交野市森6号墳(鍋塚古墳)の測量調査の成果を報告しました。

 昨夏に調査した測量図面のデジタルトレースが完了いたしました。 完成した測量図により、等高線が後方部においてはっきりとした直線を描いていることが確認され、本墳が前方後方墳であることが確定的となりました。また、これまで全長67mとされていましたが、60m前後と推測されます。後方部の南西辺(隅角に近い箇所)に存在する方形の突出についても、その形状や規模が明らかになっています。後方部の形状は横長となり、近畿地方の前方後方墳のうち、後方部が横長になるものは比較的古相を呈するものとみられます。

 これらの調査によって得られた成果は、研究費をいただいた関西大学なにわ大阪研究センターにて3月7日(土)に成果報告を行いました。さらに、地元の交野古文化同好会において、4月25日(土)に「森古墳群の調査研究の歴史と現状」と題し、発表をいたしました。地元の関係者には、関西大学考古学研究室が交野市と共同で調査することにご理解をいただいております。今後は、本成果を踏まえ、発掘調査に向けて準備を進めてまいります。