼミは、勉強する時は勉強、けれど遊ぶ時は遊ぶ、とメリハリがあるゼミです。
  • 課題発表を中心とした授業が多く、決して楽ではありませんが、その分得るものも数多くあります。
  • しっかり勉強、そしてしっかりイベントを行いたい方にはぴったりなゼミです。
  • 菅村ゼミはみんな仲良く雰囲気のいいゼミです。また、いろいろな分野の心理学を学べるので自分の興味が広がります。
  • 『人』:恥ずかしがり屋さんが多く、のほほんとした雰囲気が漂っています(毎週癒されてます)。でも、単にほんわかしたゼミというわけではありません。みんな自分自身の生き方や考え方をしっかりと持っていて、アイデンティティが確立されています。楽しい環境です。
  • 『研究』:何に興味があるのか分からない…という人にもおすすめできます。発表を通して色んな分野の論文に触れることができるので、そのうちびびっとくるものが見つかるはずです。
  • 『特典』:先生が写真を撮ってくれるので、卒業の際にゼミの写真集をもらえると思います。あとあだ名で呼んでもらえます。
  • みんな真面目やけど、優しくてほんまにいい人ばっかりです^^

Last Updated: 2009.12.08.