配属希望者へ

研究室での生活

本研究室では、コアタイムを設けず、学生の自主性を大切にしています。 研究だけでなく、就職活動やアルバイトといった課外活動など、皆さんそれぞれに大切にしたいことがあると考えています。ただし、研究で実績を挙げることには多くのメリットがあるため、限られた時間の中で計画的に研究を進める力を身につけることを重視しています。 自分でスケジュールを管理し、効率的に研究を遂行できるようになることが、本研究室の重要な目標の一つです。

できる範囲で研究室に来てもらえると嬉しいです。研究の相談でも、ちょっとした雑談でも、人と話すことで新しい気づきが得られることが多いからです。同学年の仲間はもちろん、先輩や後輩と交流することで、思いがけないアイデアやヒントが見つかることもあります。こうした日常的なコミュニケーションが、自然と会話力を高めることにもつながります。自分の考えを相手にわかりやすく伝える練習にもなり、将来のキャリアにもプラスになります。もちろん、強制するものではありませんが、社会に出る前の大切な自己形成の場として、研究室を活用してもらえればと思っています。

導入教育

学部生の導入教育では、人工知能技術に特化したプログラミング言語Pythonを学びます。PyTorchなどの深層学習用ライブラリの習得を目指し、深層学習を中心としたメディアデータ処理に関する輪講を通じて、研究の基礎をしっかり身につけます。

進捗確認と研究活動

学部生は、春から夏にかけては課題の提出状況やゼミでの発表内容で進捗を確認し、秋以降は週に1度の報告会で研究の進捗状況を議論します。大学院生は、週に1度の報告会での議論内容を通じて進捗を確認しており、自分のペースで着実に成果を積み上げていけます。報告書の提出や指導教員(吉田)との日常的な連絡は、Teamsを中心に行っています。そのほか、研究室メンバー(大学院生)が持ち回りで国際会議や学術論文の輪読会を行い、最先端の知識を深める努力をしています。現在、これらの活動は全て対面で行われており、リモート参加は受け入れていません。
2025年度研究室配属説明会資料

https://speakerdeck.com/meruemon/2025yan-jiu-shi-pei-shu-shuo-ming-hui

研究テーマの決定

当研究室では、研究テーマの選定において、教員が提案する候補テーマの中から選択することが一般的です。特に、大学院進学を考えている学生には、優先的にテーマを選択していただいています。ただし、学生が特定の分野に強い興味を持っている場合、自主的なテーマ設定も積極的に支持します。この場合、テーマは教員の専門分野と指導可能な範囲内で設定される必要がありますが、学生の独創性と主体性を重視しています。

研究設備

個人環境

深層学習用PC:HPCT WSX31-Silent

  • Intel Xeon Silver 4310 (2.10 GHz, 12Core)
  • 64GB DDR4-3299 REG ECC
  • 480GB SSD
  • 2TB HDD
  • NVIDIA RTX A4000 16GB GDDR6 Memory
  • Dual 10GBase-T Ethernet
  • 750W電源 80PLUS GOLD
  • Ubuntu 20.04LTS

研究開始時、全ての学生はGPUを搭載したPCとデュアルモニタが使用できます。個人デスクは、パーティションで区切られます。

計算機サーバー

研究室では、複数のGPU(V100、A30、A6000、A6000Pro)を搭載した高性能計算機が稼働しており、日々の研究活動を支えています。近年高まる大規模言語モデル(LLM)関連の研究需要にも対応できる環境を整えています。

研究室

学部生と院生の研究スペースです。

ミーティングルーム

ミーティングルームでは、ゼミや週間報告会を実施しています。その他にも、研究発表や文献調査などを行っています。

その他の設備

研究室とつながった休憩室には、冷蔵庫、電子レンジ、ポットなどの生活用品が揃っており、自由に利用できます。

年間スケジュール

3月研究室配属
4月プログラミング・画像処理・深層学習ゼミ開始,新歓
5月研究グループ決定
6月大学院学内進学試験
7月卒論読み演習
8月大学院一般入学試験
12月卒論・修論中間発表,忘年会
1月卒・修論研究室締め切り
2月卒・修論発表会,追いコン

その他,研究成果が得られた段階で学会発表,論文執筆を行います.

研究を頑張るメリット

本研究室では、学会への投稿・発表や学術論文の執筆を大切にしています。こうした活動には多くのメリットがあり、皆さんの将来に役立つスキルが身に付くからです。

まず、研究を通じて、社会に出てからも使えるスキルがたくさん身に付きます。プログラミング技術はもちろん、プレゼンテーション能力や英語でのコミュニケーション力も伸ばせます。特に論文執筆では、論理的に考える力や物事を客観的に判断する力が養われます。これらは、どんな仕事でも必要とされる重要なスキルです。研究中には、査読者や他の研究者から指摘を受けることもありますが、そうした経験が自分の研究を客観的に見つめ直す力につながります。

本研究室では、皆さんが取り組んだ研究成果は、皆さんの名前を筆頭著者(ファーストオーサー)として対外的に発表することを基本方針としています。 ファーストオーサーとしての実績は、皆さんのキャリア形成に大いに役立ち、何より自信につながります。国際会議での発表や学術論文の投稿実績は、就職活動で大きな強みになります。高いスキルを持つ人材として評価され、企業によっては初任給アップにつながることもあります。自分の成長を実感できる、やりがいのある挑戦です。

博士前期課程に進むと、国内外への出張のチャンスもあります。研究発表を通じて、いろいろな場所や文化に触れられるのも楽しみの一つです。指導教員の吉田も、出張先での交流会をいつも楽しみにしています。学会に参加すれば、他大学の学生と交流でき、新しい視野が広がります。また、業界の方々や国内外の研究者・企業とのつながりもでき、将来の就職や仕事で相談できる人脈が作れます。

研究室では、一人ひとりの目標やペースを尊重し、自分で考えて行動する力を育てることを大切にしています。挑戦したい学生には、サポート体制を用意していますので、ぜひ一緒に頑張りましょう。

配属された学生へ

大学4年生の皆さん、研究室での充実した学びと目標設定についてアドバイスをいくつかご提案します。

  • 研究室に足を運びましょう。特別な用事がなくても、そこで過ごす時間が重要です。また、メールなどのコミュニケーションツールはこまめに確認してください。
  • 専門的な文書を読む能力を高めるために、毎日多読することを心掛けてください。初めは、日本語の学術論文や新聞、書籍、ウェブ記事などでも構いません。
  • 研究室での目標は、「読む」「実行する」「書く」の3つのスキルを習得することです。これらは、将来のキャリアに大きな影響を与えるスキルです。
  • 4年生の夏までには、研究室のリソースを存分に活用し、新しいプログラミング環境に慣れ親しんでください。たとえ研究テーマから離れていても、サンプルコードを実行して結果を出すことで、プログラミング能力を高めることができます。
  • 秋になると、英語の文献を読むことに焦点を当てましょう。実験や計算の経験も、理解力を高めるのに役立ちます。
  • 多くを読むことで、自ずと多くを書けるようになるものです。卒業論文は多くの学生にとって初めての専門的な文書作成の機会であり、読んだ文献の量が多いほど、論文執筆がスムーズになります。
  • 毎日の積み重ねが成功の鍵です。先輩や同期生との意見が合わない時も、研究室で読み、コードを書き続けることが大切です。

これらの点を参考にして、楽しく、実り多い研究生活を送っていただければと思います。皆さんの成功を心から応援しています!