1. Japanese Metaphor Initiative
アメリカで「テロリストの可能性をある出身者を割り足すためメタファーからその人の出身文化圏を自動的に探り出す」という軍事プロジェクトに多大な研究費が出されています。その人が使う言葉から、どのようなメタファーがあるか、どのような社会言語的集団のものかを自動的に割り出すというプロジェクトは先進的で面白そうです。
まずは、日本語と英語のメタファーをリストアップするところから。古くはバークレーメタファープロジェクトというもので、英語のメタファーがリストアップされていますので、それを参考にして、日本語のメタファーリストを作ることになろうかと思います。
2. 評価性プロジェクト
評価性について鍋島(20昔から提唱してきており、corpusでもsemantic prosodyなど重要ですよね。会話分析でも、UCSBのDu Bois のスタンスの研究も関係します。最近ではメタファーを中心としたaffective computingという本もあります。データマイニングにも関連します。
脳における感情の研究から評価性への流れや言語における評価性の研究などを使えそうです。
3. Plausible Mnemonic Vocabulary Learning
メタファーとは離れますが、英語力の向上には単語力が必須です。
10000語の英語単語のリストアップ 簡単なものから並べる
(すでに外部に既存のものがありますから複数のものから吟味)
記憶術を使う
知覚イメージ、運動イメージ、イメージスキーマ、フレームのよる説明
語形成による単語同士の連想
語源を使う
いい例文 複数のチェック問題
イメージスキーマ、フレーム以外は認知言語学に限らずできることですが、この中からいくつか方法を選んで英単語学習方法を提案します。