岡山県岡山市造山古墳へのミュオグラフィ装置の導入 2021.4.24

 高槻市の今城塚古墳の透視を開始したのが、2019年9月21日。この結果、1596年に起こった慶弔伏見地震に後円部の上部が崩れ落ちた痕跡を捉えることができました。2020年7月10日からは、高槻市の未盗掘の闘鶏山古墳の透視を行いました。
 2020年の秋ごろから岡山市の造山古墳に注目し、管理元の岡山市教育委員会文化財課ならびに県下の関係各位との交渉の結果、ミュオグラフィ装置をこの造山古墳に設置することが可能となりました。そして、2021年4月24日に装置を造山古墳に運び込みました。装置導入の様子が下記の写真とビデオです。
 この造山古墳の後円部は、いまだ内部構造が解明されていません。今回初めて非破壊の内部構造調査です。
                                   角谷記 2021.5.6

造山古墳は、全長約350m、後円部の高さ約29mの前方後円墳。
大阪府高槻市の闘鶏山古墳から運ばれてきたミュオグラフィ装置
3トンのユニック付きトラック。6人で設置作業。まりには、数名のマスコミ関係者。
パノラマ写真 ミュオグラフィ装置が狙っているのは後円部の中心部。まわりには民家があります。装置は、元民家があった場所に設置。
ミュオグラフィ装置が狙っているのは後円部の中心部 
幅   :165cm
長さ :235cm
孝さ :150cm
ミュオグラフィ装置が狙っているのは後円部の中心部
ミュオギラフィ装置の内部:6枚の検知板と5枚の鉛版。検知板の中には格子状のワイヤーがあり、特殊ガスで満たされています。

造山古墳にミュオグラフィ装置を導入した時のビデオ
下記の写真をクリックするとYouTubeで見ることができます。

リンク:山陽新聞社の取材記事
    ミュオグラフィ装置の測定原理のCG

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