2023年4月以降入学の研究生、修士課程院生から受け入れがスタートします。ご関心のある方は、社会学研究科のHPや入試情報サイトをご覧のうえ、まずはメールでご連絡ください。その際、履歴書と研究計画書の添付をお願いします。また、他大学院ではなく特に本研究室を志望する理由を明示してください。地域福祉、社会福祉に関連するテーマでの明確な問題意識を有している方を求めます。


大学院ゼミについて

Graduate Seminar

実践と探求

当事者(と呼ばれる個々の人生の主体)や、地域・福祉の現場実践を基軸として考え、より良い社会のあり方を探求しようというスタンスを求めます。

理論や制度政策を検討する際にもそれは同様です。様々な状況にある子ども・若者、おとなはもちろん、地域の住民や団体、コミュニティ、NPOや企業、福祉現場、行政の方々などと積極的に出会い続けてください。

演習

演習はいわゆるゼミ形式で、参加者の報告とディスカッションを中心に進めます。

自分の問題意識やテーマを”研究”として探究するには、先行研究の豊かな知見から学ぶことが不可欠です。各自が文献と向き合って獲得した視点や気付きを報告し、ゼミで議論することを通して、自身の研究の立ち位置や目的、方法を明確にしていきます。

スキル向上

個々の問題意識や研究関心を大切にしながら、テーマを修士論文や研究報告として適切にアウトプットできるという到達点に向けて指導します。そのためには、文章力、アカデミックライティングのスキルが不可欠です。添削指導をしますが、主体的にスキル向上に励んでください。


修士課程での主な流れ

Main flow

1年目 春学研究の基本的な枠組みとスキルを理解して身につけます。
そのために、過去の修士論文や先行研究を輪読して、自らの研究関心と結びつけながら研究テーマを絞っていきます。
1年目 秋学期
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2年目 春学期
毎月の研究経過の報告とディスカッションを重ねながら、また個別指導を受けながら論文を書き進めます。
2年目 9月頃論文題目を決定
2年目 1月中旬修士論文の提出締切
2年目 2月中旬口頭試問を予定

社会学研究科の社会学専攻では毎月、大学院生が交代で研究進捗状況を発表する「合同演習」があります。担当教員以外に、様々な教員からまた院生同士で質問やアドバイスが出される有益な機会です。


大学院生の紹介

Graduate Students

2023年度 大学院生紹介

修士課程1年 島 祐貴さん

福祉現場で働く社会人院生。同じ地域の住民でありながら、障がいのある人が、地域社会から排除されがちになってしまうのはなぜか?「接触」(出会い、関わりの形)を一つのキーワードとして、偏見、差別の構造を検討し、誰もが対等な関係で自然と、共に生きるための方策を探究しています。